みんなのピアノ Minnaです。
当記事はyoutube動画を元に
文字化しています。
詳しくはYouTubeをご覧くださいね。
曲のシッポをコントロール
今日のテーマは「曲のフレーズのシッポをコントロールする」
というお話をしていきたいと思います。
なので、
シッポのあるワンちゃんのお人形さんに登場してもらいます。
シッポのあるワンちゃんのお人形さんに登場してもらいます。
今日の動画を最後まで見ていただけると、同じ曲でも上級者の方と初心者の方がなんでこんなに演奏が違うのか?がわかって、
初球の方・初心者の方でも上級者の演奏に近づけるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

1,曲のシッポとは
今日はこのワンちゃん登場でやっていきたいと思います。
今日のテーマの「フレーズのシッポ」、きいたことがありますか?
こう言っているのは私くらいかもしれないので、もしかしたら聞いたことがないかもしれないんですけれども、実は曲の中にこのフレーズのシッポがたくさんあるんです。
このシッポをコントロールできるようになると、その方の演奏する曲が、1ランク2ランク3ランク4ランク……と、どんどんどんどん上がっていって、
この人上手!って思ってもらえる演奏ができるようになりますので、そんなお話をしていこうと思います。
2,スラーとは
では曲のシッポって何なの?という話の前に、スラーについて見ていきましょう。
スラーについては、以前に動画で説明しています。
■スラーとタイの違い
スラーというのは、音符と音符の間に、⌒ヒューっていう( )みたいのがくっついているものです。
スラーとスラーの間というのは、実はすごく大事なポイントです。
そこをコントロールできているか?できていないかで
曲の仕上がりがものすごく変わってきます。

3,曲の「シッポ」=息継ぎ
ではさっきお話したシッポとは何か?ですが、
スラーというのは、フレーズとフレーズの間に、( )と( )みたいのがあって、
その( )の間は息継ぎをするんですよ、ということです。

とはいえ、
実際にピアノの息継ぎというのは
ピアノの前でハーッって呼吸をして息継ぎをするのではなくて、
実際にピアノの息継ぎというのは
ピアノの前でハーッって呼吸をして息継ぎをするのではなくて、
●フレーズをちゃんと切る ということです。

またこれは初心者だからできないということだけではなく、
実は上級者の方でもできない方がすごく多いです。
今回は、初級者バージョンと上級者バージョンを両方ご説明していこうと思います。
実際にやってみせますね。
ではまず初級者の曲からです。
「月の光に」という曲をレッスンの材料に使ってやってみます。
(♪月の光に♪)ドドドレミ~レ~ ドミレレド~~~
今2回息継ぎしたのにお気づきですか?
ドドドレミ~レ~ でまず1回。
ドミレレド~~~ で2回目の息継ぎです。
楽譜によっては息継ぎが書いてない場合があるので、実際に歌ってみるのが一番わかりやすいです。
ドドドレミ~レ~(呼吸)…で今息しましたよね。
ここで息がないと苦しくなっちゃうんですね。
試しに息継ぎなしで演奏してみます。
(演奏)
どうですか? なんだかのっぺりした感じに聞こえませんか?
息ってすごく大事で、息のところでヒューってシッポを作ると、さらに曲がキラキラするんです。
では次に、息継ぎバージョンをもう一回聞いてみてください。
音を半分くらい小さくして、ヒューってしているのにお気づきですか?
ドドドレミ~レ~ のところですね。
ミ~を8くらいの音量だとしたら、レ~を5くらいに小さくシュッてしっぽを作ると、
曲がキラキラして、すごく上手な人の曲!みたいな感じになるんです。
では次に、上級者向けの曲です。
初級者でも上級者でもやることは一緒です。
上級者の方は、ショパンの「別れの曲」を使おうと思います。
まず息のない、のっぺりバージョン。
(♪別れの曲♪)
これは息をしていないので、のっぺりして、「ハッ・・・」と息を吸うところもシッポも作っていません。
息というのはシッポと同じです。
では次に、シッポ=息を入れてみましょう。
(♪別れの曲♪)シミ~レミ… ここで息です。
こんな感じで、途中でところどころヒュッヒュッて、シッポもしくは息継ぎを入れていたのを、ご理解いただけたでしょうか。
大人の方だけじゃなくて、子供の場合も、
息継ぎのところを、さらに音を半分にすることで、またちょっとキラキラっていう風になっていく場合があります。
4,「曲のシッポ」レッスン動画
私の生徒さんのレッスンでそれを伝えている動画がありますので
そちらもご覧になってみてください。
(生徒♪)ソドミレ~ ミソドシ~ ドミラソ~ファ~ (みんな)こことここの間はスラーの切れ目と、この前教えたよね。
スラーの切れ目はひゅう~ってシッポを作る…そうそう、きれい!!
右だけでやってみて、…音が大きい。安定してないのがわかる?
ソドミレ~の後はよかったのに、ミソドシ~のところで大きくなったよね。
ソドミレ~もミソドシ~も同じに弾いてみよう。
(生徒)ソドミレ~( )ミソドシ~( )ドミラソ~( )
(みんな)きれい、すごくきれい!!

曲のシッポ、なんとなくでもご理解いただけたでしょうか。
曲のシッポをコントロールする、ぜひ挑戦してみてくださいね!
このようにこのチャンネルでは、ただひたすら練習するだけではない上達のコツ裏技をご紹介しています。
こんなこと知りたいということがありましたら、この下のコメント欄か、LINEかメールでお知らせください。
また次回お会いしましょう。
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