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ピアノ科学の研究が進んだらピアノ教育が大きく変わるかもしれない
私はピアノ科学というか?音楽科学という部門にとても興味を持っています。正直、子供の頃から理科が大嫌いで「科学や物理」という分野が高校の下駄箱に置き去りにしてきてしまったようなところはあるのですが、最近、自分の健康のことを考え始めて身体の使い方を勉強し始めたら、それがピアノの上達にとても影響があるという事実を知ったからです。
ピアノ演奏を科学的、医学的に研究している人もいる
そのために、読んだ本なども数多くあります。(内容が難しすぎて、読み飛ばした本も多いんですけどね・・・汗)
このブログで何度も紹介していますが、私がいちばん納得しているというか?取り入れているのがアレクサンダーテクニックです。
たまたま私の周りに楽器をやりつつアレクサンダーテクニックも勉強しているスポーツインストラクターの方がいるので情報を得やすいというのもあります。
また、最近知ったのは「御木本メソッド」。この御木本メソッドを作られた御木本澄子先生の本はかなり拝読させていたのですが、それがメソッドとして成り立っていることを最近まで知りませんでした。
先日、この御木本メソッドの導入講習会に参加した時の記事を書いたのですが、ちょっと引っかかる点はあるものも、日本でもだいぶ前からピアノ奏法とボディマップを考えた方がいらっしゃるのですよね。(国内に広まっていなかっただけ?私が調べようとしていなかっただけ?かもしれませんが・・)
そして、もうひとつ、興味深い論文を見つけることができました→「ピアノ奏法におけるボディマップの有効性の研究~腱鞘炎の回復とショパン前奏曲演奏~大熊直子・川井弘子」
やっぱり、ピアノ学習や教育にとって、ボディマッピングや科学的、物理的なアプローチはとても重要なものだと思うのです。
それは、
- 私自身が身をもって体験したことだから。
- そして、私の生徒に伝えることで生徒の演奏もものすごく変わって来たから。
この2点は紛れもなく、私の中では「事実」です。
日本でも、音楽やピアノを科学的な側面から研究する機関が発足した。
話は変わりますが、2年ほど前に日本で初めて「科学的なアプローチで音楽やピアノを研究する機関」が上智大学内に発足しました。その研究機関の名前は「音楽医科学研究センター」。
その所長を務めていらっしゃるのが古谷晋一准教授です。実は、数年前に本屋さんで平積みになっていた「ピアニストの脳を科学する」という本を面白そう!と思って購入したことがありました。後で気づいた事実なのですが、この本の著者も古谷晋一准教授だったのです。
私が今バイブル的に使っている本が「ピアニストなら誰でも知っておきたい身体のこと」という本なのですが、この翻訳をされているのも古谷晋一准教授でした。(何かご縁があったのかもしれませんね・・)
この本の基盤になっているのはアレクサンダーテクニックですが、正直、アレクサンダーを本や写真や動画だけでマスターするのは、とても難しいと私は思っています。なぜなら「身体で感ずること」がとても大切だからです。
身体に関して言えば、先生になりうるのは誰でもない自分自身だし、でも自分自身が一度そのやり方がわかるようになってくれば、先生(指導者)は不要になり、自分で自分の身体を探求していけば良いというメリットもあります。
私も動画でこの内容をお伝えできるようにトライしていますが、何しろ受け取るのは「発信側の問題」ではなく「受け取り側」がどう受け取ってくれるか?これは発信側にはわからないことなので、なかなか難しいです。(それでも頑張ります(^^) )
人に言われたからじゃなく、自分で納得のいく演奏、行動を。
私も長年生きてきて、「あの人がこう言っていたから」とか「先生がこう言っていたから」とか「あの有名なあの人が言っていたから」と、その言葉を信じて行動をしていた場合がものすごく多くありました。
でも、最近の気づきなのですが、「あの人は私ではない」「先生は正しいとは限らない」「あの有名な人は私ではないし、その人には正しいかもしれないけれど私には正しくない場合もある」ということに気づき始めました。
これは、それを伝えてくれている(教えてくれている人)を否定しているのではありません。その人、その先生、その有名な人にとっては事実かもしれないし、その方々にとっては正解かもしれません。
でもその正解が自分にとって「正解とは限らない」場合もある・・ということを言いたいのです。
「正解とは限らない」というのは「正解かもしれないし」「正解じゃないかもしれない」。じゃぁ、どうすれば良いの?といえば、「自分で確かめる」「自分で検証していく」それしかないのではないかと思っています。(今のところ、将来はわかりません)
今日は、ちょっとわけのわからない雑談になってしまいました。
もし、ここまで読み進めてくださった方がいらっしゃったら、最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が、どなたかのお役に立てたら嬉しいです。
いつも、あなたがピアノで幸せになるのを応援しています。
今日も訪れていただきありがとうございました。
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