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自分の子供にベストな先生を見つけましょう。
今日は幼児のピアノレッスンの実態についてお話ししていきたいと思います。
これから書くことは私の個人的な意見です。良い悪いということではなく、そう考える人もいるんだ・・という位の感覚で受け取ってもらえたらありがたいです。
まず、「ピアノを教える」という行為に関しては、「ピアノを教える」という言葉の一言(ヒトコト)で表現したとしても、幼稚用、小学校低学年向け、小学校高学年向け、中学生向けなど、生徒さんの実年齢や精神年齢などによっても教え方を変えていかなければならないと私は思っています。
また私は「一概にこの教え方が良い」というものもないと思っています。この先生にはこの先生の良さ、あっちの先生にはあっちの先生の良さがあると思うのです。
例えば、今の時代、受験戦争が激しくなって来ていて、有名難関大学や上位校を目指す人も多くなって来ているようですが、かといって、さほどレベルが高くない大学は不必要か?というとそんなことはありません。
色々な個性のある大学があって、それぞれの人が自分の個性にあった大学を選べば良いと思いませんか?
話は逸れましたが、ピアノのレッスンもそれと同じ。その子供、そのご家庭にあったピアノの先生を選ぶのが良いと思います。
入学前の幼児・子供にどうやってピアノを教えるのか?
以前、「幼稚園児(小学校入学前)」の子供に対する教え方や体験レッスンのやり方についてお話しした記事があり、重なる部分は割愛しますので、以下の記事も合わせてお読み下さいね。
幼児にピアノを弾かせる・ピアノの教え方。絵おんぷ楽譜は効果あり。
幼児の初めてのピアノ体験レッスン・メニューの作り方(前編・ピアノに触る前に)
幼児の初めてのピアノ体験レッスンのメニュー(後編・ピアノに触ってみよう)
2歳児にピアノレッスンはできる???できない???
私のピアノ教室でも、この時期(4月になると)体験レッスンの申し込みが増えてきます。
そんな中で、まだ3歳になっていない(2歳半など)、まだ4際になっていないのだけれどピアノのレッスンはできますか???という問い合わせが多くきます。
私がお答えする内容は「とりあえず体験レッスンにいらして下さい」ということです。
答えを言ってしまえば、2歳半でもピアノのレッスンを出来る子はできるし、5歳児でも出来ない子は出来ません。
「レッスンが出来るから良いとか、レッスンが出来ないから悪い」とかいうことではありません。
レッスンできなかった子供のことを少し掘り下げて考えてみると・・・
- 体験に来た時にまだできる状態に、なっていないのかもしれないし、
- 本人が、実際に来てやってみたら面白いと感じなかったのか?
- ピアノの問題ではなく、私という人間と合わなかった(他の先生ならよかったのかも?)
これは、「事実がそうだった」というだけで、誰も悪くないのです。
事実がそうだった、それだけのことです(^^)
2・3歳児にピアノのレッスンは意味ある?意味ない???
上記と同じように、うちの子供はまだ3歳になっていないのですが、ピアノをやって意味がありますか?という質問も多いです。
この場合、私が答えるのは、「意味があるかないかはそのご家庭で判断することで、そのお母様(子供)が意味があったと思うなら意味があるのでしょうし、そのお母様(子供)が意味がないと思うのなら意味がない」という内容です。
もうちょっと掘り下げてお話をしますね。
- 3歳児くらいの子供にピアノを学習させて、音符の読み書きを勉強させた場合と、
- 6歳児の子供に同じ内容を学習させた場合
上記の2点を比べた場合、6歳児が勉強したら1ヶ月でできるようになってしまうことも、3歳児の子供がやったら半年、もしかしたら1年以上時間がかかってしまうかもしれません。
「じゃぁ遅く始めたほうが良いんじゃない???」という考えも出てくるでしょうが、実は一概にそう言い切れない部分があります。
例えば、3歳くらいの子供がピアノの学習をするにはひとりではできませんから、お母さんと遊びながら練習したり、ピアノのレッスンがきっかけになって、家族で歌ったり、家族で演奏しあったり・・という時間を持つことができるかもしれません。
その時間は、その子供が3歳なら3歳の時期でしか経験できないこと、子供だけでなく、その3歳児の親でいられる時期はその時しかないので、それを楽しむこともできると思います。
その時間が無意味と思うか?意味があるものと思うか?はそれぞれのご家庭の判断ですので、ピアノ教室側が意味がありますとか、意味がありませんとかは言えないと思うのです。
判断はあくまでもそのお宅、そのご家庭(お父様、お母様)の問題なのです。
また、特に「耳を鍛える」という観点においては、年齢が小さければ小さいほど訓練がしやすいというデータも出ています。とはいえ、耳が良すぎるデメリットというのもあるので、正直、何ともいえない部分ではあるかもしれません。これに関して興味がある方は「子供 音感教育 幼児」あたりの検索ワードで検索するとかなりの数の記事がヒットすると思いますので、そちらを参考になさっても良いと思います。
幼児のピアノ、親の負担は大きい
これは、前述の記事と表裏一体にあたる内容ですが、当たり前のことですが小さいころから始めればそれだけ親の負担は大きくなります。
また、もうひとつ気になる点は、小さいころからスタートさせてしまった場合、実はピアノの進度は年数に比例しないのです。つまり、後から始めたのに追い越されてしまうということはザラにあります。
それを親御さんが「事実として受け止めて」くださるだけなら良いのですが、「早くから習わせたのに何で追い越されるの?」と子供を責めてしまうケースも多いというのが気になります。
逆に遅くからスタートした子供の場合は、親も子供も「始めたのが遅いんだから仕方ないね・・」という部分が最初からあるので、進度に関しては全くストレスにならない場合が多いというのも事実です。
今日は、私が実際に感じている幼児のピアノレッスンに関してご紹介させていただきました。
この記事がどなたかのお役に立てたら嬉しいです。
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今日も訪れていただきありがとうございました。m(._.)m
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