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上手な演奏・きれいな音のための基本のピアノの椅子の座り方
きれいな音を目指す、ピアノの椅子の座り方。
意外と見落としがち?なのがピアノ椅子の座り方です。
実は、「ピアノ椅子の座り方なんていい加減でも弾けるんじゃない?」と思われがちですが、実はこの座り方一つで音色が変わったり、演奏がしやすくなったり、指が回りやすくなったりするのをご存知ですか?
椅子の高さで腕の高さが変わり、演奏に大きく影響する
基本の座り方
- 肩から腕を自然に下ろします。
- 肘を下ろした状態で「小さく前にならえ」をする
- ピアノ鍵盤の上部をテーブルに見立てた場合、肘の底辺とテーブルの上が一直線になるように手を伸ばします。
- この高さに合わせて椅子の高さを調整します。
お尻の骨、座骨を立てて座りましょう
- お尻の肉を後ろにかき分けるようにして座骨を座面に突き刺します。
- 座骨が見つからない人は。
お尻で床を歩いてみてください。
お辞儀をするように前かがみになります。
その際にお腹を折るのではなく、股関節から身体を折り曲げるのをイメージします。その状態でお尻を触ります。ボコッと出ているのが座骨です。この座骨を逃さないように椅子に座ります。
座るときにお尻の後ろ側に巻いたタオルを敷いてください。
.座骨が椅子に刺さっているかどうかでペダルの安定感も変わってきますので、演奏する際には常に座骨を指すように身体をキープしましょう。
カカトは必ず床につけましょう
- ペダルを踏まない場合は、カカトは膝の真下に来るようにしましょう。
- カカトが浮いてしまう人がいますが、常にカカトを床に安定させましょう。
- 小さなお子さんの場合は、その高さに合わせた台を用意してあげましょう。
カカトが床につかない人は腹筋背筋が弱い場合も
カカトが床につきづらい人は、普段、慎重に合わない椅子に座っている可能性があります。
身体をを維持したいために自分の身長に合わないイスに座り、上半身を楽にしておきたいので背もたれに背中をもたれ掛けさせているのです。そうなると足の裏が床につかない状態になります。
これは足がフラフラした不安定な状態を続けていることです。常に腰が引っ張られている状態になるので体への負担が大きくなります。
ピアノ演奏も体幹を鍛えることが大事。姿勢もとても影響します。
上記の姿勢を維持できない方は姿勢が悪かったり、体幹がとても弱い方です。ピアノ演奏も体幹がとても大切です。
ですからスポーツを長くやっていらっしゃった方は身体の使い方をよくご存知なのでピアノが上手になるコツを掴むのも早いです。ピアノはスポーツとほとんど同じ身体の使い方をします。
座り方や身体のバランスの取り方で上手になる速度を早めたり、逆に遅くしたりもします。
このブログの中にも同じ話を書きましたが、私の生徒さんでソフトボールの部活動と合唱の伴奏だけでピアノ演奏がとても上手になった生徒さんがいます。
日頃の練習よりも身体の使い方の方が上手になる近道だったりもする場合もあるのです。
ぜひ、基本の座り方をマスターされて、楽しいピアノライフを手に入れてくださいね。
このブログでも、ピアノの身体づくりについて少しずつ紹介していますね。
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今日も記事をお読みいただき、ありがとうございます。
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