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ピアノの鍵盤の押し方のコツと指の使い方&アーチの重要性
この記事は過去の記事に手を加え、さらに新しい情報を書き足したものです。また、いつものように動画を最後に貼り付けてありますので参考になさってくださいね。
今回のテーマは、ピアノの鍵盤の押し方と指の使い方のコツ&指のアーチの重要性についてお話ししていきます。
ピアノは弦楽器+打楽器➗2の楽器です。
ピアノを最初に教えた時に、初心者の方や小さな子供が鍵盤に向かってやってしまうことは「ピアノの鍵盤を押してしまう」という行為です。実はピアノの鍵盤は押してはいけないのです。ピアノというのは「弦楽器+打楽器➗2」の楽器です。ピアノの鍵盤は押すのではなく「響かせる」ことがとても重要です。
鍵盤を弾くときに、指を最後まで押し込む必要はない
ピアノの鍵盤を弾くときに、エレベーターのボタンのように「押してしまいたい」という気持ちになる人が多いようです。でも、ピアノの鍵盤の仕組みは、鍵盤を押すとハンマーが上がり、そのハンマーがピアノ弦を叩く、そして音が出るという仕組みになっています。
なのでそのハンマーが上に上がってくれるような弾き方をした方が良いのです。
下に押し込んでしまうと音は響きません。ベターっという音になってしまいます。
ピアノで響く音が理解できない人に「響く音を理解する」方法。
教室に通い始めたばかりの生徒さんは「ピアノが響く音」というのが理解できません。
そこで私が生徒にやってもらうことがあります。
お仏壇の鐘を響くように叩いてもらう(この場合は棒で)
カスタネットを叩いてもらう(どうやったら響くのか?)
お菓子の空き缶を響くように指で叩いてもらう
お菓子の箱を響くように指で叩いてもらう
ガラスのコップを指の爪で響かせてもらう(指の先でも良い)
これらの行為をしてもらいます。
これらのものを指で響かせるという感覚を身体の中で掴んでもらってから、「同じように鍵盤を使ってピアノの音を響かせてください」と言うと、ほとんどの生徒がピアノが響くという感覚を理解してくれます。
ピアノの中身はギターとほぼ一緒
ピアノの中がどうなっているかというと、ほとんどギターの中、つまりギターの弦の下の箱の中と同じなのです。
ギターは箱の丸い穴のところに弦があり、弦で音を出すことによってその音が箱の中に響いて「箱の中に響いた音が反響して」美しい音を出すことができます。ピアノも原理はほぼ一緒です。
「ピアノの箱の中に音が響いて音が出る」というふうに理解してもらっても構わないと思います(厳密にはちょっと違いますが・・)。
ですから、ピアノを弾くときにもピアノの箱の中に音が響くようにということを意識するだけで「ピアノを響かせて演奏できる」ようになります。
ぜひこのイメージをしていただいて演奏してみててください。
響く音が出せるようになるかもしれません。
ピアノの指はアーチが大事。まむし指は音を潰す。
最後に、ピアノの指はアーチがとても大切です。
このテーマについては別に記事を書いていますので、そちらも参考になさってください。
ピアノのまむし指を直し、第3関節を使えるようにする方法。(動画付き)
指の使い方&音の響かせ方についてのコツの動画はコチラ↓↓↓
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ピアノの幸せ配達人・Minna でした。
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