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ピアノ演奏の指で第3関節を意識して!という言葉をご説明します。
このサイトでは、これまでにもなんどもピアノを演奏する時には「指の第3関節がとても大切な機能」を果たしますというお話を何度もしてきました。今回も、内容としては同じ内容をお話しするのですが、角度を変えてお話しすることで理解が深まる場合もあるかと思い、もう一度、別の角度からお話ししたいと思います。
いつもと同じように、この記事の最後に動画を貼り付けておきますので、そちらの動画も参考になさってくださいね。
ピアノで、第3関節に注目が集まったのは最近のこと
昔からピアノをやっていらっしゃった方は、第3関節を使うということに抵抗があるかもしれません。
なぜなら30-40年前から(日本という国で)ピアノを習っていらっしゃる、もしくはそういう方に指導されている方は、「脱力→手首の力を抜く」というイメージでピアノ教育をされいるからです。
これは、何が良いとか?何が悪いとかいうことではなく、強いて言えば時代の流れというか?学問の進化というか?そういうものなので、受け入れるしかないですね。
とは言え、ピアノの演奏を研究して行くと、いろいろな事実が浮かび上がってきます。
そのひとつが「指の第3関節の使い方」です。
今回は、第3関節がどれだけ重要な役目を果たしているか?を、今回の記事と動画でご説明していきたいと思います。
理論を学んで行くと、事実に気づかされることがある。
セイモアのピアノの本という本があります。
価格もちょっとお高めですが、とても良い内容が書いてあります。
一般の方なら中級者以上、指導者の方にもオススメですし、学習者の方で大人の方なら音の響き方とピアノの関係を学ぶには最適の本だと言えるでしょう。
私自身は、アレクサンダーテクニックのピアノの解説がいちばん腑に落ちるのですが、このセイモアのピアノの本もかなり良い感じで腑に落ちる内容の本だと思っています。
この本の中には、第3関節が重要な役割を果たしていることや、手(指)でドームを作っていきましょうという具体的な内容に触れています。
アレクサンダーの本(「ピアニストならだれでも知っておきたいからだの本」)よりも視覚に訴えていて、わかりやすい内容なんじゃないかと思います。
もし、ピアノと身体のことを学びたいのであれば、どちらの本もオススメの本だと言えるでしょう。
指の第3関節がピアノではどんな働きをしているのか?
ピアノを演奏するときに、私の教室に長く在籍している生徒さんでも第3関節がいつまでも使えない生徒さんはたくさんいます。
理由は、本人の脳が理解していない(納得していない)ことと、自分自身で繰り返して脳に刻み込んで行くという作業を繰り返していない点にあります。
この動画では、
1、なぜ第3関節がピアノ演奏に重要な役割を果たすのか?
2、1を理解しても、なかなかそれが身体に定着していかない理由は何なのか?
3、どうすれば身体に染み込ませて、自分のものにできるのか?
といった内容を、詳しく説明させていただいています。
「第2関節、第3関節、手首」を支点とした時の力のかかり具合を検証
実験では、
1, 第2関節を支点にする
2, 第3関節を支点にする
3, 手首を支点にする
上記の1、2、3を背中を押してもらうことで再現しています。
動画でお分かりだと思いますが、第2関節と手首を支点とした場合は、私の背中を押してもらった場合に私の身体は簡単に動いてしまいますが、
第3関節を支点とした場合だけは、ピアノと指の接点と、第3関節の間がいわゆる「突っ張り棒」のような役割を果たすので、後ろから強く押されても前に動くことはありません。
つまり、これをピアノ演奏に置き換えた場合は、その音が抜けることなくしっかりと響いてくれるのです。(動画参照)
第3関節を常に使えるようにするには日常の意識が大事
動画の中でも同じように説明していますが、使う筋肉を変えるということは人間にとってはとても難しい行為です。
その人が良いとか、悪いとかいうことではなく、脳の仕組みがそうなっているので仕方ないと言えば仕方ないことなのです。
具体的に言えば、脳は3歳児くらいの知能だと思ってもらえば良いと思うのですが、
いつもAというお店でパンを買っていたとして、「今日からBというパン屋さんでパンを買ってね!」と伝えたとしても、言われたことさえ覚えていられなくて、やっぱりAのパン屋さんに行くということが往往にしてあるのです。
でも、仕方ないとはいっていられないので、どうすれば良いのかというと・・
3歳児をトレーニングするように、間違えたら直す、間違えたら直すを繰り返して行くしかありません。
良い悪いではなく、トレーニングをして変えて行くしかないのです。(詳しくは動画で説明しています)。
動画でもご説明させていただいていますので、ぜひご参考になさってみてください。
動画でもご説明しています。
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今日も訪れていただき、ありがとうございました。
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