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ピアノの音が揃っていないと言われたけれど、それってどういう意味?
ピアノレッスンをしていて先生から「ピアノの音の粒がそろっていない」と言われてことはありませんか?この「音の粒を揃える」という言葉の意味はご存知ですか?そして、どうやったらそれを治せるのか?ということもご存知でしょうか?今回は、この「ピアノの音の粒を揃える」という内容についてお話ししたいと思います。この記事の最後の方に動画での説明も添付していますのでよろしければ合わせてご覧ください。
ピアノの音はネックレスのビーズと同じ。大小が混在していたらカッコ悪い
ピアノの「音の粒が揃わない」という意味についてお話ししますね。
例えば、16分音符で「ドドドド」とドを4回続けて演奏したいと仮定します。
この「ド」1つが真珠のたまだったとしたら、大きい真珠、小さい真珠、中くらいの真珠と、同じ大きさではなく微妙に違う大きさの真珠が4つ繋がってしまった場合、どの音の粒が揃っていないという表現をします。
文字にすると、「ドドドド」←こんなイメージです。
道路で言えば、ボコボコのところもあり、平らなところもあり、ザラザラしたところもあり・・・みたいな感じ?
ピアノの音は、粒が揃っていて初めて美しい演奏と言えます。また、この粒を揃えて弾くというのがピアノでいちばん難しい部分でもあります。
ピアノの音も気づかなければ直せない!!!
この粒が揃っていないという現象ですが、実はピアノ歴が浅い人ほど「気づかない」という現実があります。
耳がまだ育っていないので、ドドドド ←これくらいの違いだと気づかないのです。 このドの文字の大きさは微妙に違います。同じではないのです。気付く方もいるでしょうが中には気づきにくいという方もいらっしゃるのでは?と思います。
ピアノの音も同じで、長年ピアノをやっている人は音のボコボコ感(粒が揃っていないという感じ)がわかるのですが、実は自分で出した音なのに本人は気づいていないという場合があります。これは治すのは無理です。いくら伝えても気づいていないものを治しようがありません。まずは「気づく」、これが第一段階です。
その数に合った文字を当てはめて練習してみる
治す方法ですが、「自分で出した音を自分でよく聞く」。これが特効薬です。気づけば治ります、当たり前ですが気づかなければ治りません。当たり前です(笑)
気づいているのなら、次は治すことを考えます。
治したいのが「16分音符」だとしたら1拍分の中に4つの音が入る」という意味になりますから、1拍の中に4文字を入れてみます。
子供の生徒に人気があるのが家族の名前です。お父さんの名前が4文字ならその名前を入れて、名前を言いながら弾く練習をしてみます。4文字なら何でもOKです。「サイコロ」でも「さいとう」でも何でも良いです。1拍の中に4文字の言葉を入れてそれに合わせてピアノを弾くという練習をします。
もし、8分音符なら2文字なので「タコ、イカ、モモ、ナシ」etc…. 自分が練習が楽しくなるように考えても良いでしょう。
以前、レッスンで「ポケモン、ポケモン、ゴー、ゴー」と練習用のリズムを自分で作った生徒もいました。確か「16分←ポケモン、8分音符←ゴー 」だった記憶があります。
練習も楽しくできるように工夫できると良いですね。
粒を揃える練習方法、わざと大小をつけてバランスをとる
もうひとつ練習方法をご紹介します。
次の段階に進むことができたら、「ドドドド」を同じにすることを考えるのではなく、
わざと、
- ,長いド 短いド 長いド 短いド を練習します。つまり、ドードドード〔タッカタッカ)のリズムで弾きます。
- 今度は逆、短いド 長いド 短いド 長いドを練習します。ドドードドー(カターカター)のリズムで弾きます。
- 多分、1か?2のどちらかが苦手なはずなので、苦手な方をたくさん練習する。
- 最後に普通にドドドドと弾いてみる
この1から4の作業で一時的には綺麗に弾けるようになります。
ただ、これもマッサージや整体と同じで一時的にできるようになっただけなので身体には染み込んでいません。次の日になったら元に戻っていると思います。ですから、その次の日もまたその次の日も同じように繰り返します。
動画が身体に定着するまでに「3週間の日数が必要」だと言われています。
最低でも3週間は続けて練習してくださいね。できれば2−3ヶ月は続けた方が良いです。
同じ内容の動画(レッスン動画)を公開しています。
今回は、ピアノの音の粒を揃えるというテーマでお話をさせていただきました。
お役に立てたら嬉しいです。
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