ピアノde幸せコンサルタントのMinna です。
今回は、ピアニークというピアノ演奏上達グッズを使用しての体験談をお話ししようと思います。
目次
練習グッズのピアニークってどうなの?
ピアニークというのは 、アレクサンダー系のピアノ姿勢上達グッズで、ピアノを弾く時に椅子の上で使うと楽に演奏できる姿勢を保つことができるという座面シートのようなものです。
今回は、レンタルで借りられたのでその使い心地についてご紹介します。
私自身も試しましたし、私の生徒さん、他のピアノの先生、そして他の教室の生徒さんたちにも使ってもらい、感想などもいただいたのでその内容をご紹介していこうと思います。
最後までよろしくお願いします。
ピアニークに触ってみた!
ピアニークの現物はこれです。
借り物なのでビニールに入ったままで 失礼させてください。
このような固い板の上にフカフカのクッションが乗っているというものです。
実は、私自身が、2015年か2016年ぐらいからこれと似たような物というか?機能としては同じものが存在することを知っていました。
それが、バックジョイというものです。
他の記事で紹介していますので、この記事も参考にしていただければと思います。
このピアニークの存在を知った時に、ピアニークの紹介のサイトでその説明を読んだ時に、「あ、バックジョイと同じだな・・」って思ったんです。
ただ現物を見ていないこともあり、確信が持てない部分もありました。今回は、実際に手に入れて使い心地も試してみましたのでその違いを説明していこうと思います。
バックジョイで演奏が変わる!
まず、バックジョイから説明していきますね。
バックジョイについては前掲の記事で紹介していますので詳しい説明は省きますが、簡単にお伝えすると価格は3800〜6500円位?(商品や大きさで若干価格が異なるようです)
バックジョイもピアニークも以下に商品のURLを貼っておきますのでそちらでご確認ください。
ちなみに、バックジョイの販売もピアニークの販売も(私とは)何の縁もゆかりもありません。
ですから、買っていただいても買っていただかなくても私には全然関係ないことです(汗)。
なので、こちらがいいとかこちらが悪いとか一切申し上げられない立場ではあるのですが、
実際に、使ってみてというお話をさせていただこうと思います。
ピアニークってどういうもの?
ピアニークもバックジョイもどちらも機能としては同じです。
どういうものかと言うと、座面の下が不安定な感じになっています。
お尻の下が丸い洗面器の底(駒の上に乗っている)のようなイメージです。
「みんなのピアノ」の無料講座でも同じことをお伝えしているのですが
(無料講座・教材を手に入れられますのでまだ入手されていらっしゃらない方は手に入れてくださいね)
坐骨を立てて乗ることができると腕がとても楽な位置に導かれます。
その位置に腕があると、腕も指もとても動かしやすくなります。
つまり、努力しなくても腕や指がラクに動く位置に身体を導いてくれるのです。
このように、座り方というのが一番大事になります。
ピアノ脱力=指というイメージが強い方が多いようですが、実際は指ではなく「座り方」が先になります。
もちろんの指の使い方もピアノ脱力とはとても大きな関係があります。
ただ、座り方と指の使い方をどっちを先にととの他方が良いか?と言ったら断然「座り方」が先です。
この坐骨を座面に「刺す」という動作をしていきます。
この「刺す」と言い方は本当に「刺している」わけではなくて坐骨を立たせるときの方法です。
イメージとしては、
① ただ「座る」
②座るときに坐骨が座面に喰い込んでいるようなイメージを持って座る
①と②では座り方が変わってきます。
坐骨を刺して座るというのは、②のイメージです。
バックジョイやピアニークにちゃんと座ることによって、何も考えなくても坐骨を立たせることができます。
バックジョイもピアニークも座面の裏が丸い洗面器の底のような形状になっていて、常に不安定な、ボールに乗ってるような感じになります。
この中心に身体を集めるような不安定な状態が、常に(身体を)中心に持ってってくれるのです。
それによって腕や指が楽に演奏できるという効果をもたらします。
「理屈」はそういうことです。
バックジョイに関しては、実は全然ピアノ用じゃなくって勉強用だったり、おうちで使ったりということで発売されてるものです。
電気の量販店さん(例えばヨドバシカメラとか)や健康器具を売っているところでも取り扱いがありますね。
あと私が知ってる限りでは
ホームセンター、ロフトとか、ハンズとか、健康関連のところに売っています。
ピアニークってどうなの?
一方のピアニークについてご説明します。
実際に、ピアニークも使ってみたのですが機能は一緒です。
座面を触ってみたり、椅子の上にこれを乗せて触ってみたのですが感触はほぼ一緒です。
バックジョイとピアニークとじゃぁ何が違うのか?と言うと、ピティナ の方は付属のクッションがついています。
クッションがある分だけ、椅子としては座りやすいというか、ふわふわっとした感じがあります。
演奏の違いを動画で確認してみよう!
実際に数名の生徒さんにバックジョイとピアニークを使ったときの演奏の違いを試してもらいました。
実を言うと ピアノ✖️身体を学んでいる生徒さんでキャリアが長い生徒さんですと、ほぼ変化が出ませんでした。
キャリアが短い生徒さん、ゴンゴン弾いてしまう生徒さんだとすぐ音の違いが出ました。
①シートなしで普通に弾いている時の演奏
②バックジョイを使ったときの演奏
③ピティナ を使ったときの演奏
①②③の演奏を比較してみました。
実際には、①のシートなしの演奏と②のバックジョイの演奏では、すぐにこの違いが出ました。
②のパックジョイを使った時と③のピアニークを使った時はあんまり違いが出なかったのです・・・汗
結局は、このシートの機能は一緒なので仕方ないですね。
実際に使った生徒さんに感想を聞いたところ、感覚的には同じという風に言っていました。
バックジョイ派の感覚は?
普段からピアノ✖️身体を学んでいる生徒さんだとバランスボール の方が好きと言う場合が多かったです。
理由は、バックジョイだったら座面が固いので、坐骨の位置を確認することもできて安定感があったとのこと。
一方、ピアニークは座面がクッションでふわふわしている感じだったので坐骨を刺す感覚が掴掴みづらいということを言っていました。
ピアニーク派の意見は?
ピアニーク の方が良い!と言う声が多かったのは、今までピアノ✖️身体のトレーニングをしていない生徒さんでした。
ピアニークの方がクッションもついていますし、ふわふわで座りやすいという風に言っていました。
キャリアや 身体のトレーニングをしているかしていないか?がその使い心地に現れるようです。
ピアニークを使ってみての感想
以下は、これまでピアノ✖️身体のトレーニングをしたことがない生徒さんたちがピアニークを使ってみての感想をまとめたものです。
他の教室の先生にお願いして感想を書いていただきました。
*(小5・女の子)
普段すぐに腰が落ちてしまうが、腰が立ち、足の踏ん張り(踏みしめ)が見える。
しっかりした支えがあるせいか、指が一番下までおりていて、音がクリアに。(本人は違いは分からないとのこと)
*(中3・女の子)
いつもよりしっかりした響きに。指が安定して、ペチャペチャせずおりるようになった。
f(フォルテ)がよく鳴った
*(大学生、男性、1年程度の初心者)
身体のバランスを意識する事になり、お腹を使う感覚が持てた。足がしっかり踏みしめられた
*(70代後半女性、60才過ぎから弾き始め、今も保育園で働いていて、体操、ピラティス等のサークルにも積極的に参加していて、体の使い方も考える方)
いつも、弾くときに腰が後傾して落ちた感じになってしまうが、ピアニークに座ったとたん、腰が立って気持ちが良いとのこと。
ユラユラして弾けないかと思ったが、かえって腰や腹筋を意識できてしっかりする。
外すと腰が落ちたのが分かった。継続して上手に使えば、自分の欠点を改善できるかも、と思えた。
動画で演奏の違いをご確認ください。
動画にて 演奏の違いをご紹介しています。
ぜひ参考になさってくださいね。
↓↓↓ 動画です。
ピティナ の方が良い・悪い、バックジョイの方が良い・悪いとは一概には言えないと言う結論になりました。
ぜひあなたの状態に合わせて選んでいただければと思います。
あなたがピアノで幸せでいられますことを今日も応援しています。
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