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フジ子ヘミングさんのコンサート。プロピアニストもミスをする!

ピアノ演奏、間違えたって良い。納得いく、素敵な演奏をする方法は?

 

 

プロピアニストのフジ子・ヘミングさんの語録の中に「間違えたっていいじゃない、人間なんだから・・」というのがあります。

 

私がフジ子・ヘミングさんのことを知ったのは、もうだいぶ昔のことです。15年?前?それ以上??覚えていないほどだいぶ前のことになってしまいました。

 

テレビでフジ子・ヘミングさんの紹介をしていました。ものすごく苦労した方で壮絶な人生を歩み、海外へ渡って暖もない場所でピアノを弾いていたとか??その辛さが演奏に出るのか?彼女の演奏を聞いた人は必ず涙が出るという内容の番組でした。

 

 

コンサートで私の涙が出ないわけって・・・??

 

私がフジ子・ヘミングさんのフジ子・ヘミングさんのコンサートに行ったのは4〜5回ほど。その涙が出る演奏というのにとても興味があって「どんな音なんだろう??」と興味津々・・・。

 

ところが、残念ながら涙は出ませんでした。なぜ????

 

実は私もちょっと壮絶な人生を歩んできたと自分では思っている部分があって、自分自身の深層心理の中に、「そんなの全然辛くないじゃない??」っていう部分があったのか?それとも椅子の場所が悪かったのか???(その時はそんなに良い席じゃなかったので)

 

そんなモヤモヤした気持ちもあり、2回目はあえての「S席」を選択。

その時には華道家の假屋崎省吾さんもそのコンサートに来られていて(その時の舞台のお花が假屋崎省吾さんだとか)、ちょっと気になったりもして・・。

 

でも、S席という素晴らしい席を確保したにもかかわらず、私の涙は出ませんでした。orz…

音と感情の共感がなかったのか?

 

人間には「共感覚」というものがあり、同じような空気とか?波動とかで心が一つになったり、共感し会えたりするっていうのは研究でも実証されています。

 

例えば、コンサートでみんながハッピーな気持ちになったり、ワクワク気分になったり、映画を観てその空間はリアルじゃないって分かっているのに涙が出たりetc…

 

絵画や詩なんていうのにも「共感覚」を感じられるのは、学問的に立証されているされていないに関わらず、なんとなーーく感覚的に「うん、確かに・・」って思うところもあります。

 

そういう意味では、私自身はフジ子さんの音に共感を得られなかったのかもしれませんんね。(汗)

 

 

フジ子さんが下手くそと言われることに疑問?

 

 

フジ子・ヘミングさんのピアノが下手だというのは、あちらこちらで聞かれるんですが(興味がある方は「フジ子ヘミング 下手くそ」で検索かけてみてください。たくさん出てきます)、その理由が私にはちょっとよくわからない部分もあります。

 

リストの「ラ・カンパネラ」はフジ子さんの代表曲でもあるのですが、だいぶ前にあるサイト(ブログだったか?個人のサイトでした)で、「フジ子さんはゆっくりとしか弾けないから下手くそ」と書いてある記事を見たことがあります。

 

これについては、正直、この文章を書いている人はピアノを弾く人なんだろうか?というのが私の印象です。

 

というのは、ピアノを弾いている人なら分かるとは思うのですが、「ゆっくり弾く」って「めっちゃ難しい」のです。

 

私も速い曲を練習する時に、一度速く弾けるようになってしまった曲をわざと「ゆっくり練習する」という練習方法があるのですが、これがかなり難しい。

 

指は速いっていうのに慣れてしまっているので、逆に速い!っていう状態にしたくなってしまって「なかなかゆっくり弾けない」という事実があります。

 

また、ゆっくり弾くとボロとか、ミスとか、音が汚いとか目立ってしまうっていうのもあるんですよね。逆に速く弾く方が誤魔化せるというか・・(笑)

 

 

フジ子・ヘミングさんが公園で踊っていた??

 

5年ほど前だったか?江戸川区のホールでのフジ子・ヘミングさんのコンサートに行ったことがあります。

 

フジ子のお母様のお墓がこのホールの近くにあってフジ子・ヘミングさんも江戸川区に親しみを感じているとか・・。

 

実は私の出身も江戸川区でそういう意味で親しみを感じたのを覚えています。

 

そのコンサートの当日、コンサートが始まる前にホールの近くにある親水公園に行きたくなって私もそこで散歩をしていました。

 

そこへ、なんだか不思議なおばあちゃまがフラフラと踊るというか?漂うというか?流れるというか?そんな感じで歩いていました。歩くというよりも踊っているようなイメージ。

 

 

よーーーーーく見ると、なんとフジ子さん。私は遠くから「わぁ・・・・」って思っただけですが、自然の中で溶けちゃうんだなぁ。。と感じたのを覚えています。

 

ピアニストさんだって、密かに”間違えている”

 

 

フジ子・ヘミングさんのコンサートで驚いたことの一つに、途中休憩の「トイレに出演していたフジ子さんが入ってきたこと」です。

 

え??あり??? 舞台にいた方が一般ピーポー(people)と同じトイレに入っちゃうの???(驚)

 

そうなんです。フツーに私たちと同じようにトイレに並ばれていました(笑)

 

そして、さらに驚いたことに、お客さんのひとりが「今日も素晴らしい演奏をありがとうございました」と声をかけたのですが「いえいえ、間違いばかりなんですよ」とあっさり。

 

「え?いいんだ、それ、ここで言っちゃって。(管理人の心の声)」でも、そうやってアッサリ言えちゃうっていうのが逆にプロなんだろうなぁ・・とも感じました。

 

私は「先生なんだから間違えちゃいけない!」って勝手に自分で自分を追い込んでいた時期もあったし、逆に「人前で間違えてるなんて言っちゃいけない」って勝手に思いこんでいたこともあったので、その苦しみは自分で勝手に作り上げてたんだなぁ・・と今はそう思えるようになりました。

 

あれほど大勢の人の前で、それもかなりの高額なお金を頂いてコンサートしている大物?のプロのピアニストさんだって、間違えているんだから、演奏家じゃない私がミスするのは当然なんだよな・・・と自分に言い聞かせていたりします(笑)

 

・・・・・・・

 

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