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あなたはなぜ脱力できないのか?
みんなのピアノ・Minna です。
ピアノ脱力で悩んでいらっしゃる方って本当に多いですよね。
かつての私もその中のひとりでした。
私の場合は、
✔︎ ピアノを教えていること
✔︎バレエの身体の使い方を学んでいたこと
✔︎ヨガ・ピラティスをやっていたこと
✔︎身近にアレクサンダーを学んでいたインストラクターの先生がいたこと
✔︎アレクサンダー系の本を読んで、なるほどそう言うことかと理解できたこと
↑↑↑
これら全部がうまく混ざり合って、化学反応を起こした感じでしょうか???
あーー、こう言うことか と分かってしまった感じです⭐️
ピアノ脱力は「ピアノの練習」では習得できない!!!
ピアノ脱力って ピアノ演奏の内容なんだからピアノの先生に教えてもらえば良い!
普通はそう思いますよね???
ところがピアノの先生でピアノ脱力を教えられる方って本当はすごく少ないのです。
なぜならピアノの先生が本当のピアノ脱力を理解していないから。
ではなぜ「ピアノの先生がピアノ脱力を理解できていないのか?」
理由は簡単。
「ピアノの先生自身が、
ピアノ脱力を学んだことがないから」
ピアノ脱力は「ピアノの練習」では習得できない!!!
実は、ピアノ脱力を習得するには「ピアノ」ってほとんど必要ないのです。
嘘のような本当の話、ピアノを使わない方法でピアノはものすごく上達します。
このやり方は、最初は私の生徒さんだけに伝えていたのですが、
今ではピアノ塾というオンラインスクールで学ばれていらっしゃる方も大勢いらっしゃいます。
この動画を分析できますか???
以下の動画の 9分40秒〜12分45秒の部分に2人の方のピアノ演奏動画をご紹介しています。
このおふたりの方、実は実際のピアノレッスン(曲の指導)は行っていないのです。
動画教材を見ていただいているのと、身体の使い方についてお伝えしているだけです。
それでもたった3ヶ月で演奏はこれだけ変わっています。
・
3〜6ヶ月学ぶと分析できるスキルが養える
・
あなたが、この動画の中に入っているAさんとBさんの演奏、
レッスン前とレッスン後の違いを分析できますか???
ピアノ塾の方は 最初は全くわからなかったけれど、以下のようにこの演奏動画を見ただけでも分析できる力をつけることができています。
以下は、ピアノ塾の方が このAさんとBさんの演奏を見て分析した内容です。
たった3〜6ヶ月の学びでもこれだけの分析ができるようになるのです。
ピアノ塾の皆さんは学んでいる期間や教材は違いますし、理解や進度も人それぞれなのですが
こうやって他の人の演奏を比較して自分なりの意見や分析を持てるってすごいことだなぁ・・・と思います。
他の人のことが分かるようになれば、自分の演奏動画を見れば比較できるし自分分析もできるようになりますね⭐️
Uさんの分析
<Aさん ゆっくり>
・beforeは肘から先しか動いていなかったが、全身を連動させて肩からやわらかく使えるようになった!
⇨腕フリフリの動きが生かされているように思いました
・beforeは手首、第三関節とも弾くたびにガクッと落ちていたが、手のアーチができている!
・音も柔らかくなり、自然に音が呼吸しているような流れも生まれた
・beforeも写っている部分だけみると一見姿勢は良いように見えるが(極端に上体がブレたりはしていない)これだけ演奏が変わったということは、beforeは必要な筋肉は使っていなかったということでしょうか。
<Aさん はやい>
・とても滑らかに左手が動くようになった!
・こちらも手首、第三関節とも落ちていたが、アーチができている。
⇨脇の下に空間が見られるようになった。筋肉で支えられるようになった
脇に空間ができることで、ローリングもしやすくなったように見える
・腕から先を固めていたが、これまた肩から自然に使えている!
・鍵盤押しすぎがなくなった!
<Bさん ゆっくり>
・親指主導から、小指主導になった
⇨脇に空間が生まれた
ローリングが使えるようになった
・音が柔らかくなり、鍵盤を押しすぎなくなった
・腕全体を固めて弾いていた印象だったが、腕に柔らかさがみられるようになった
・黒い服なのでちょっとわからないが、beforeはひざが少し内に入っているようにも見える
<Bさん はやい>
・音がとても綺麗になった!
・腕全てを固めて弾いていたが、脇に空間ができ、動きが柔らかくなった
・鍵盤を押さなくなった
・beforeはわずかに肩が内旋気味のようにも見える
お二人とも別人のような身体の使い方、音色でびっくりです!✨
afterの音を知ってしまうと、腕を固めた音を聴くと胸が苦しくなりますね(音大生でも叩いて弾く人沢山います)
ただ、こうやって動画をみると違いはわかりやすいものの、実際自分の音を弾きながら冷静に音を聞くのはとても難しい!
(最初は聴けていても、しばらく練習していると耳が慣れてきて、ぶつけていても気づかなくなったりもします。)
だからこそ記録を撮ったり、理論的に正しい身体の使い方を学んでマッピングを頭に入れてしまう方が、自分の音を迷わなくて済みそうですね
Mさんの分析
Aさん before〜after
上半身が硬直して腕も肩もあまり使えていません。脇も閉じていて、指だけで弾いている感じで、一音ずつ押し込んでいて、音も固い感じです。
↓
おそらく座骨がだいぶ立ってきて、上半身がかなり自由に使えるようになり、演奏に動員できています。力みが抜けてきれいな響きの音になっています。タッチが押し込まず軽くなったので、「革命」では演奏スピードが自然と上がっているのがわかります。
Bさん before〜after
反り腰で腹圧がかかっておらず、腿前を使って座っている感じです。肩の内旋があり脇が閉じていて、一音ずつ押し込んでいて金属的な固さがあります。
↓
座骨が立ってきて、引き上あがってきて反り腰が改善され、肩の力みが取れ、内旋が直ってきています。腕が自由になり脇もあいてきて、腕が演奏に使えるようになった結果、タッチが軽くなって、「ゆっくり」な曲の演奏スピードが自然と上がり、やわらかい響きになっています。
同じようなことばかり書いてしまいますが
・
学び始めた最初は、自分独自の課題があるような気がしていましたが、他の方の動画を見せていただいて、それぞれ体の使い方や姿勢に癖があり、アプローチの仕方が違っても、「座骨を立てる」などの課題?目標?は共通という気がしています。
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お二人とも別人のようで、記録を取って確認することは本当に大事だなと実感じました。
・・・・・・
皆様もぜひ分析する力を養っていただければと思います。
今日も応援しています⭐️
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