今日はピアノ演奏中の背中の痛みとその解決策に関するお話をしていこうと思います。
最後までよろしくお願いいたします。
ピアノ演奏中に背中の痛みでお悩みの方も多いと思います。
事実、指や腕の痛みのほかにも
腰や背中の痛みを解消したいということでみんなのピアノの脱力ピアノ塾に参加される方も多いです。
これはプロアマ問わず、多くのピアノを演奏される方がお悩みの1つと言っても良いと思います。
本記事では、背中の痛みの原因とその解決方法を詳しく解説します。
背中が痛くなる主な原因
まず、背中が痛くなる原因について考えてみましょう。
- 姿勢の問題
ピアノ演奏中に姿勢が悪いと、背中や腰に負担がかかります。
特に以下の点に注意が必要です。- 骨盤が椅子座面に対して垂直に立っていない
- 骨盤が前(後ろ)に傾いてしまい、背中や腰に負担がかかっている
- 椅子の高さが適切でない
- 肩が上がりすぎている
- 長時間の演奏
もう1つの原因としては、長時間同じ姿勢で座り続けると筋肉が硬直し、血流が悪くなることで痛みが生じます。
同じ姿勢で一定時間過ごさなければならない場合はできるだけ途中でストレッチをするなどして体にかかっている負担を軽減させる必要があります。 - 体幹が使えていないため、腰や背中に負担がかかってしまう。
- 筋力不足
背中や体幹の筋力が不足していると、正しい姿勢を保つのが難しくなり、痛みが出ることがあります。
背中の痛みを予防・解消する方法

- 正しい姿勢を意識する
ピアノの前に座る際は、以下のポイントを確認しましょう。- 骨盤を椅子座面に対して垂直にする
- 背筋をまっすぐに伸ばす(S字湾曲は必要です)
- 椅子の高さを調整し、肘が鍵盤と同じ高さになるようにする
- 足を床にしっかりつける(ペダルの際は踵で床をしっかりと刺す)
- ストレッチとエクササイズ
演奏の前後にストレッチを行うことで、筋肉をほぐし、血流を改善できます。特に以下のストレッチがおすすめです。- 肩回し
- 背中を丸めたり伸ばしたりする動き
- 腰回し
- 骨盤の前後傾の動きのエクササイズ
また、体幹を鍛えるエクササイズも取り入れると、長時間の演奏でも疲れにくくなります。
- 休憩をこまめに取る
30分から1時間ごとに演奏を中断し、体を動かしましょう。軽い散歩や伸びをするだけでも効果があります。 - 専門家に相談する
痛みが続く場合は、整形外科医や理学療法士に相談することをおすすめします。専門的なアドバイスを受けることで、根本的な原因を特定し、適切な治療を受けられます。
おすすめのサポートアイテム
- ピアノ用の調整可能な椅子
自分の体型や演奏スタイルに合った高さに調整できる椅子を使うと、姿勢の改善に役立ちます。 - 骨盤クッション
背中や腰への負担を軽減するために「骨盤を立てられるクッション」が販売されています。そのクッションを使うことにより骨盤の良い状態を保つことができます。 - 姿勢矯正ベルト
姿勢をサポートするためのベルトもおすすめです。ただし、長時間の使用は避けましょう。
まとめ
ピアノ演奏による背中の痛みは、姿勢や筋力不足、長時間の演奏が原因となることが多いです。
正しい姿勢を意識し、ストレッチやエクササイズを取り入れることで、痛みを予防・軽減できます。
また、痛みが長引く場合は専門家に相談することも大切です。
ピアノを楽しむためにも、体のケアを忘れずに行いましょう!
みんなのピアノではピアノ演奏のコツや、痛みが出ないような練習の方法などを学ぶことができますので、ぜひ活用ください。

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