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”ピアノを習っていても楽譜が読めない人はたくさんいいる”という事実がある
今回は「譜読み」に関しての話題です。「ピアノを習っていて譜読みができないのは良くないことなのか?」というタイトルでお送りします。この話題については、本当に難しいテーマだと思っています。
実は、つい先日、初めて行った美容院で担当してくれたスタッフが「私はピアノを10年以上も習っていたのだけど、楽譜が全然読めないんですよー ひどいでしょ??」と話をしてくれました。私は「ヤマハさんだったら読めなくても仕方ないんじゃない?」と答えたのですが、「なんでわかるんですか?」と言われてしましました(笑)
楽譜が読めなくても弾ける!これは良いこと悪いこと???
このテーマに関して、10年以上前の私なら、「悪いこと」と答えたと思うのです。でも、今の私は、「良いことでも悪いことでもないんじゃない?」と答えます。なぜなら、事実は「10年以上習っていたけど読めるようにならなかった」それだけのこと。その事実に対して「良い」も「悪い」もないのです。
「悪い」と思っているのは、そう思う人の感情だし、「良い」と思っているのも、そう思う人の感情であって、事実は感情ではないし、事実は事実。それ以上でもそれ以下でもないと思うのです。
譜読みができなくても良い面はたくさんある!
ヤマハの音楽教室さんというのは「譜読み」ということに力を入れていないのは確かだとは思います(今はわかりませんが、過去に私がヤマハさんの生徒だったときには、譜読みには力を入れていなかったのは事実です。
でも、それって悪いことなのでしょうか?
例えば、ピアニストの辻井伸行さんは盲目のピアニストですから楽譜が読めません。でもピアニストです。ちゃんとピアノを演奏できます。そして目が不自由なことを補う能力、例えば耳が良いとか、感覚が良いとかそういう部分はあると思うのです。
私もヤマハ音楽教室出身でしたから、先生の音を聞いて演奏するという場合が多かったのは事実です。そのせいで読譜は苦手と言えるかもしれませんが、良い面を言えば、曲のアレンジとか、聴音、つまり耳コピは得意だし、別の部分で譜読みができる人よりも得意な部分もあります。
本人にその気がなければ「譜読み」はできるようにはならない。
私の教室では特に「音符の理解に力を入れて」います。なので、うちの生徒さんは割と譜読みが得意な方です。また私もその方法(指導スキル)を磨いてきていますので、教えるのも上手にはなってきているとは思います。ただ、そんな中でも譜読みが苦手という生徒はいます。そして、生徒である本人に「読めるようになりたい」という気持ちがなければ、いくら私が指導しても読めるようにはなりません。当たり前です。その気がないのですから・・(笑)
何よりも大事なことは、本人がそうなりたいという気持ちです。
譜読みが苦手なのは本当に教室や?先生のせいだったのか?
「今」という時点でものを言うと、私自身は過去は譜読みは苦手だったけれど、今は決して苦手というタイプではなくなってきています。自分でも数多くの楽譜を読んできましたし、教えてもいますから「人一倍楽譜を読んでいる」というのがその理由だと思います。
子供の頃を思い返すと、確かに私は譜読みが苦手だったけれど「心の底から楽譜が読みたいと思っていたのか?」と振り返ると、正直わからないのです。思い出せないというか???
もしかしたら先生は教えようと思っていたのに、私が教わろうとしていなかった可能性もあります。この過去の事実はわかりません。
でも、過去のことなんて正直どうでも良いのです。だって過去のことなのですから。大事なのは「いま」と「これからどうなりたいか?」ですよね?
ですから、もし、今「譜読みが苦手」と思っている方がいて、「もっと読めるようになりたい」と思っているのなら、答えは簡単です。「簡単な楽譜を数多く読んで力をつける」それだけです。
そして、もし、「譜読みは苦手だし、読めるようになりたいとも思っていない」という方がいたら、それはそれでその人の気持ちなので、良いのではないかと思うのです。
この記事を読んで、「一体何が言いたいの?」と思う方もいるかもしれませんが、それはそれで良いと思っています。
ごく一部の方であっても、この記事がお役に立ったら嬉しいです。
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