ピアノ演奏の永遠のテーマが「ピアノ演奏の時の脱力」です。ピアノ演奏=脱力を極めると言っても過言ではないでしょう。事実、検索でも「ピアノ 脱力 演奏方法 コツ」という検索項目でこのサイトに来られる方も多いです。また私が行なっている「身体の使い方と脱力セミナーに来られる方の大半が「脱力で悩んで」いて、そして「脱力の本質を全く理解されていない」という方も多いのです。
そんな理由もあり、今回は「ピアノ演奏の脱力」についてわかりやすくお話ししていきたいと思います。
いつもの通り、解説動画もこの記事の最後に貼り付けておきますので、そちらの方も参考になさってくださいね。
目次
あなたはピアノで脱力できている???
自分自身が脱力できているか?できていないか?それすらわからないという方もどうやら多いようで、私のところにメールなどで動画を送って来られる方もいらっしゃって、「これ、脱力できているでしょうか?」と質問されるのですが、「ずっと腕の筋肉の筋が見えている状態で演奏されている」ので脱力全然できていないという状態の方もいらっしゃいます。
では、どういう状態が脱力できているのかというと、
・鍵盤を最後まで押し込まないで演奏できていますか?
・右手で演奏する場合、「左手で右手の腕のプニプニしたところを掴んで見て、常にその部分が固まったいたら「脱力できていない」状態だと言えます。
また、
・1曲演奏し終わったら腕が痛くなる
・長い曲や早い曲を弾くと腕の上の方が痛くなる
こんな状態も「脱力できていない」サインだと言えるでしょう。
ピアノ脱力の5つのポイントはこちら
ピアノの脱力の正体とは?
ピアノでいう脱力ってどういうことを言うのでしょうか?「脱力→力を抜く」この言葉だけだと、力を抜いてしまったら身体すら起こして入られませんね(笑)
ピアノ鍵盤は全然重くない
他の記事でも書いていますが、ピアノ鍵盤の重さは55gから60g程度。10円玉を11枚重ねた程度の重さです。
人間の腕は、子供であっても2kgはあると思いますし、大人であれば片腕で3kgの重さはあります。
3キロというと、1リットルの牛乳3本分。腕ってかなり重いのです。
その腕の重さを鍵盤に集中させたら5キロぶんの重さが鍵盤にのしかかりますから、人間が力を入れる必要すらありませんね?(笑)
私がセミナーで行なっている方法は、電卓を叩くくらいの力で十分。
あとは、お豆腐を指で押した時に穴があかないギリギリの強さでも良いかもしれません。
ピアノにおける「脱力」とは?
さて核心に迫っていきましょう。薄々お分かりだとは思いますが、脱力というのは単に力を抜くという意味ではないんですね。
ピアノでいう脱力というのは、体の中でしっかりさせるパーツはしっかりさせる。それをしっかりさせるから他の部分が脱力できてくる。
これがピアノ脱力の正体です。
例えば、椅子に座るという行動をとった時に、全身ゆるゆるにしたつもりでも椅子に座るという動作をするためには、やはりどこかしらに力を入れるというか?支えがなければ座るという動作すらできないんです。
スポーツの世界だとこれをコアトレと言います。
野球、テニス、バレーボール、バレエ、ヨガ、なんでも同じだと思うのですが、コアを整えると周りが緩んでくるんですね。これが脱力です。
このコアの姿勢を保つ→これが簡単そうで一番難しい行動だったりもします。
この本が役に立ちます。↓↓↓
脱力は、整える前にほぐす!が鉄則。
動画でもご紹介しているのですが、コアを整えようとするその前に、体中が凝り固まってしまっている人というのもものすごく多いです。凝り固まっているので正しい姿勢が保てないのです。
そういう方は、まず「ほぐす」という作業から始めなければなりません。
ほぐした後に、大事な筋肉を使う練習をする
動画でも説明していますが、使っている体のパーツを間違えていると実は脱力できないのです。そのひとつが「エクボ筋」。世の中に実は「エクボ筋」なんてものは存在しないのですが、なんとなくそう呼んだ方がわかりやすいので、私たちのセミナーで勝手に名付けたのが「エクボ筋」という筋肉です。
動画ではその筋肉の見つけ方も紹介しています。
参考になさってくださいね。
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