目次
ピアノの楽譜をスラスラ読めるようにする具体的な練習方法とは???
この記事は、過去の記事に新しい情報を加えて編集し更新したものです。今回は動画を貼り付けています。ぜひご参考になさってみてください。
楽譜をスラスラ読めるようになる方法の続編です。第1回、第2回と書いてきて、まだお伝えしたい情報があることに気づいたので、第3弾を書くことにしました。最後までお付き合いいただけけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。この第3弾は、第1回、第2回の記事がベースになっていますので、まだ前の記事を読んでいらっしゃらない方は先に前回、前々回の記事をお読みくださいね。
これまでの記事はコチラ↓↓↓
楽譜がスラスラ読めない、楽譜をスラスラ読めるようにする方法って?Part1
楽譜がスラスラ読めない、楽譜をスラスラ読めるようにする方法って?Part2
ピアノの楽譜を景色として捉えていますか???
楽譜をスラスラ読めない人の特徴なのですが、「楽譜を景色として捉えていない」という場合があります。楽譜?景色????と思われる方のためにちょっとだけ説明させていただきますね。
楽譜を景色として捉えている人の脳
初心者、入門者の方の場合、楽譜を「これはド、これはソ」と、音符の玉→音符を読まなきゃいけない」という思考に囚われている方が多いようです。ピアノを長年やっていると、音符の細かい音、これはドとかこれはソとか、そんなのは正直どうでも良いというか?なんとなく感覚で楽譜を「景色」で見られるようになります。
その経験がない人にどう伝えれば理解していただけるのかわからないのですが、これを説明することに挑戦してみますね。うまく伝えられたら嬉しいのですが・・・(汗)
「楽譜を景色として捉える」という言葉の意味が、どういうことかというと・・・
楽譜って景色なのです。音符の玉は山とか谷を現しているイメージです。音が高くなれば丘か山を上るイメージ。音が低くなれば音が谷に向かって下がるイメージ。四分音符で山に向かえば音はゆっくり上がり、16分音符や32分音符で山に向かっていけば駆け足で登っていくイメージです。逆に谷に向かって降りるとすれば、四分音符で谷に向かえば音はゆっくりと下がり、16分音符や32分音符で谷に向かっていけば駆け足で転がり落ちていくイメージになります。
音符が山に向かえば、指は右に向かって動き、音符が谷に向かえば指は左に向かって動きます。
あとは、3度で動くのか?(ドとレの関係を2度、ドとミの関係を3度と言い、音がいくつ離れているかを表現します)、5度で動くのか?1つ飛ばしで動くのか???と音符を判断しています。
正直なところ、私の場合は、音符そのものを「ひとつひとつ読んでいる感覚」はありません。
音符の読み方は、自転車の乗り方と似ています。
これを音符の読み方を「模様読み」もしくは「景色読み」していな肩にどう説明するか???考えると、多分、自転車の乗り方、か?スキー、スケートの滑り方と似ているというと理解できるかもしれません。
自転車の練習をしている時には、最初の一漕ぎは大きく踏み込まないと進まないとか、スピードを出したいなら、立ち漕ぎをすれば勢いがつくとか、右に曲がる時には重心を右にかけるとか・・・こういったことは誰に教えてもらうでもなく「乗っているうちになんとなくマスター」していきます。
最初は転ばないように、「こうしよう」とか「こういう時にはこうしちゃいけない」とか頭で考えていたはずです。でも、乗れるようになってしまってからは「頭は使わない」状態になりますよね?スキーやスケートも同様。
音符の読み方もこれと同じなのです。
頭は全然使っていません。なんとなく、音符がこっちに向かっていくから指はこっちへ向かえは良いとか、音が下がっているから指はこっちにいけば良いとかetc…
音符のひとつひとつは読めなくても構わない
私が生徒に伝える言葉なのですが、「音のドとか、ソとか、そんなひとつひとつの音に拘らなくて良いから、楽譜を景色で見て!」とよくいいます。音符のひとつひとつは慣れてしまえば覚えてしまいます。そんなことはどうでも良いので、山を上がれば「右に指がいく」、谷に向かっていくなら「指が左に行く」といったような、自転車と同じような感覚を身につけて欲しいのです。
その感覚さえ身につけてしまえば、流れがつかめます。
足し算で言えば、問題を見たと同時に、これが足し算なのか?引き算なのか?を判断する能力といったイメージです。少なくとも楽譜を見ただけで「上がるんだな」とか「下がるんだな」という感覚を身につけて欲しいのです。その大きな流れがつかめるようになってくれば、あとは時間と回数をこなせば、音符は割とスラスラと読めるようになります。(個人差はあります)
動画でも説明しています。ご参考になさってくださいね。
数をこなす方法については、前回の記事、楽譜がスラスラ読めない、楽譜をスラスラ読めるようにする方法って?Part2 にも詳しく書いていますので、こちらの記事も参考になさってくださいね。
いつも、あなたがピアノで幸せになるのを応援しています。
今日も訪れていただきありがとうございました。
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