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マインドセット・ピアノで難しいと感じることとは?
みなさんこんにちは、スタッフのSayakaです。
今回のテーマは「ピアノで難しいと感じる、思うこと」についてです。
現在1Dayセミナー受講生を対象にしたマインドセットクラスが進行中ということもあり、最近はピアノマインド(ピアノに対する考え方)についてつぶやかせて頂いております。
興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。
ピアノで難しいを分類分けすると???
みなさんはピアノに関することで
「難しい」
と思うこと、感じることはありますか?
「難しい」と感じる内容は、「人によって様々」かと思いますが、
大きく分けると、
1,技術的なこと
2,精神的なこと、
このどちらかに当てはまります。
例えばマインドセットを受講されている方々の回答をご紹介させて頂くと…
ピアノが、技術的に難しいことって何?
技術的に難しいこと…
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トリル
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早い曲
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指によって打鍵の強さが違ってしまう
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テンポを一定に保つ
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同音連打
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鍵盤を見ずに弾けること
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指を速く回すこと
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音色、タッチ、スピードコントロール
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身体の使い方(脱力)
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ノーミス演奏
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アルペジオ
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和音について、全ての指が均等に弾く
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オクターブ
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バランス
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うたうように演奏すること
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音の強弱、音の微妙なコントロール
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暗譜をすること
こうやって書き出してみると、技術的なことだけでも
「ピアノを演奏することって…
めちゃくちゃ難しいじゃん!!!!」
と思わずツッコミを入れたくなりますね(笑)。
さらにこれらを全てクリアするとなると、
相当な練習量が必要ですし、本番でもうまくいく確率的には低く、
オールクリアとなれば「難易度もとても高い」ので、
精神的にもかなりのプレッシャーもかかるように思います。
「ピアノを演奏する」という行動は、
行動学的にも複雑かつ同時多発的に色々な機能を駆使しているので、
ピアノを演奏するだけ・・・ってのでも「すごいこと!」です。
事実、太鼓を叩いたり、シンバルを鳴らす動作というのは、
動物でもできてしまったりします。
例えばなんですが、
芸を仕込まれたお猿さんやチンパンジーが太鼓やシンバルなどの楽器の音を
鳴らしている映像を見たことがある方もいると思います。
そう考えると、ピアノを演奏するという動作は、
ある程度の知能と細やかな筋肉の発達・発展した
「人間だからこそ」の成せる行為なのかもしれません。
ピアノが「精神的に難しいこと」って何?
では続いて精神的に難しいことについてです。
精神的に難しいこと…
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緊張しやすい
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人前でリラックスして演奏すること
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落ち着いて弾くこと
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その日の気分がそのままピアノの音色に現れる
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発表会等で緊張すると、手が震えてしまう
-
演奏順によって気持ちが左右される
あれ????
なんだか技術的に難しいことより、
精神的に難しいことの方が少ないような…???
そして精神的に難しいことの多くが「緊張」や「焦り」から生じる悩みだったりします。
難しいと感じることは「人それぞれ」
先ほどの技術的・精神的に難しいと感じることのリストを見ても
「難しい」と感じることは人によって様々ですね。
|
特に精神面に関する難しいことに関しては、練習量や経験値の差などがさほど関係のないように思います。
全然練習をしないAちゃんの方が緊張せず、いつも沢山練習してくるBちゃんの方が緊張する
↑
このような事例はピアノに限ったことではなく、どこかで見かけた、あるいはご自身で体験したことがある現象ではないでしょうか?
または「人前でのピアノ演奏」は緊張するけど「人前でのスピーチ」は緊張しないという場合もあります。
同じ「人前での行為」でも緊張するか、しないか変わってくる???
これについては私自身同じような経験があります。
ピアノ演奏ではありませんが、私はモダンバレエを現役時代踊っていた(コンペティションにも出場していました)時は本番ものすごく緊張しました。
緊張の度合いはその都度、大なり小なり差はありましたが、全く緊張せずして本番を迎えたことは記憶の限りありません。
幼少期によく分からないでお姉さんに連れられて発表会で出た時は、もしかしたら緊張していなかったかもしれませんが…
しかし人前で話をすることに関しては、物心ついた時から今現在に至るまでさほど緊張することはありません。
マインドセット受講生の方の中にも楽器の演奏に関してはものすごく緊張するけど、スピーチだと全然緊張しないという方もいらっしゃいます。
同じ「人前での行為」なのに、この違いはどこから生まれてくるのでしょうか?
「難しいこと」って本当に難しいことなのか!?
人が難しいと感じることに関しては…
めんどくさい
✖️
知らないこと
上記の2点が入り混じった状況や対象を
「難しいこと」
として捉える傾向があるそうです。
みなさんそれぞれにとって難しいことに当てはめてみるといかがでしょうか?
例えば知らないことが沢山あると...
それを調べるのがめんどくさい…
それを勉強するのがめんどくさい… それを考えるのがめんどくさい… |
つまり難しいこととは、
知らないことが減れば難しいと感じなくなる性質だということです。
しかし、ここであるトリックが発生します。
知識が増えれば増えるほど
技術が上がれば上がるほど
それに比例するかのように、
「新しいできないこと」
「新しい知らないこと」が必ず発生します。
先ほどの私のバレエの例だと、バレエを習いたての右も左も分からない幼少期の発表会は
「そもそも知らないことも分からない状態だったため、簡単もなければ、難しいという感覚もないため緊張しなかった…」
ということです。
人が難しいと感じることについては克服することではなく、
「自分の捉え方を変えていくこと」
で難しいことでなくなるかもしれません。
「難しいこと」はこの世に存在しない???
みんなのピアノでは「自分で答えを導き出すこと」、自立を促しています。
特に精神的に難しいことに関しては
「自分を内観し、掘り下げていくこと」
が必要になってきますが
*自分について考えるのがめんどくさい
という場合は、
緊張を克服することが難しい
こととして捉えるようになるかもしれません。
または
*自分について気がついていない
(知らない)ことが沢山ある
可能性も多いにあるかと思います。
そもそもピアノに関して言えば、私自身が譜読みを難しいと感じるのは
*そもそも知らない記号ばっかり
*それを勉強するのがめんどくさい
からなのです。
やろうと思えばできるはずなのに、ただやっていないだけです笑。
究極論を言えば、難しいことはこの世に存在しないかもしれません。
難しい=知らないこと
難しい=めんどくさいこと
知る努力さえすれば、難しいことではなくなります。
ただし知る努力がめんどくさいと思っているかもしれません。
自分にとって難しいこととは…
心の片隅に「めんどくさい」と思っている自分がいるのかもしれませんね。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
ピアノを生活に取り入れた幸せな生活が実現することを、いつも応援しています。
今日も訪れていただき、ありがとうございます。
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