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指の独立と指を動かすためのメカニズムとは???
今日はピアノを使わずに日常でできる「指の独立」「指を動かす」ための簡単トレーニングをご紹介したいと思います。まず、その簡単なトレーニング方法をご紹介する前にお伝えしたいことがあります。それは「脳」と「指が動く」ことのメカニズムです。その仕組みは本や学術書、インターネット検索などでも調べることができますので、その詳細はここでは割愛させていただきますが、ざっくりと内容をお話ししておきます。
この記事の最後に、動画でも説明も貼り付けてありますのでご参考になさってみてくださいね。
指が動く仕組みと脳の関係
私たちの身体が動くのは身体の中に筋肉があり、脳からの指令でかく筋肉が動いて身体の中のその部分が動く仕組みになっています。
脳の中には数多くの部屋があります。腕を動かす部屋、足を右足のモモを動かす部屋などたくさんの部屋があって、その部屋が「右足を動かしなさい」とか、「左の肘を曲げましょう」など、身体の筋肉に命令を出して身体動くのです。
ところが、典型的な例外が「指の筋肉」です。指の筋肉だけは脳の中に指ごとの筋肉の部屋が作られておらず、ひとつの部屋の中に指の数本の筋肉を動かす指令が混在しているのです。ですから、慣れていないと3の指を動かしたつもりなのに4の指が動いてしまうなどの混乱が生じるのです。
もうちょっと詳しく知りたい方は、PTNA(全日本ピアノ指導者協会)のHPに「身体が動く仕組み (3)指が独立に動く仕組み」という記事が紹介されていますので、こちらを参考になさってみてください。
指が独立して動くようになるコツ、仕組み。
話を戻します。
上記のように脳の中の同じ部屋の中に、各指を動かす神経が混在しているのですが、この混在している神経も使うことによって動きをスムーズにすることができます。ピアノの世界では、これを指の独立という表現をします。
指を独立させるためには、とにかくその指を数多く使ってその命令の神経の感度を上げていくしかありません。
4の指をだす、4の指を引っ込める、3の指を出す、3の指だけを引っ込めるなど、とにかく回数をやり続けて神経の回路をいつでも使える状にするしかないのです。
動画でも同じお話をしていますが、私はこれをジャングルや山道など、道がないところに道を作るというのと同じなんじゃないかと思っています。
これまで人が通ったことがない山道に初めて人が歩くと、それは道なのか?道じゃないのか?わからない筋(道)が出来ます。
おそらく1人しか通ったことがなければ誰も道だと認識することは難しいでしょう。でも、同じ道を2人目が通り、3人目が通りしていくうちにだんだんと道らしくなってくると思うのです。
脳の中の指の命令回路もこれと同じで、使えば使うほどちゃんと機能してくるのです。
もっと詳しく知りたい方はこの本がとても参考になります。
ピアノがないところでもできる簡単エクササイズ
前述までの記事で「理屈」をご理解いただけたと思いますので、実際にピアノ無しでできる簡単エクササイズをご紹介します。
動画の中でも紹介していますので、動画に合わせてやっていただいても良いかもしれません。
やり方は簡単です。(動画参照)
ピアノの蓋の上やテーブルの上、膝の上でも良いでしょう。どこか両手で触れる場所を探してください。
今は、それをテーブルと仮定します。(テーブルじゃなくても良いです)
簡単エクササイズのやり方
- テーブルの上に5本の指を乗せます。
- この時にピアノを弾くように第3関節は浮かせてください。
- 訓練は2、3、4、5の指とします。
- 2を出す と言いながら、2の指だけがテーブルに触れるようにします。
- この時、1、3、4、5の指は握ります。
- 3出す と言いながら、3の指だけがテーブルに触れるようにします。
- この時に3以外の指は握ります。
- 同じように、4出す と言いながら、4以外の指を握ります。
- このやり方が慣れてきたら、3、5、2、4など、順番をバラバラにして早くできるように挑戦してみます。
ピアノ演奏に関する身体のことが知りたい方はこの本が参考になります。
動画でも説明しています。↓↓↓
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