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ピアノ演奏で満足できない理由は、実は「技術や腕」ではない。

なぜ、あなたは自分のピアノの演奏に満足できないんだと思いますか?

 

今回のお話は、「心」、つまりピアノに関するマインドのお話です。

 

実は私自身も、相当長い間ピアノに携わっている(指導歴25年、生徒歴40年以上かも?)のですが、長ーーーーーーー い間、自分で満足ができる演奏が出来ませんでした。それも人前での発表だけに限らず、普段の練習曲などもいつまで経っても満足できる演奏ができずにいて、自分でも「それって何なんだろう??」とずっと不思議に思っていたのです。

ところが、数年前から、やっと満足できる演奏が出来るようになったのです。

 

  1. 以前の私(いつまで経っても満足できない演奏しかできない)と、
  2. 今の私(練習曲でも、心から満足できる演奏ができるようになった)と、

今回は、この1と2で何が変わったのか???ということをお話ししようと思います。

 

 

ピアノにおける「身体の使い方がわかって」きた

 

このブログでも何度かお話ししていますが、私はピアノ演奏のために「アレクサンダーテクニック」という「身体の使い方」の勉強をしています。

 

アレクサンダーテクニックを学んでみたら・・

 

アレクサンダーテクニックというのは、身体の使い方をちゃんと理解して気持ちよく日常を送ることができるようにと考えられたメソッドです。

本来は病気を治したり、日常の生活を気持ちよく楽に過ごせるようにという目的で作られたメソッドなのですが、アレクサンダーテクニックを勉強することで「声」がよく出るようになったり、楽器の演奏が激変(良い意味で)する場合も多いので、大勢の役者さん、声楽家、歌手、音楽家の方もアレクサンターテクニックを学んでいます。

私の場合は、実はアレクサンダーテクニックだけでなく、ヨガやピラティス、そしてバレエも学んでいますので、全てのメソッド、つまり、アレクサンダーもヨガもピラティスもバレエも、共通するものがあることに気づきました。

 

実際に私は学んではいないのですが、フェルデンクライスといったメソッドや、世の中で「脱力奏法」と銘打っているメソッドもホームページやYouTube、またインターネット上の情報から推測すると、その骨子は同じだなぁ・・と感じます。

つまり、全てのものが「身体の使い方」でものすごく良くなったり、逆に悪くなったりするという事実を知ったのです。それ以来、ピアノ演奏に関しても「身体の使い方を勉強、研究」しつつ、自分の演奏に取り入れたり、生徒の指導にそれを活かしたりしています。

そうすることで、私自身の演奏も飛躍的に「気持ちよく演奏することができる」ようになり、また生徒の演奏も良い方向に変わってきたのです。

 

 

ピアノにおける「心のあり方が変わって」きた

 

もう1つ、満足出来る演奏が出来るようになった理由があります。それは自分自身の心のあり方です。

アレクサンダーテクニックは「外側の身体の使い方」だけでなく、「内面、つまり心のあり方」も勉強するという要素を持っています。ヨガを勉強されたことがある方なら、この言葉の意味がお分かりだと思いますが、実はヨガがピラティスも内面、つまり心のあり方を勉強する部分もあるのです。

 

自分の心が変わると演奏も変わる!

 

いま思うと、、、なのですが、以前の私は「自分の演奏に満足できない」ということが、悪いことというか?マイナス面だと思って捉えていました。

でもよく考えてみたら、それってマイナス面ではないということに気づいたのです。

 

 

初心者やできない人は、何ができていないかすら分かっていない。

 

自分のことは分からなくなるのですが、生徒が思っていることや言葉にすることに対して「それってどうなの?」と思うことは多々ありました。

例えば、「弾けていない」と思うということは、「自分の演奏」と「自分が理想とする演奏」の間に差があって、その差に対して不満が出るわけですよね?ということは、「自分が理想とする演奏」というのがわかっているということが、まず素晴らしいということ。そして、その理想に対して自分の演奏が足りていないということが自覚できているということも素晴らしいことですよね。

この言葉、伝わりますでしょうか? 出来ない人って、それすら分からないんです。だから平気で変な演奏もするし、汚い音を出しても平気でいられる→耳ができていない→まだ初心者なのです。

でも、自分の演奏に何が足りていないのか?ちゃんと自分で分析できてる!ってことは、ある程度、「出来る人だから」ということになります。

 

このお話、伝えられていますでしょうか???

文章だけで伝えようとするのって難しいですよね・・(汗)

 

そもそも、できないと思っている基準は何なんだろう?

 

私もそうだったので、とても人様のことを癒えたような立場ではないのですが、「自分ができない」と思っている基準って、自分自身が勝手に決めた基準なんですよね。

例えば、Aさんの基準とBさんの基準は、当然のことながら違います。

ということは、同じ演奏をしたとしてもAさんは「私上手・・(^^)」と判断するかもしれないし、Bさんは「自分って何て下手なんだろう」と判断するかもしれない。

 

ということは、その世界は自分が作っているということになります。

 

同じ行動をとっておきながら、Aさんは「幸せの道」を進み、Bさんは「悲しみの道を進む」、その道を自分自身で選んでいるのです。って考えると、Bさんって「とっても損!」って思いませんか?

 

私も、その損な道をずっと歩いてきたのですが、ある日から「幸せの道を歩こう!」そう思ったのです。

そしたら、自分の演奏も愛せるようになったし、弾くのが楽しくもなってきたし、自分ができない→ダメなことって思わなくってきたのです。

 

まだまだお伝えしたいことはたくさんあるのですが、今日も、だいぶ文章の量が多くなってしまったので、この続きはおいおいお話させていただきますね。

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あなたがピアノで幸せになりますように、いつも応援しています。

今日も訪れていただきありがとうございます。

 

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