目次
ピアノの音を響かせるための、正しいピアノの椅子の座り方とエクササイズ、やり方。
前回の記事で「綺麗な音が出せないのは「ピアノの椅子の座り方」に原因があると言うお話をしました。
理論編(その理由)に興味がある方は、↓↓↓。今回は具体的に座り方を直すエクササイズをご紹介します。
前回はそれに関する理由(理論や理屈)の説明ばかりになってしまいましたので、今回は具体的なやり方をいくつかご紹介します。
自分の坐骨を見つける(探す)ことができますか?
私が実際のピアノレッスンを行なっていてたびたび感じることなのですが、生徒さんが自分の「坐骨を探すことができない」ということです。坐骨が見つからなければ、坐骨を立てることもできませんね(笑)。
子供でもできる!坐骨を見つける方法
ここで子供でも簡単にできる「坐骨の探し方」のやり方を3つほど紹介します。大人・子供に関わらず、どの方法が一番理解しやすいかが変わってきますので、どれかぴったりくるものを見つけてくださいね。
1,坐骨だけを使って(お尻)1メートルほど歩いてみる。
上の図のように、床の上に体育座りをします。そのままお尻の骨(坐骨)だけで前に1メートルほど歩いてみます。またそのまま1メートルほど下がってみると良いトレーニングにもなります。
その後、ピアノの椅子に座るとお尻の下にボコッと出ている骨があります。これが坐骨です。
2, ヨガボール(26センチ)の上でのバランス方法
- ヨガボール(直径26センチほどのもの)を利用します。この空気を7〜8割位にします。
- 床の上にボールを置き、その上に腰掛けます。
- 両足の裏を身体の前、中央で合唱するように合わせます。
- つまりボールの上でバランスを取ると言う感じです。
- その後、床に座ってみると坐骨を感じられるようになります。
私が使っているヨガボールはこれ↓↓↓
←こちらから購入できます。
3,ヨガボールの滑り台
これもボールを使った方法です。上記のダンノ(OVER)ボールがおすすめです。
- ボールに空気を半分ほど入れ、椅子の上に置きます。
- その上に座ります(できるだけ椅子の奥にボールを置きます)。
- ボールの上に乗ったまま、滑り台のように滑り落ちてきます。
- そうすると坐骨が刺さった状態で椅子の上に座ることができます。
4,お辞儀で坐骨を捕まえる方法
お辞儀をしてみます。その状態でお尻に手をやるとお尻の中に坐骨を見つけることができます。その坐骨を逃さないように身体を起こします。これはちょっと難しいので大人の方の方が良いでしょう。
4,お尻の肉を自分で後ろに引っ張りあげる
この方法、道具を使いません。感覚で行いますので子供には難しいかもしれません。椅子に腰掛ける時に、お尻の後ろ側に手を回し、自分の手のひらを使ってお尻の肉をかき分けるように椅子に腰掛けます。
100円ショップのヨガボールでも代用できます。
上記のボールを使ったエクササイズ(練習方法)は100円ショップで購入できるヨガボールでも代用できます。ただ、100円ショップのボールは別に空気入れを買わなければなりません。また空気を入れたり抜いたりもいちいち空気入れを使用しなければならないのです。手間がかかると言うことは「やらなくなってしまう可能性が高い」と言うことがあります。
家庭にあるミシンが良い例ですが、ミシンを常に使える状態で置いてある家庭であればミシンを使う回数が増えると思うのですが、ミシンを片付けてしまう家庭だと、ミシンを出す手間がめんど臭く感じてしまって、なかなかミシンが使えなくなってしまうのです。皆様にもそんな経験はありませんか?
ダンノのヨガボールは1000円位のものですので、1年しか使用しなかったとしても月単価は80円程度、2年使えば月に40円程度。
私の場合は、生徒さん全員にこれを購入してもらってピアノの練習だけでなく「勉強する時」「食事をする時」「テレビをみる時」など、どんな時でもトレーニングできるように使ってもらうようにお願いしています。そうすれば月80円の投資でも充分に元が取れるはずです。
皆様も、正しい椅子の座り方をマスターしてぜひピアノの美しい音色を手に入れてくださいね。
今回の記事もアレクサンダーテクニック『ピアニストなら誰でもしっておきたい「からだ」のこと」の本の情報が元になっています。
興味がある方はこちら →
写真をクリックするとAmazonに飛びます。 →
・・・・・
あなたがピアノで幸せになるのをお手伝いしています。
今日も訪れていただきありがとうございます。
コメントを残す