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ピアノで連符を練習するコツやポイントはありますか???
ピアノ曲で「6連符、7連符、8連符の演奏がうまくいかない」「右手だけだと弾けるのに左手を合わせようとするとうまく合いません。うまくやるコツはありますか?」という質問をいただきました。今回はこのテーマでお話しさせていただきたいと思います。
連符の曲は「音符を言葉に置き換えて」練習してみる
1つの音を5つに分ける、6つに分ける、7つに分けるというのはとても難しいですよね?そこで私が生徒さんにアドバイスしている方法は「言葉に置き換える」というやり方です。
具体的にどういうことかというと・・・
5拍 ピカチュ-ウ シューベルト ピアニスト ピコたろう
6拍 ウルトラマン ダルマさん ベートーベン
7拍 ウルトラセブン たかはしみのる(お父さんの名前など)
8拍 がけのうえのポニョ アラジンのランプ
家族の名前や面白い話にすると練習も楽しくなります。
例えば全てが8連符だとして・・・
「ヤマダのおじさん やまでくさかりを そしたらタヌキの しっぽをふんださ」
5拍は5文字、6拍は6文字、7拍は7文字、8拍は8文字の言葉を考えます。
次に、その言葉を言いながら、その連符に合わせて指を動かして「言葉と指の動きを合わせる」というやり方です。
滑ってしまうとか、拍の中にうまく入らないということは、音符が均等に弾けていないということなので「その言葉に合わせてしっかりと音符の1つ1つの音の長さを確認して演奏する」クセづけが必要になります。
例えば、この上の楽譜を例にあげると、これは6連符ですから「1拍」の中に「ウルトラマン(6文字)」が入らなければなりません。まず、この文字とピアノの音が合うように練習しましょう。
ピアノの音が「ウルートラマン」だったり、「ウールトラーマン」だったり、「ウルートラーマン」になってしまったらNGです。正確に「ウルトラマン」を再現しましょう。
連符の粒が揃わない時には、わざと崩してみる
もし粒がそろわないようなら、(前にもご紹介している方法ですが)音符の長さをわざと崩してみます。
1、長い短い、長い短い、長い短い → ウールトーラマン、ウールトーラマン
2, 短い長い、短い長い、短い長い → ウルートラーマン、ウルートラーマン
3、1と2を何度も繰り返しおこなったあとに、普通に「ウルトラマン」と弾いてみる
このやり方は、1と2とやった時点で苦手な方がわかるはずですので、苦手な方を多くやってください。
また、3をやった時のその時点では「ある程度キレイに弾けるはず」なんですが、数時間後には元に戻ってしまいます。つまりクセが抜けていないのです。ですから、2週間、3週間、繰り返して続けてくださいね。(人間行動学では、人間のクセが直るのに普通3週間の時間が必要だと言われています)
連符と左手を合わせるコツ&やり方
先ほどの楽譜の場合で説明しますね。
一番上に書いてある数字→「10 5 8 5 8 5 8 5 」はその音符の音の大きさを表しています。
10 8 8 8 と丸で囲んだ数字がありますが、この数字が4拍子をとるのに必要な数字です。
つまり、テレビのボリュームでいうなら 10のレベル、8のレベル、8のレベル、8のレベルでその音を弾くという意味です。これで4拍子が取れるようになります。
間に入っている「5」という数字は全て「裏拍」です。なので目立ってはいけません。
前に書いた「ウルトラマン」ができるようになったら、
ウ 10
ル 5
ト 8
ラ 5
マ 8
ン 5
このようなレベル(大きさ・ボリューム)でその音を弾けるようにします。
その後、左手は表の拍(つまり5じゃない方の数字の音)にぴったりと合わせるように練習します。
この楽譜で言えば、10のところと、2番目の8の数字のところ。ウルトラマンで言えば、「ウ」と「ラ」の文字のところで左手を合わせます。
いつもレッスンでやっていることを、こうやって文章にしてどれだけ伝わるのか???(もちろん受け取り側の方にもよるのですが・・・・)ちょっと不安ではあるのですが、挑戦してみました。
もし、ご不明な点や質問がありましたら、遠慮なくご連絡くださいね。
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今日も訪れていただきありがとうございました。m(._.)m
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