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「ピアノの音が滑っている」という言葉の意味を知っていますか?
数日前も似たようなテーマでお話をしましたが、今日は「ピアノの音が滑る」というテーマでお送りしたいと思います。最後にレッスン動画もありますので合わせてご覧いただくと理解が深まるのではないかと思います。
「音が滑っているから直すように」と言われたことはありませんか?もしくは「音が滑る」という言葉の意味すらご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんね。
音が滑るというのは、圴一に音が出ていないことを総称して「音が滑っている」と言います。前回の記事で「ピアノの音の粒が揃わないという意味とそれを改善す方法(動画付き)」についてお話ししましたが。話としてはかなりリンク(重なる)する部分も多いので、前回の記事もぜひご覧になってください。
気づかず、音を滑らせている人がものすごく多いという事実
さて、「音が滑る」という意味ですが、音が重なって響いてしまっている場合に使われる場合が多いです。ピアノで「音が重なる」ということをもっと具体的にご説明しますね。
例えば、ド レ ミ ファ ソ という音を出したいと思った時、
自分では、 ド レ ミ ファ ソ と弾いているつもりなのだけれど、
実際には、ドーレ ミーファ ソー になってしまっていたり、
もしくは、ドレー ミファー ソー になってしまっていたりetc…
このような状態を「音が滑っている」と言います。
実は、これ、教えてあげるまで気づかない人がかなり多いです。
(特に習ったことがない人の場合)
大人、子供に関わらず「気づかない」ので「直せない」のです。
まずは気づかないと・・・というところからスタートしなければなりません。
初級者でも「上級者の曲」「難曲」を弾ける人もいる
昔、私もそうだったので人のことを言えたような立場ではないのですが、自分のことを棚に上げてお話しさせていただけるなら・・という内容のお話をします。
世の中には、ピアノをほとんど習ったことがないのに、ショパンの「革命」とか「幻想即興曲」などの難局を弾いてしまう人っているのです。形だけなのですが、形だけは弾けている(音を出しているだけ)という場合です。
私はショパンが弾けるようになるまでとても時間がかかったタイプの人間なので、「ショパンの革命」「ショパンの幻想即興曲」を弾いているという人の曲を聴いただけで、自分で勝手に「すごい!」というフィルターをかけてしまって「その人はすごい人」って思い込んでしまっていた時期がありました。
今の私はということ、そのレベルの曲の音もわかりますし、表現もわかるのでその人の演奏が「形だけの演奏なのか?」つまり、「ハリボテの状態の曲」なのか?ちゃんと「基礎を積み上げて美しい音色で演奏した曲なのか?」の違いがわかりますので、その心のフィルターをかけなくなってしまたのですが、自分で勝手にコンプレックスというフィルターをかけてしまって自分を低く見てしまって、勝手にコンプレックスを持ってしまうという、ま、厄介なメンタルの部分を持っていたのです。
このコンプレックスのフィルターというのは、メンドくさい「サングラス」のようなもので、ピアノを弾いている上級者レベルの曲の全てにそのサングラスがかかってしまっていました。(あーーめんどくさい(笑))
話は長くなりましたが、ちゃんと曲として弾けているのか?形だけ弾けている曲なのか?は、中身が全然違います。
例を挙げると・・・
- イオンやヨーカドーで売っている大量生産の「あんぱん」か?
- デパ地下で販売されているテナントのパン屋さん、例えば木村屋総本店の「アンパン」か?
1と2位の差か?それ以上の差があるのです。
決して、1が悪いというわけでもないし、2も悪いというわけでもありません。どちらも存在価値があるので、全然OKなのです。
でも、1と2では素材も違うし、作っている手間も全然違うということをお伝えしたいのです。
せっかくピアノをやっているのなら、上質の演奏を目指したい?
上記でも書きましたが、
- 大量生産の「あんぱん」か? → 形だけのピアノ
- 例えば木村屋総本店の「アンパン」か? → 中身を極めたピアノ
1を目指すのか?2を目指すのか? それは人によるのでどちらでもよいと思います。良いとか悪いとかいう話でもないので・・
でも、1だったんだけれど、意識が2に変わってきたという場合もあると思います。もしくは、将来的には今は1だけれど、2になるかもしれないという時。そんな時には、この話を思い出していただけると嬉しいです。
そして、音が滑るというのを直したいなぁ・・・と思う方は、以下の動画を観ていただけると参考になるかも?です。
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