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幼児にピアノを弾かせる・ピアノの教え方。絵おんぷ楽譜は効果あり。

絵おんぷなら「2〜3歳児」でもピアノが弾ける!

 

ものすごく小さい子供(2-3歳児)、幼稚園のクラスで言えば「年少さん」か?その1年前の年齢の幼児の場合の話です。

年中さんであれば、ごく普通の楽譜(黒い玉の音符)で十分に対応できるのですが、さすがにそれよりも小さい子供の場合は「楽譜」と「ピアノの鍵盤の仕組み」、そして「音符と鍵盤の場所」を教えるのは大変なことです。

そこでお勧めしたいのが「絵おんぶからバイエルまで(上巻・下巻)」です。

 

 

「絵おんぷからバイエルまで」上巻・下巻 。この写真をクリックするとAmazonに飛びます。

 

32回も印刷し直されている「絵おんぷ」。幼児でも簡単に鍵盤の場所が覚えられる。

 

この「絵おんぷからバイエルまで(上巻・下巻)」なのですが、うちの娘(現24歳)が3歳児の頃から存在している楽譜です。ちょっと調べてみたら、現在(2017.1現在)の時点でに32版。つまり32回も印刷し直されているという楽譜です。すごいですね・・・!(◎_◎;)

 

この「絵おんぷ」の楽譜の仕組みを少しご説明すると・・・
ド → どんぐりのイラスト
レ → レモンのイラスト
ミ → ミルクのイラスト
ファ→ ふぁうせん(ふうせん)のイラスト
ソ → ソフトクリームのイラスト

 

音符ではなくイラストを認識してピアノを弾きます。楽譜の一部を撮影しています。

 

 

このように、楽譜にはそれぞれのイラストが書いてあって、そのイラストに従って楽譜を読むというシステム。

音符を読む・・・というよりは、絵合わせゲームのような感覚です。

この楽譜には鍵盤シートというのが添付されていて、これがまた優れものだと私は思っています。

 

 

付属の鍵盤シート。鍵盤に差し込んで使います。

 

シートを差し込むとこんな感じになります。

 

 

このカードを鍵盤に差し込むことで子供は鍵盤の場所を認識することができるので、簡単にピアノの鍵盤の場所を認識することができピアノを演奏することができる。そういう仕組みになっています。

 

 

絵おんぷカードは効果があるのか???

 

絵おんぷのメリット・良いところは?

 

効果があるのか?ないのか?というジャッジであれば、はっきりと「あります」と言えます。

なぜなら実際に私の娘は「絵おんぷ」でピアノを弾くことができたからです。年齢的には2歳半から3歳の始めくらいの時期です。

これくらいの年齢の子にとって、音符のドレミを認識するのはかなりというか?相当難しいことです。楽譜の「ド」と「レ」と「ミ」の区別も難しいし、ピアノの鍵盤は全部「しろ」にしか見えない、そんな年齢だからです。

そういう子供にピアノを弾かせるというのにはとても良いツールだと私は思っています。

 

絵おんぷのデメリットはなに??

 

全てのものがそうですが、メリットがある一方でその逆の面、デメリットも存在します。

あくまでも私個人の感覚ですが、「絵おんぷ」のデメリットはというと、「絵音符を覚えた後」に「普通の黒い玉の音符」にすり替えるという作業に少し手間がかかります。

最初から普通の音符を覚えてしまった子なら、そのままレッスンを進めていけますが、絵音符を教えた子供は一度絵音符を覚えてしまうと、そちらの方が簡単なので「絵音符」をやりたがります。子供のやる気を保ちつつ、音符もすり替えていくという作業は手間もかかるし、教えるのも大変と言えば大変かもしれません。

 

 

絵おんぷを使う?使わない???は その子供の性格に合わせて決める。

 

子供であっても(大人もそうですが)「楽譜を読めるのと読めない」のでは、それは読めた方が楽しみ方の幅も広がるし読めた方が良いとは思います。でも、絶対ではないと私は思っています。

ある時期になったら、そんなに苦労しなくても「スラスラ」と読めちゃう時期が来る時もあるし、ピアニストの辻井伸行さんは盲目のピアニストですから楽譜なんて読めるはずはないのです。じゃぁ楽譜を読めないピアニストがダメなのか?と言ったらそんなことはないので、楽譜を読める、読めないはどっちでも良いんじゃない?というのが私の感覚です。

 

でも、本人が楽譜を読みたい!とか、楽譜を読んでピアノが弾きたい!と思うのであれば、「絵おんぷ」もありじゃないかと思います。自電車で言えば「補助輪付きの自転車」の感覚です。

 

その子供が「絵おんぷ」を使うことによって「ピアノが楽しくなる」なら、そりゃぁ「絵おんぷ」を使った方が良いと思うからです。

 

絵おんぷを使う・使わないは、その子供の様子をみて決めるのが良いのでは?と思います。

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