目次
ピアノは脳の発達にとても良い影響を。
ピアノといえば、昔も今もお稽古事の代表格のひとつではあるのですが、それでも子供に限って言えば、昔と比べると生徒の数もだいぶ減りつつあるのではないか?というのが私の体感的な感覚です。
テレビ番組の「ホンマでっかTV」で脳科学者の澤口俊之先生が「ピアノを習うことが脳にとても良い影響を与える」と話をされてもいましたが、この事実は脳科学者の間ではだいぶ前から認知されている事実です。
私の過去の記事「それでもピアノを習わせない理由が見つかりますか?」でもご紹介していますが、
塾の先生が、塾へ来るくらいなら先に「そろばん」と「ピアノ」を習わせた方が良いと勧められているのも事実ですので、「なるほど・・理由はそこか」と頷ける部分があります。
もう少し、溝口先生のお話を掘り下げてご説明しますね。
ピアノレッスンは脳の発達に効果あり!
これは番組内で溝口先生がおっしゃていた内容を私なりにまとめた内容です。
溝口先生曰く・・
ピアノを習うということは、ピアノに必要なスキルが身につくのは当然のことですが、それだけに留まらず、他の可能性もたくさん秘めているそうです、(これは、私の以前の記事「それでもピアノを習わせない理由が見つかりますか?」にも似たような内容のものがありますので、興味があればそちらもどうぞご覧になってください)
ピアノはHQ(人間性知能)を高める要素を持っている。幸せになれる確率が高い?
昔からその人の知能を調べるためにIQという言葉がよく使われてきましたが、最近では、心理学や脳科学の分野では、心の指数EQ やHQといった「人間性知性」も重要視されるようになってきました。
(このEQに関しては、当ブログ『ピアノを長く楽しく続けるコツとポイント』でも取り扱っていますので、興味がある方はそちらの記事もお読みください。)
IQ 知能指数
EQ 心の成熟度(成長指数)
HQ 人間性知性
これのうち、今回取り上げたいのが、「HQ 人間性知性」というもの。
HQというと、最高司令部?と思う方も多いでしょうが、まさにその通り、人間一人ひとりの司令部に当たる部分です。
具体的に言うと、「人間が夢を持ち、その夢のために努力して幸せな人生を送りたい」これを実現するためには、IQが高いよりもHQが高い方が望ましいとされています。
私個人的には、目標達成能力とか?幸せになるためにどうすれば良いかを考えて実現する力とか・・そういうイメージなんじゃないかと思っています。
もっと簡単に言うと「人間が人間らしく生きていくための能力」と言う感じですね。
確かに、指導していて強く感じることですが、
ピアノ習得にはスキルだけじゃなくって、問題解決能力がとても重要
だったりします。
と言うのは、「曲を1つ仕上げて人前で演奏する」と言うひとつの工程だけを考えても、
- どうやったらこの曲が完成させられるか?
- どうすればミスが減るのか?
- どうやったら最後まで綺麗に弾けるのか?
- この曲の左手のこの部分はどうすれば指が回るのか?
- ミスが多いこの部分はどうすれば発表できる位にまで持っていけるのか?etc…
このような問題を全て自分で解決していかなければなりません。
発表会前に、私が生徒(大人・子供関係なく)さんに伝える言葉があるのですが、
「結局、演奏するのは先生(私)じゃなくて、あなた(○○ちゃん)なんだからね、
自分で何とかするしかないんだよ!」と。
そうなんです。弾くのは本人なので、サポートにも限界があり、最終的には自分で何とかするしかないのです。
こう言う部分が脳の機能を鍛えてくれるようです。
ピアノで脳の構造まで変わる!!
ピアノレッスンによって
「脳の全頭分野が活性化され、脳の司令塔である部分が成長する」→その人の司令塔の部分が大きく成長する→脳の一部である脳梁(のうりょう)と言う部分が太くなる左右の脳のバランスもよくなるとのこと。
また、運動神経や知的機能、感情機能にも良い影響を与え、さらに海馬も発達していきます。
事実としてソフトボールやテニス部に入った生徒が急にピアノが上達したことがあります。運動やリズム感もピアノとはとても強い影響をもたらすと言うのは事実なのです。
ピアノレッスンは、大人の脳にも効果あり。
この記事は子供のことばかりを対象にしているように感じられるかもしれませんが、実は大人の脳にも大きな影響を与えることが事実(子供ほどではないにしても)として認められています。
そう言う意味で年配者の脳トレにも使われたり・・と言う場合も多いのです。
またピアノとは少し離れた話になってしまいますが、いつだったか?60歳を過ぎて医学部を受験して合格し、医者になった日本人がいると言うニュースを知ったことがあります。
脳は身体と違って鍛えれば年齢に関係なく成長すると言う話も聞いたことがあります。
ぜひ脳を鍛えるためにも、ピアノレッスンを考えられては如何でしょう?
こんな記事も参考になるかも???
バイエルはもう古い?ピアノの弾き方は時代と供に進化している!!
子供向け、ピアノ導入期の教材 ( バイエルの前にレベル )。
ピアノでも「自分で自分のことを研究できない生徒(大人も子供も)」がとても増えている
ピアノでも「自分で自分のことを研究できない生徒(大人も子供も)」がとても増えている
幸せピアノメールマガジン始めました。
「幸せピアノ」メールマガジンのご案内。美しい音、幸せマインドetc….
あなたがピアノで幸せでいられることをいつも応援しています。
今日も訪れていただきありがとうございます。
コメントを残す