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ピアノでも「出来ないこと」が「出来るようになる」脳へのアプローチ方法

ピアノ演奏でも「出来なかったことが出来るようになる」魔法のやり方があった!

 

私が生徒にピアノを教えている時に、生徒の方からよく出てくる言葉のひとつに「出来ない!!!」という言葉があります。ちょっと上のこと、ちょっと難しいことを課題としてやってもらおうとするとトライする前に、「えーー、出来ない〜〜」「難しいから、出来ない〜〜」(子供の場合)、とか、大人の生徒さんの場合でも「え?私に出来るんでしょか?」「ちょっと難しくで出来ないです」という言葉が返ってくるときがあります。

そういう時に私がいう台詞は、「そりゃぁ出来るようにはならないですよね。自分で出来ないって言ってるんだから」です。これも定番すぎる会話になってしまっているので、最近は生徒さんの方から「出来ない」とは言わなくなりましたが(笑)

 

「出来ない と思っていること」が「出来るようになる」はずがない

 

上記の話が、え?と思われた方のためにこの話を解説すると・・・

そりゃそうですよね、自分で「出来ない」って言ってるんだから「出来るようになるはずがない」。「出来ない」っていう言葉を発してしまった時に、その生徒は、「自分は出来ない」というオーラを出してしまいます。そして「自分で出来ない」と思っていること、つまり「出来ない!」という命令がその人の脳に伝達します。「脳は、そっか出来ないんだ」と理解して「脳に出来ないというフィルター」をかけてしまいます。そのフィルターが出来ないを実現してしまうのです。

この心のフィルターのことを、心理学の用語で「メンタルブロック」と言います。

 

もうひとつ、

先生である私が課題を与えるということは「その人にはできる!」と思ってその課題を与えているのです。それを「生徒が出来ないと思う」ということは、生徒が私を信じていないということになります。

これ、伝わりますかね?

 

連想ゲーム的に書くと、こんな感じです。↓↓↓↓↓

 

私(指導者)→その課題が出来ると思っている→(だから)その人にやってもらおうとして伝える→出来る!

生徒→その課題は出来ないと思う→心にフィルターができる→脳は出来なくても良いと判断→出来ない!

 

これじゃぁ、私と生徒の結論が変わってしまいます。で、出来ない!を実現してしまうのです。

 

信じられないなら教室をやめてください。

 

こういうとき、私が生徒さんに伝える言葉は・・・

 

あなた(××ちゃん)は、自分が生きてきた経験の中で出来ないと思っている、そうですよね?

でも、その経験はあなたの中だけの経験です。それじゃぁ、新しいことは何も出来なくなってしまいます。

あなた(××ちゃん)が信じられない気持ちはわかるけれど、この教室に来ているということは私を信じて来てくれていると思うので、騙されたと思って「信じてもらう」しかありません。

じゃないとあなたのレベルはいつまでたっても上がりません。

「先生が言ってるんだから、私は出来るようになる!」そう思ってください、じゃないと出来るようにはなりません。

 

で、私が信じられないのなら「教室をやめてもらって」も良いですか?

私も私を信用してくれない人を教えるのは嫌なので・・

 

このように伝えます。

 

心のフィルターを別のフィルターに変えてみよう!

 

心のフィルターを外すなんていきなり出来ないかもしれませんね。

だったら別のフィルターに差し替えてみるっていうのはいかがでしょう?そのコツについてお話ししますね。

 

心のフィルターは決して悪いものではない。

 

幼い子供ほど恐れを知らないので、どんどん色々なことが出来るようになります。それは怖いもの知らずというのもありますが、余計な心のフィルターがかからないから・・という理由もあります。

素直というか、先生を信じてくれている・・・ということなのだと思います。つまり心のフィルターが全くない状態です。

だから、いろんなことがどんどんできるようになります。

ところが、大人になるに従って「出来なかったら恥ずかしい」とか「「出来ないことで傷つきたくない」という心のフィルターが働いてどんどん出来なくなってしまうのです。

心のフィルターは自分の心を守ってくれるものなので、「悪いもの」ではありません。人間が人間として生きていく上で「自分自身を守るもの」として備わった機能なので。

でも、不必要な時もあるのです。不必要な時はそのフィルターを外してあげる・・という作業をすれば良いだけのことです。

 

 

心の中の「出来るフィルター」で「出来る」ようになる!

 

心の中のできないフィルターを外すのではなく、別のフィルターを作ってしまいましょう。それは「自分は出来る!」という反対の意味の「フィルター」です。

(根っこの部分で)自分は思っていなくても良いので、「自分は出来る!先生が言っているんだから出来る!」こういう風に思ってみてください。

 

そうすれば・・

「先生が言ってるんだから、練習すれば出来るようになる」→脳も「そっか出来るんだ」と判断→出来るようになる。

こういう流れが出来上がります。

 

「あなたにはできないかも?」でも、あなたの「脳にはできる!」

 

そこまで言っても、それでも「出来ないです。。」という生徒さんがいます。

そういう場合のとっておきの言葉が・・・

そうかもしれないですね、あなたには出来ないかもしれない。

あなたには出来なくても「あなたの脳には出来る」んです。

 

だから

「私(俺)には出来ないかもしれないけど、

私(俺)の脳には出来る!」って思ってください。

 

この言葉、結構効き目があります(笑)

 

ピアノに限らず、何でも使える言葉です。

思うだけですから「無料」です(笑)。

 

・・・・・・・・

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