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PTNA(ピティナ)ステップに参加、大人の生徒さんが「オールA+S」の成績でした。
先週末、私の教室の大人の生徒さんがPTNA(ピティナ)ステップに参加し、素晴らしい成績をいただくことができました。
正直いうと、生徒さんも私も、ちょっと悔しい部分はあったのですが、それでもオールAはなかなか取れる成績じゃないらしいので、良かったです。
また、その生徒さんは「自分は出来ない」と思ってしまうタイプの方だったので、今回のこの成績をいただいたことで自信が持てるようになったんじゃないかと思うのです。
今日は、今回このピアノステップに初めて参加した男性の大人の生徒さんのお話をしていこうと思います。
全くのゼロからのスタート、丸3年が経過して初めてのステップに参加した男性の生徒さん
その生徒さんは男性で、40歳位の方です。私の教室に入られてから3年が経過しています。ピティナ・ステップへの参加は初めてでしたが、人前での演奏は初めてではありません。これまでに私の教室の発表会にも2回出演して、人前での演奏は2回ほど経験されています。
ちなみにこの生徒さんが使っている教本はメトードローズ教本(幼児用)下巻とバーナムピアノテクニック1です。
この男性は、形だけなら「エリーゼのために」は演奏することができます。また、教室の発表会であればベートーベンのエコセーズも練習していますので、これらのちょっと難しめの曲でも演奏ができないわけではありません。
ただ、ピアノ検定となると審査員による審査が行われますので、今回、自由曲に選んだのは「チャイコフスキーのフランスの古い歌」です。
そして、課題曲はメトードローズ(幼児用)下巻の中から、前半のものを選びました。
実は、このチェイコフスキーのフランスの古い歌は、この生徒さんは形だけなら1年半以上前には形だけは出来上がっていました。
でも、本当に形だけです。譜読みが終わった状態という感じです。そこから、飽きてしまうこともあるので、曲はベートーベンの「エリーゼのために」や「エコセーズ」なども練習していました。
ピアノ初心者の方の場合、どうしても形だけで進みたくなってしまうというピアノのメンタル的な成長が追いつかないという部分がありますので、難しめの曲もやりつつ、易しい曲もやりつつ、バランスをとりながらレッスンを進めるという感じになってしまいますね。
70歳、80歳以上の高齢の生徒さんも大勢PTNA(ピティナ)のステップに参加しています。
ピアノステップの場合は、毎回そうなのですが、ある程度のレベルが揃うようにプログラムを作ってくれています。
まだ私が会場に到着する前に、その生徒さんとメールのやり取りをしていたのですが「自分より上手そうな人ばかりで、こんな下手な奴が参加してるのかと思われちゃいそうな氣がするんです」というメッセージを受けたり、「あらら、演奏を指定もいないのに、勝手な自分の妄想で凹んでどうするんですか?」とお返事をしたりしていました(笑)
実際の演奏が始まってみたら、うちの生徒さんよりも上のレベル(級)で挑戦している人はほとんどが、キャリアがない状態の方ばかりで、「ピアノを始めて数ヶ月です」という人もいましたし、舞台での演奏経験がない方は、やっぱり緊張がものすごくなってしまうようで、ミスも多かったりしていました。
人前での演奏は、経験を積む(回数をこなす)しかありませんから、慣れるしかないですね。
他には、ご高齢の方が「今年で10回目の出場です」など、演奏を楽しんでいらっしゃいました。ご高齢の方がこういう舞台での演奏を楽しんでいらっしゃるって素敵だな・・・と思ってしまいました。私もああなりたい(^^)
演奏終了後に、他の指導者の方々から褒められてとても嬉しかった話
演奏終了後の休憩の後に、私とその生徒さんが話しをしていたら、ふたりの他の教室のピアノの先生に別々に、「今の演奏素晴らしかったですね」と褒められてしまいました。
「特に音が素晴らしかった」と言われたのは(私のことじゃないんですが 笑)ものすごーーく嬉しかったです。こういう瞬間って、教えていて、とっても嬉しい瞬間です。
あと、おまけのお話なのですが、私が演奏を聴かせていただいたご高齢の女性とすれ違ったので、「さっきの演奏素晴らしかったですね」とお声をお掛けしたところ、70歳になってからピアノを始められたとのこと。
10年続けていれば好きな曲も出来てくるし、楽しいわとおっしゃっていました。また、同じ舞台に立っていらした方は80歳を過ぎていらっしゃるとのことで、こういうお話ってとっても良いですよね。
評価は良かったけど、ちょっとだけ悔しさが残りました。
PTNA(ピティナ)・ステップの成績のつけ方をご紹介しますね。
審査員の先生が3人いらっしゃって、その先生方が S、A、B、C、Dの4段階の成績をつけていきます。
Dの場合は不合格なのですが、私は不合格という話は聞いたことがありません。標準的な演奏であまり間違えない場合はBという成績が多いです。オールAというのは、3人ともAをつけてくれたという意味になります。
Sの評価ですが、ピティナ・ステップのお手伝いをしている先生からの情報だと、Sという評価はなかなか出ないと聞いています。私の生徒さんの場合は、Aがいちばん多く、Sも珍しいというわけではありません。
ちょっと悔しいと思ったのは、自由曲の方が課題曲よりも仕上がりが良かったと思っていたのですが、Sをもらったのが自由曲だったのです。
課題曲の方もSが1つくらい付くかな?という気持ちもあったので、んーー ちょっと残念。でも、評価というか?感じ方は人それぞれなので、審査員の先生が違う先生たちだったら、A A Bだったかもしれないし・・・という部分もありますので、ヨシとしましょう。
当日の演奏の動画を撮影してきたので、次回のレッスンでその生徒さんと動画を見ながら反省会をしようと思っています。その生徒さんの許可が降りたら、YouTubeで紹介させていただくかもしれません。
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あなたがピアノで幸せでいられるのをいつも応援しています。
今日も訪れていただきありがとうございました。
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