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ピアノ教室に通っても楽譜が読めるようにならない(かも)?
今日は、「ピアノ教室」と「楽譜が読めるようになる」はイコールではないことについてお話ししたいと思います。
私のところには他のお教室から移動してこられる生徒さんが多いです。移動してこられる生徒さんの親御さんは、「長年習っているのに楽譜が読めるようにならない」「先生がいないと曲が弾けるようにならない」「自分で練習ができない」という理由で教室の移動を考えられるようです。
実際に体験レッスンをしてみると、かなりのキャリアにもかかわらず「楽譜が全然読めない」という生徒さんも多いです。
私の場合ですが、大人の生徒さんが教室に入ってこられると「楽譜をスラスラ読めるようになりたいですか?」と質問させていただいています。なぜかというと、「弾けるようになる」ということと「楽譜がスラスラ読めるようになる」というのはイコールにはならないからです。ピアノを弾くのに楽譜が読めた方が便利だし、楽しみの幅も広がりますが、「絶対じゃなきゃいけない!」という項目でもないというのが実際のところです。今日はそのあたりを紐解いてみたいと思います。
演奏出来る←→楽譜が読めるではない。
まず、通っているピアノ教室が「楽譜を読めるような指導をしているか?」というところをチェックされているでしょうか?
「弾けるようになる」とは標榜している教室はたくさんあります。でも、「弾けるようになる」というのは本当に言葉の通り「弾けるようになる」だけで、その中に「楽譜を読める」までが含まれていない教室もたくさんあります。
例えば、YAMAHA音楽教室さん(特にグループレッスン)での月に3回のレッスンでは楽譜を読めるところまで指導するのはかなり難しいと思います。おそらくその部分は指導目標に入っていないのではないかとも思います。よっぽど理解力がある生徒でご家庭の環境が良い(お家の方が教えられるとか、お家で楽譜を読むというフォローができる)場合、その生徒さんは楽譜を読めるようになるかもしれません。
ただ、物理的に考えて、YAMAHAさんのレッスンは月に3回というところが多いので、月に3回ほどのレッスンで楽譜を読めるほどまでに育てるのは指導者にもかなりの力量が求められますし、まず、難しいと言って良いと思います。
実際に、私の教室の生徒でも「前はYAMAHA音楽教室でピアノを習っていました」とか「YAMAHAさんでも習っているけれど、補習の意味で別のピアノ教室でも習う」方もいらっしゃいます。
YAMAHAさんのグループレッスンには個人のピアノの先生の教室では出来ない独自のプログラムがあるので、それはそれでとても素晴らしい効果をもたらしているというのも事実です。(実際、私自身もYAMAHA音楽教室の出身ですし・・)なので、決してYAMAHAさんを否定しているというわけではなく、あくまでも楽譜の理解に対してどうかというところでのお話とさせていただきます。
ピアノの先生(指導者)の経験が浅い場合
これは私もとても人様のことは癒えたような立場ではないのですが・・・(汗)
先生(指導者)も経験を重ねることで先生の指導力も上がってくるというのは事実です。私自身20年ほど前だったら引っ張っていけないような生徒でも、今は引っ張っていけるようなスキルを得ていると言って良いと思います。
これに関しては、私自身10年前、20年前の生徒さんには申し訳ないな・・という部分もなくはないのですが、これはどんなに素晴らしいベテランの先生でも最初は未熟だったというのは共通のことなのでお許しいただきたいと思います。
かといって、経験がない先生が良くないか???と言われたら、そんなこともない場合も多いです。
若い先生はエネルギーもあり、旧来の考え方に固執しないアイディアをふんだんに使ってレッスンしている場合も沢山あるからです。
生徒側からすれば、何を良いとするのか?を判断して先生を決めるしかないのかな?という気もします。
楽譜を読めるようにするにはどうすれば良いのか?
子供の場合は、それを得意としている良い指導者(先生)を見つけるか?親が工夫してフォローしていくしかないと思います。
大人の方の場合は、先生にその事実(読めるようになりたい)を伝えて、演奏とは別のやり方での勉強が必要です。また大人の方であれば独学も不可能ではありません。
過去に「楽譜を読めるようにするためには」という記事を書いていますので、そちらを参考になさって勉強されても良いでしょう。
過去の記事はコチラ↓↓↓
楽譜がスラスラ読めない「読めるようにする」方法 Part.1
楽譜がスラスラ読めない「読めるようにする」方法 Part.2
楽譜がスラスラ読めない「読めるようにする」方法 Part.3
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