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簡単に出来るリトミックを自分の子供との遊びの中に取り入れてみましょう。
近年、リトミック(音楽遊びやリズム遊び)を取り入れていると標榜する幼稚園や保育園、また幼児教育の教室が増えています。リトミックという専門用語を使っているので何かスペシャルなことをやっているようなイメージがあるかもしれませんが、内容だけを見るとどこの幼稚園や保育園でもやっているような歌遊び、リズム遊びがほとんどです。内容もさほど難しく難しくはありませんので、自分のお子さんと一緒に過ごす時間の中に、リトミックの要素を入れてみてはいかがでしょう?
リトミック、リズミックって何? 何をするの?
リトミックという言葉は「英語」のようなイメージに取られるでしょうが、実は日本語です。本来はフランスフランス語で「rythmique(リズミック)」と言います。英語では「eurhythmic(ユーリズミック)」と言われています。内容はほとんど同じなのですが、日本では「リトミック」という言葉で言い表されています。
何をするかというと、歌や踊りを取り入れた音楽教育のことを言い、専門的なピアノ演奏教育やバイオリン演奏教育とは一線を引いていて、あくまでもリズム遊び・歌遊びなどで子供の音感やリズム感を伸ばす(育てる)教育のことをリトミックと表現しています。
お遊戯、指遊び、手遊びもリトミックの一部。
リトミックという専門的な言葉を使っていると、なんだか分からないけれど特別なことをするとイメージされてしまいそうですが、そんなことはありません。日本で昔から伝えられている指遊び、歌遊びもリトミックの一部です。
例えば・・・・
げんこつ山のたぬきさん
げんこつ山のたぬきさん、
おっぱいのんでネンネして、
抱っこして、おんぶして またあした。
とか、
グーチョキパーのうた
グーチョキパーで グーチョキバーで 何作ろう?何作ろう??
みぎてはグーで ひだり手は パーで カタツムリ〜 カタツムリ〜
なども、立派なリトミックのやり方のひとつです。
これなら、NHKの「おかあさんといっしょ」を見ながら、自分の子供と一緒に歌ったり踊ったりもできますね。
ひらひらリボンを作っての「リトミックごっこ」も楽しい!
私が3歳児の生徒さん(2〜3名がいた場合)に発表会でやってもらっているリトミックを2つほどご紹介しますね、
リボンでヒラヒラ・・「大きな古時計」のチクタク・リトミック
用意するもの: 手作りのリボン(新体操で使うリボンのような形状のもの)
使 う 曲 : 大きな古時計 (大きなのっぽの古時計〜♪の歌)
小道具の作り方: 以下の写真を参照
大きな古時計(リボン版)のリトミックのやり方。
(2拍ずつ、リボンをヒラヒラさせる。大きく振るのが良い)
大きなノッボの古時計、おじいさんの時計〜
100年いつも動いていた ご自慢の時計さ〜
おじいさんが生まれた朝に やってきた時計さ〜
今は、もう動かない その時計〜
(ここから先、チクタクの部分だけ、時計の振り子のようにリボンを振る)
100年休まずに チクタクチクタク
おじいさんと一緒に チクタクチクタク
今はもう動かない その どーけーいーーーー♪
子供は、ひらひらのリボンを振るだけでもテンションが上がります。また、2〜3歳児の子供にとっては「チクタクのところだけを早く振る」だけでも難しいものです。
3拍子の「ぞうさん」のタンバリン(カスタネット)
実は、園児にとっては「3拍子」の拍をタンバリンで叩くのはとても難しい行為です。
ぞ〜〜ーさん、ぞ〜〜ーさん、おはなが ながいのね、
そーうーよー かあ さん もー ながいのよ〜〜ー
たったこれだけの歌詞(長さ)ですが、幼児にとっては、123、123とリズムをとりながら歌うというのはかなりの難題です。
以下の「たん」だけがタンバリンをたたきます。「うん」はおやすみ にします。
歌の歌詞と合わせると以下のようになります。
ぞー おー さん | ぞー おー さん |おー ーな なが | なが いの ねー |
たん うん うん | たん うん うん |たん うん うん | たん うん うん |
1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3
2〜3歳児にとって、上記のリズムを叩くのはとても難しいです。気長にやってみてください。また、この内容がスラスラとできるようになったら、「うん たん たん」や「たん うん たん」など、リズムを変えてみましょう。
ご家庭でも良いリトミックの練習ができると思います。
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あなたがピアノで幸せになるお手伝いをしています。
今日も訪れていただきありがとうございました。
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