ピアノの身体と心の探求家・Minna です。
今回は、「ピアノの脱力をインターネットで学習できるのか? or 伝えられるのか?」というテーマでお話をしていこうと思います。
「みんなのピアノ」では、これまで1年間に渡って「ピアノ脱力と音色と身体の使い方」について、
YouTubeや当サイト、メルマガ、またリアルセミナーなどでお伝えしてきました。
1年間この活動を続けてきた中で、気づいたことがあります。
それは、
「ピアノ脱力と音色と身体の使い方」
という考え方がピアノの世界(日本で?)に知られてない!!!
という事実です。
全然知られていない???というワケではないのです。
知っている人は知っている。
でも「とても少数」。
それはピアノ演奏の方法だけでなく、
楽器演奏の世界全体が同じであるという事実もありました。
例えばなのですが、
今、音楽家として活動をしているmarisa さんは、
仕事柄、他の楽器奏者の方と接する機会が多く、
その方々の中で「姿勢が悪い」というだけの理由で
腰痛を抱えて所属団体を辞めなければならなくなってしまったという事実があったようです。
また、半年前ほどのことなのですが、
私(Minna)のレッスンを受けにきたジャズピアニストの方が、
あまりにも音が変わったことがキッカケで
弦楽器の人が身体の使い方を勉強したいと連絡があったと言われたという事実がありました。
また、セミナーに来られる方の中には
ピアノという楽器のカテゴリーではなく
他の楽器奏者の方もいらっしゃった・・・という事実もあります。
そんな中で、
じゃぁ「みんなのピアノ」はどういう活動をしていけば良いの???と考えた場合に、
この「楽器演奏と音色と身体の関係」というのが、
少なくとも「日本の中で常識になってしまえば良いんじゃないの???」
という答えが、なんとなくですが私(Minna)のなかで導き出されました。
「セミナーをやる」ということは
「セミナーに来た人」しか、その情報を得られないという側面を持っています。
今の時代、
インターネットを使って
「ピアノ脱力」や「身体と音色の関係」などが伝えられたら?
世界中の人が、
世界中、どこにいても「ピアノ脱力」や「身体と音色の関係」
という情報を得ることができる!
これが達成できたら、
ピアノ業界の常識が変わって楽しんじゃないかな???
と考えるようになりました。
そんなこともあり、
「みんなのピアノ」のプチセミやショートセミナーはもうやる必要はないんじゃないか?
という結論が導き出されたのです。
目次
メソッドは要らない?!「ピアノ脱力」は自分で探求できる!!!
そんな背景の中、最後のプチセミが先日開催されました。
このプチセミの最初の部分は先日YouTubeにアップロードさせていただきました。
(このページの最後にも貼り付けておきますね)
この最後のプチセミに参加された方のひとり(ここでは仮に7番さんとさせていただきます)
7番さんが、今、師事されているピアノの先生からのアドバイスでピアノのためにピラティスを勉強されたそうです。
私(Minna)は、ヨガ、ピラティス、バレエ、野球、サーフィン、ボート、ゴルフetc…
要するに「中心軸に乗るもの」であれば何でも良いと思っているのですが、
何かしらのスポーツをすることで、ピアノ脱力の要領をつかむ事ができるというのは事実です。
これは私が教えた生徒さんのひとりが、
ピアノ教本を全くやらずに、当時、3年間「ハンドボール部のキャッチャーをやっていただけ」で
ピアノ演奏がものすごく上手になったという事実がありました。
(この話の詳細について興味がある方は、過去の記事を参考になさってくださいね)
さて、この7番さんからいただいたメッセージが、
今、ピアノ脱力で悩んでいらっしゃる方のお役に立つのではないかと思い、
この記事でシェアーさせていただきたいと思いました。
以下に7番さんから届いたメッセージをご紹介します。
↓↓↓
みんなのピアノ 運営スタッフの皆様
昨日はプチセミナーに参加させていただき大変ありがとうございました。
Minnaさん、Sayakaさん、Marisaさんの御三方にお目に掛かり、
直接お話をお伺いできる機会に恵まれましたことを感謝申し上げます。
ピアノ演奏における脱力についてこれ程ストイックに向き合い、
また多角的、論理的に検証されていらっしゃるお集まりに
私も集わせていただけたことがとても嬉しいです。
☆『ピアノ演奏と脱力』をメインテーマに、啓発活動の全体を総轄される方、
☆ フィットネスクラブのインストラクターとして身体の動きに向き合っておられる方、
☆ そして音楽家としてのご活動を通じて貴会の理念をピアノ演奏で体現されていらっしゃる方。
セミナーでお会いいたしました御三方で構成される役割分担のトライアングルが
私にはとても合理的に映りました。
ですから、講師の皆さまからのお話ひとつひとつが腑に落ちて、私の中にストンストンと入って参りました。
余談ではございますが、私自身の太ももにMinnaさんが触れられたときには、
いつもスマホで拝見しております動画サイトの画面から、
Minnaさんの手が飛び出してきたような、何だか不思議な錯覚を覚えました。
またMinnaさんの大腿筋に直に触れてその柔軟さを確認させてくださったり、
更にはセミナー参加者のみなさんが私の硬い太ももに代わる代わる触れられたのも、
参加者のひとりとして少し誇らしい気持ちです。(私の太ももは悪い見本ではございますが。)
レッスンの間、私の弾き方を横で御覧になりつつ、
肩の力み、体幹の不安定さ、そして腕の可動域が狭いことを看破されてご指摘くださった
ピアノ教室の先生に感謝しなければなりません。それがきっかけとなり、先ずピラティスと出会いました。
この約2ヶ月間、インナーマッスルや体幹にフォーカスしたトレーニングを受講して参りました。
自身の身体や意識に生まれた変化をわずかながら体感できます。
が、目的とするピアノ演奏にこのピラティスで教わっていることを
どのように昇華させていけば良いのか思い悩んでおりました。その折りも折りに「みんなのピアノ」と出会う機会に恵まれました。
「みんなのピアノ」との出会いは、
それまでの「点が線で結ばれた強い印象と感動」を私に与えてくださいました。
この連鎖がまだまだ続くような気がいたします。
最後のセミナーに参加できたのは私にとりまして大変幸いなことでした。
今回のプチセミで、私は「みんなのピアノ」の暖簾(のレン)をくぐらせていただきました。
そこで、その日のうちに1枚の地図をくださいました。
当面はいただきましたこの地図に描かれたエリアを縦横に動き回ってみたいと思います。
動画も、更なる地図を得るために継続して拝聴いたします。
久方ぶりの感動する出会いに、お礼の文章が随分長く長くなってしまいました。
申し訳ございません。
末筆ではございますが、
この度参加させていただきましたセミナーの講師の皆さま、
並びに貴会運営スタッフの皆さま方のご活躍とご多幸をお祈り申し上げます。
またお目に掛かれる日に期待を膨らませつつ筆を置かせていただきます。
ありがとうございました。
オンラインでピアノ脱力を伝えるには???
実際、「みんなのピアノ」にお問い合わせいただく方ですが、
それこそ北は北海道から、南は沖縄まで。
あと、海外からのお問い合わせが多いのも事実なのです。
以前、海外在住の方から
セミナーの予習動画を販売してもらうことはできませんか???
という申し出を受けたこともあるのです。
なので、
伝わるか?(伝えられるのか?)受け取っていただけるのか???
挑戦ではあるのですが、
ピアノ(他の楽器でも同じ)で脱力と音色というテーマを
インターネットで伝えることに挑戦して見たいと思うようになりました。
なので、オンラインで伝える・・ということを目的に、
しばらく頑張ってみようかと思っています。
予習動画だけで「ピアノ脱力を身につけた方」
実は、これまで40人以上の方に、
ピアノ脱力のベースの部分を予習動画にしてお伝えしてきました。
その中で、予習動画の内容をしっかりと理解して、
セミナー当日は「答え合わせ」のような形で
セミナーを利用してくださった方がいらっしゃいます。
強く印象に乗っている方が、おふたりいらっしゃるのですが、
ひとりは男性で、もうおひとりは女性です。
予習動画をかなりじっくり研究されて、
その内容を身体に染み込ませて「リアルセミナーに参加」されました。
この事実に出会った時に、
ある程度のピアノ脱力と音色の変化の習得はインターネットだけでも可能だということを知りました。
「動画から学べない人」はどうすれば良い???
脱力を学びたい方が、その方のこれまでの経験の中で、
・人の真似をするとか?
・この動画は何を伝えようとしているのだろう?とか、
そういう発想をした人の近くにいた経験がない方の場合、
「研究した経験がない」という方がいらっしゃいます。
そういった方にとっては、「セミナー」というのは大きな役割を果たすのではないかと考えています。
メソッドがある「脱力セミナーに参加した方が良い人」のタイプは???
アレクサンダーテクニーク
フェルデンクライス
ロシア奏法
ピアノ脱力奏法
(まだまだたくさんあると思います)etc・・・
上記の言葉で検索をかけていただければ、
「ピアノ脱力を学ぶセミナー」がたくさん開催されています。
どれが良いとか?
どれが悪いとか?
そういうことは全くなくて、
どの方法が自分に合っているか???
になってくるのではないかと私は考えています。
「こうやって」「こうやって」「こうやるんですよ」という「やり方」があったほうが「理解しやすい」「納得できる」というタイプの方は、
こうやった「段階を経た」 「やり方を提示」してくださる「脱力セミナー」を選ぶと良いと思います。
ここにリンクを貼るのは、ちょっとためらわれるので、
ぜひ上記の単語で「検索」をかけてみてください。
アレクサンダーテクニークに関する紹介の記事はこちら
「みんなのピアノ」の脱力セミナーに合っている可能性がある方
・なんでそうなるの???という理論を知りたい人
・自分で「脱力と音色の関係」を納得したい人
・自分のペースで研究したい人
・無所属でいたい人(人に頼りたいくない人)
・じっくりと自分の身体を使って検証したい人
こんな方が向いている気がします。
事実、
マリサさんも身体を研究している方のところから情報を強いれているようですし(笑)
私(Minna)自身も、まだまた自分の身体と音色の関係を自分の身体を使って探求中ですし
さやかさんも、さやかさんなりのやり方で、
身体・音色・心(こころ)のあらゆる角度から、
同じテーマを研究しあい、情報のシェアーをし合っています。
また、最近は、
この考えに同意いただける方からも、お手伝いいただけるようになり、
活動の幅が広がりつつあります。
「みんなのピアノ」今後の理念
このサイトも、
「私(Minna)がピアノ教室を運営していたにあたり、
その経験で得た情報をシェアーする場としての役割を果たしていた」のですが、
時とともに、サイトの形が変わってきたように感じます。
例えば、水は「H2O 」なのですが、
氷→水→雨→雹(ひょう)→ あられ→ 水蒸気
など、元素は同じでも「形」が変わって存在します。
このように「みんなのピアノ」のサイトやYouTubeもその時々で形を変えていくものなのかな?という気がしています。
まだまだ煮詰めなければならない部分はあるのですが、
まずは、以下のイメージでの活動を続けていきたいと思っています。
〜「みんなのピアノ」私たちの活動 〜
〈〈 新時代の演奏の探求と情報提供 〉〉
私たちは、これまでの概念にとらわれない「身体と音色からアプローチする楽器演奏の情報提供」を行っています。
ひとりでも多くの世界中の演奏家が、永遠に痛みなく、美しい音色を探求出来ますように…いつも応援しています。
具体的には、
プロ・アマチュア問わずすべての演奏者。
ピアノだけに関わらず、全ての楽器演奏者。
指導者・レスナーに関わらず、そして独学を含むすべての演奏学者者と言った区分け・概念、
また住んでいる場所(海外・国内・都市・地方)の地域別の立場など、
あらゆる立場を超えて、
すべての人が協力し合い、情報を得られるように。
また、同じ方向を向いて進んでいけますように。
プロだからアマだから、
先生だから生徒だから、
経験が長いから短いから、
習った時期が昔だから最近だから、
大人だから子供だから、
音楽大学教育を受けているからいないから、
音大を出ているから出ていないから
・学びの速度が早いから遅いから
などの
すべての垣根を外して、
・楽器本来の美しい音色、
・人間の身体をもっともラクに使う方法
の両側面から探求&情報提供をしていきます。
私たちのこの活動にご賛同頂ける方、
演奏方法の探求&情報のシェアーにご協力をお願い致します。
「情報」にはできるだけ「扉」を付けず、
できるだけオープンにしてYouTubeやサイトでも伝えていきたいと思っています。
いつも「みんなのピアノ」の活動を応援して頂き、ありがとうございます。
腕や腰が痛い & 音色 &ピアノ脱力の関係(動画)
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