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脱力セミナーで上達した大人初心者
今回は、ピアノに触らずに短期間でピアノ演奏が急激に上達した大人初心者の方のご紹介をさせていただきます。実はこの方の上達は意図してそうなってしまったわけではありません。たまたま色々なことがあって、わずか1ヶ月ちょっとの期間だけで練習もほとんどしていないのに。結果としてそうなってしまった言わば「副産物」のような感じでそうなってしまったのです。その秘密についてお話ししていきますね。
ピアノ脱力セミナー参加だけ。最短で上達!
この大人初心者の方の正体を先に明かしてしまいます。それは、セミナー講師のひとりでもある『さやか先生」です。
さやか先生は、以前にこのサイトでもなんどもご紹介していますが、元々はバレエのコンペティターでした。難関私立大学の法学部を卒業後、バレエの指導員として数年勤務ののちヨガのインストラクターの資格を取得、現在は身体からのアプローチだけでなく、心からのアプローチも行うセラピストとしても活躍されていらっしゃいます。
そのさやか先生が私(Minna)の脱力セミナーのお手伝いをしてくださることになり、皆さん、ご存知の通り過去3回のセミナーで参加者の皆さんに身体の使い方をレクチャーしてくださいました。
また最近ではセミナーはもちろんのこと、動画でもよく活躍してくださっています。
エチュード(練習曲)もテクニックも練習せずに
さやか先生は、実はピアノに関しては「入門者」です。
さやか先生に対するピアノレッスンは月に1回。指導者の立場の私からすれば、上達に欠かせない練習曲やテクニックの学習も進めたい気持ちはあるものの、これは私の考えなのですが「本人にやる気がなければやっても無駄」という基本的な考えがあるので、さやか先生に対しては曲のレッスンしか行っていません。
というのは、ピアノレッスンをスタートするにあたって
1.楽譜を読めるようになりたいですか?
2. ピアノ曲を綺麗に弾きたいですか?
この2つの質問をしたのですが、答えが「 No, 弾ければ何でも良いです」というものだったからです。
ですから、1曲のレッスンしか行っていないのです。
色々お伝えしたいことはたくさんあるのですが、まぁ、とにかく1ヶ月半の期間の違いだけの演奏の変化をごらんください。
動画は3本繋げてあります。
1、2017年 9月28日 練習発表会 (練習2週間で舞台に立つ)
2, 2017年 12月21日 レッスン日に撮影(その間、レッスンは1回のみ)
3, 〃 「ニコちゃんグローブ」を装着しての演奏
練習せずになぜこんなに上達したのか?
前述のお話や動画を見て、あなたは何を感じましたか?
この話の裏側、そして秘密をご紹介していきますね。
やりたい気持ちが強ければ何でもできる?
最初の動画は2017年9月28日に撮影したものです。
さやか先生がピアノをスタートしたのは、確かその前の5月くらいだったと記憶しています。ところが実は、私はさやか先生のライフコンサルタントいうのも並行してやっているので、月1回のレッスンは、ピアノレッスンではなくコンサルで終わってしまうということも多かったのです。(汗)
その後、私の教室の練習発表会の開催が決まり、さやか先生はそれに向けて別の曲を練習していました。ところが、発表会の2週間前になって「今から曲変えても良いですか?」と言われ「自分が頑張れるなら良いんじゃないですか?」とお返事をしました。
そこからのさやか先生の猛ダッシュはすごかったです。
本人曰く、楽譜が読めないのでYouTube動画を徹底的に見て研究して、指の動きをマスターしてそれを真似て練習したとのことです。
(私たちは、これを「徳永方式」と呼んでいます(過去のメルマガ(50代でラカンパネラ挑戦した男性の話)にその内容が書いてあります)
そんな日々の中で、さやか先生からいただいたメッセージは、「昨日、9時頃からピアノの練習始めたんですけど、気がついたら夜中の1時近くになっちゃってましたー」というものでした。
また、この時点では、さやか先生はピアノを持っていなかったので、キーボードをお貸しして、そのキーボードだけで2週間頑張ったようです。
その結果が、この動画の最初の映像です。
”練習せずに上達”の秘密とは?
その後、私たちのセミナーが3回(10月8日、11月19日、12月17日)催行されました。
この動画の後ろ2本の撮影の前に、1回だけはレッスンをした記憶がありますが、それ以外のレッスンはしていません。ただ、レッスンをして感じたのは、さやか先生の指の筋肉がかなり進化していたことは強く感じていました。
実は11月に私とさやか先生と10日間ほど一緒に行動していた時期があり、その時に指の使い方や指のアーチ、肘の使い方などはレクチャーしていたのです。
また、同時に私たちは、ど素人の人でも美しい音を自分で感じられる方法として「カエルグローブ」と「ニコちゃんグローブ」の開発も行っていましたので、そんな情報もさやか先生の脳にインプットされたのだと思います。
12月のレッスンで演奏があまりにも上手になっていたので、その秘密をさやか先生に聞いたところ、
・3回のセミナーで 色々な人の演奏と姿勢とその音をずっと見ていた
・マリサ先生のセミナーでの演奏を研究して真似をしていた
・Minna先生から手の使い方を教えてもらっていたのでどうしたら自分でできるか?研究してトライしていた。
・そして、この1ヶ月半の間でピアノに触ったのは合計10時間くらい
・つまり”脳へのインプット”と、ピアノを使わない指の使い方を繰り返した
という事実を教えていただきました。
”ニコちゃんグローブ”でさらに音色が進化中
さやか先生の動画の最後に付け加えたのが「ニコちゃんグローブ」を装着しての演奏です。
同じ日、12月21日の演奏の音と聴き比べていただければお分かりだと思いますが、特に高音部の音は明らかに「音の質」が違うというのをご理解いただけると思います。
さやか先生の場合は、ご自身の努力もあって2と3の指(人差し指と中指)に関してはかなり鍛えられていて、マリサ先生や私の指を比べても、2と3の指はニコちゃんグローブ装着による音の変化が、わかりにくくなってしまっています(つまり、もうグローブなくても綺麗な音が出せるように指が仕上がってきてしまっています)。
ただ、まだ高音部の4と5の指(薬指と小指)に関しては、音の違いが、この動画ではっきりと聴き分けられると思います。
「自分基準値」の最高の良い音を求めるために
歌の世界で言われていることですが、私たち人間は頭蓋骨が違うので声の響きがそのサイズや形によって変化するので「同じ声の人がいない」のだそうです。
つまり、「良い声で歌う」というテーマを探求しようとした時に、答えは「人によって違う」ということになるのです。
私はピアノもまったく同じだと思っています。
私たち人間は、それぞれ骨の太さ、骨格、体の硬さ、筋肉の質etc…それらが微妙に違うので「美しい音、綺麗な音」も人によって違うのです。
そしてそれは、どれが良い、どれが優れている、どれが劣っているということでもないのです。「みんなそれぞれに良い!」のです。
でも、もっと音をよくしたい、自分の納得する演奏をしたい!と思うのは学習者である方なら誰でもが持つ「当然の意識」です。
この当然の意識を満足させるためには、その人がその時点で出せる素敵な音を自分で体感するしかありません。
そこで私たちが考え出したのが、「ニコちゃんグローブ」と「音ガエル」です。
実は、私やマリサさんの門下生、またこれまでのセミナーでもお配りしていて、結果は立証済みです。
メルマガ読者様からも販売希望が出されているので、商品として近いうちにご案内する段取りを整えています。
販売の体制が整いましたら、このメルマガでもご案内させていただきますので、もうしばらくお待ちくださいね。
また、新しい形のセミナーをどう提供していくか?スタッフ全員で話し合いを行ってきました。そして、やっとその形をご紹介する段取りが整いつつあります。
まだご紹介できる「案内」を作ることができていないのですが、2月以降から定期的に1dayセミナーを実施していくことが決まりました。
これに関しても、またメルマガで優先案内させていただきますね。
幸せピアノメールマガジンやっています。
「幸せピアノ」メールマガジンのご案内。美しい音、幸せマインドetc….
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