おやじの挑戦、50代で「ラ・カンパネラ」を独学・1年で弾けるようになった男性の話(前編)

50代で初心者が独学で「ラ・カンパネラ」を練習、2年でコンクールの予選通過を果たした男性。

 

今回はタイトルの通り、50代のピアノ初心者の男性が独学で「ラ・カンパネラ」に挑戦、1年で最後まで演奏できるようになった人がいます。

 

その方の名前は「徳永さん」と言って、YouTubeで「おやじ ラ・カンパネラ」と検索するとすぐに動画が出てきます。

 

その方は、1年で曲が弾けるようになった後、2年経過した頃には、ピティナのコンクールなどにも出場、今はそれから5年が経過し、つい先日、ピティナ(PTNA主催 ・全日本ピアノ指導者協会)のコンクールの予選を通過したそうです。

 

その男性はたまたま私がアップロードした練習動画を見てくださったことから、私がとても興味をもって、色々、根掘り葉掘り聞いてしまったのですが、快く答えていただいたのでその内容を紹介していこうと思います。かなり長い文章になってしまうので、2回の記事に分けてご紹介しますね。

 

私にとっても衝撃でしたが、おそらくピアノを独学で練習されていらっしゃる方や、40代、50代から初めてピアノに向かわれる方にとっても参考になる話なんじゃないかと思います。どうぞ、ご参考になさってくださいね。

 

この記事は、その方のお話をあまり加工したくなかったので、できる限り、私の質問に対して答えてくださっているそのままの文章をここに使っています。(もちろん、本人の許可をいただいております)

 

記事としては少し読みづらいかもしれませんが、その方が臨場感があると思い、このQ&A方式にさせていただいています。ご了承下さいませ。

 

 

初心者が「ラ・カンパネラ」を演奏するということ

 

まず、初心者が「ラ・カンパネラ」を演奏するということについてお話しさせていただきますね。

 

「ラ・カンパネラ」はリストの名曲でかなりの難曲です。リストは指が長い(手が大きい)ことで有名な作曲家なので、1オクターブ(ドからド)どころか、10度以上(ドから高いミまで)を同時に演奏するという楽譜も多く、さらに「跳躍」といって「指をあちこち飛ばなければならない」というテクニックも多いので、割と「リスト」と聞いただけで諦めてしまう人も多いのが実情です。

 

私自身、手が小さくてオクターブ届くのがやっとなので、ショパンでもかなりギリギリ・・・(汗)「リスト?あ、無理・・・」と思ってしまっている部分もありました。

 

ピアノのことがあまりわからない方に対して説明するのなら、大学受験に話を置き換えることもできるかもしれません。

 

例えば、ピアノの曲の難易度(難しさ)を中学、高校、大学の種類に分けるとすれば、「エリーゼのために」が中学生位の感覚で考えると、曲にもよりますが「ショパンのワルツ」くらいが高校生の感じ、その次に大学生レベル「ショパンのエチュード」(別れの曲)などがあって、リストの「ラ・カンパネラ」はその上かもしれない?くらいの難易度の曲です。

 

難易度というのはもちろん目安であって、「ラ・カンパネラ」のテクニックはその人にとってはそんなに難しくないけれど、「ショパンのワルツ」の方がその人にとってはものすごく難しいと感じる人もいるので、あくまでも、なんとなくの目安と考えていただければ良いと思います。

 

それにしても、全くピアノをやったことがない人が挑戦するには、ピアノを知っている人からすれば、ほぼ「無謀」とも言える選曲ではあるかと思います。

 

なので、ほぼ独学でその「ラ・カンパネラ」を演奏できるようになったという話を聞いて、私はとても驚きました。

 

 

 

ラ・カンパネラを演奏できてから、1年後の演奏と5年後の演奏(今)の違い

 

 

まずは、この方のYouTube動画をご覧ください。これは2013年6月の演奏です。練習を始めて1年だそうです。

 

それにしても1年かかったとはいえ、ひとりでよくここまで演奏できるようになったと、本当に感心してしまいました。

 

具体的にどうやって練習したのかなどについても聞いていますので、この後の記事でご紹介しますね。

 

 

 

 

これは、つい最近の動画、練習を始めて5年が経過したそうです。

 

 

この2つの動画を見比べるとよくわかるのですが、かなり脱力ができるようになってきていますし、何と言っても音の響きが全然違います。

無意識にでも、肩の力が抜けてきているのかもしれません。

そのあたりも含めて、色々と質問させていただきました。

 

 

52歳から独学でピアノをやろうと思ったきっかけと、なぜ「ラ・カンパネラ」だったのか???

 

 

ここからの文章は、私の質問に対して答えてくださっている文章をできるだけそのままここに転記してしています。

 

 

1.ピアノは本当に全くゼロの状態から始めたのですか?

 

 

ゼロではありませんが、限りなくゼロに近い素人です。

話せば長くなりますが私が高校生二年の40年前の時に付き合っていた彼女がいましたが、その彼女は小さい時からピアノを習っていて音大に行くか普通の大学に行くか迷って、私に相談しました。彼女のピアノは趣味程度の腕前だった様です。

 

私は彼女のピアノのレベルはチンプンカンプンなのでどう答えて良いのか分かりませんでしたが、
彼女に「1か月間だけ答えるのを待って」と言ってその時はそのまま帰りました。

 

 

その後、私の家は鍵盤楽器がないので、音楽の先生に頼んで(いつもピアノには鍵がかかっていました)彼女の為にピアノを練習したいので練習して良いですか?と相談して、昼休みの30分と放課後の1時間だけ鍵を開けてもらって独学で練習しました。

 

その頃、テレビ番組で赤い激流と言う番組があってて、主人公が毎朝コンクールに出て最後に優勝する番組の中で,1次審査が英雄ポロネーズ、2次審査がカンパネラ、本選がテンペストだったので、その3つの曲の中から「英雄」を選んで(クラシックのピアノの曲はこの3つしか知らないので)毎日、一時間半練習して1か月後に彼女の前で3ページだけ弾きました。

 

実は、この話は自分自身はすっかり忘れていた話なのです。何しろ、今から40年近くも前の話なので。

 

 

その彼女に「人間やろうと思えば何でも出来ない事は無いと思うよ。ピアノが好きなら頑張れ。」と私がそう言ったそうです。

 

そして、その横ではボロボロ涙を流して、一言「うん」と彼女は言ったそうです。

 

その時に上手に弾いたのか、下手に弾いたのか? 私自身は彼女の前でピアノを弾いた事すら忘れていたので、覚えてすらいないのですが・・・

 

今から5年前に、最初の「ラ・カンパネラおやじの挑戦」をアップした時は、本当に弾いた記憶が無かったので、初心者だと書いてしまったのですが、その後で、その時の彼女から1か月間だけ独学で(絶対先生からは習ってません)弾いてたと言われた時は、自分でも驚きました。本当にすっかり忘れてしまっていたのです。

 

 

YouTubeにアップロードした時に、「初心者」と書いてしまっていたので、実は少し悩みましたが、52年間の中の一か月だけで、その記憶すらなかったので、「大丈夫かな」と思って初心者のままでYouTubeには書いてあります。本当に独学で高校2年の1か月間だけです。

 

 

 

2,ピアノを始めた年齢はいくつからですか? 今からだと5年前???

 

5年前の52歳からです。

 

 

 

3,最初からラ・カンパネラしか練習しなかったのですか?

 

 

Q:最初から、ラ・カンパネラを練習していたのですか?それとも、初心者用の教材を何かされましたか?

 

 

最初からカンパネラです。カンパネラの楽譜は有りましたが、楽譜が読めなかったので、他の方がYouTubeでカンパネラのピアノの鍵盤が光っているのを演奏しているという動画をアップロードしてくれていたのがありましたので、その動画を参考に練習していました。

 

演奏の音に合わせて押す鍵盤が光る動画を見つけて、1音1音光ったら止め、光ったら止め、繰り返して押す鍵盤を覚えました。曲の音の長さはピアニストの演奏動画を聴いて覚えました。バカの様な嘘の様な本当の話です。

 

本当にカンパネラだけで、2年~4年の頃、カンパネラと併用して英雄、革命、幻想即興曲を譜読み程度の速さで弾いてました。

 

 

4,5年前の映像と今の映像を見比べると・・・

 

Q: 5年前の動画と今の動画を比べると、無意識か? 自然に身についたのか?誰かに教えてもらったのか?ちゃんと脱力ができるようになっているのがわかります。これって、誰かから指導されたのでしょうか?

 

誰からも教えられてませんが、高校の時の彼女からは「弾く時は玉子を握る様に弾くのよ」と教えられました。

 

脱力は無意識だと思います。最近ピティナの審査員もしている有名な作曲家の先生や色んな有名な先生達からもFBで知り合い、ユーチューブの最初の動画から5年物までの演奏を見て頂き最初から脱力が出来ていると言われ不思議に思ってます。(私は演奏の時、鍵盤をガンガン叩いているので、脱力は出来てないと思いますが・・・。)

 

 

私に興味を持って頂き有難う御座います。

 

私がカンパネラを弾き始めて、いろんな出来事がありましたし、カンパネラにまつわるいっぱい面白い話があります。

 

質問にはありませんが、ピアノを(カンパネラ)を弾き始めて2年でピティナの地方本選まで行けたのは嬉しかったです。この「なぜ行けたのか?」の話も先生やピアノをやっていらっしゃる人にとっては面白い話だと思います。追って、お話しますね。

 

(Q&Aはここで終わります)

 

20107.7.12 追記

 

続きの記事はコチラ ↓↓↓

おやじの挑戦、50代で「ラ・カンパネラ」を独学・1年で弾けるようになった男性の話(後編)

 

・・・・・・

このQ&Aのお話はまだまだ続くのですが、かなり長くなってしまうので次回の記事でまた紹介させていただきますね。

 

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2 件のコメント

  • こちらのビデオも、二つとも見せて頂きました。
    YouTubeの方のコメント欄でも、徳永義昭様が一つ一つ丁寧に返信されてるも
    スゴイですね。
    グランドピアノを買っちゃうってのも、スゴイし、
    奥様がピアノの先生と言うのも、スゴイ!
    スゴイだらけです(笑)。
    ワクワクしながら、後編を読みますね。
    ありがとうございます!

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