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ピアノの生徒が自分から学ぶようになった理由とは???
今日は、ピアノの先生として「自分から進んでピアノを練習(学習)しようとする生徒(子供)ができる方法」というテーマでお送りしたいと思います。ほんの数年前まで「生徒が練習してこない」「どうしたら生徒が自分から進んで練習してくるようになるんだろう?」と悩んでいた時期もあったのですが、ふと気がついたら「生徒の方が自分から勉強するような生徒になっていた」なんかそんな感じです。で、昔と今と一体何が違っているんだろう??と考えてみたのですが、多分、いちばん変わったのは先生である私自身なんじゃないかと思うのです。
気がついたら自分から勉強する生徒が目の前にいた
実際のところ、本当の理由はよく分からない部分もあるのですが、ここ数年のうちに気がついたら生徒の方がすごく立派な生徒が多くなっているような気がします。私の生徒はピアノの前に来る時には楽譜と一緒にペンや鉛筆も持ってきます。そして宿題も自分で決めるし(もちろんアドバイスはします)、弾く時に気をつけなきゃいけないところなどは自分で書き込みをするようにしてもらっています。
私(先生)が細かいことを書いてしまうと、次のレッスンの時に覚えていられないので、どんな書き方でも良いから自分で書くように促します。
つまり、一言で言っちゃえば、私(先生)は手を出さないのです。やってあげるとやってあげるのが当たり前の子供になっちゃうけど、やってあげなければ本人は自分でやるしかありません。

楽譜への書き込みも自分自身で。
つい先日、ある生徒のレッスンで気がついたことがあります。
その生徒(子供)は小学校4年生の子(お兄ちゃん)で何でも自分からはやろうとしない生徒です。そしてその妹ちゃんが小学校1年生で、彼女はものすごくしっかりしていて「宿題も忘れちゃうから」と言って、メモ帳を持参して来るし、次のレッスンまでに直して来るところもしっかり自分でメモを取って帰ります。
同じ兄弟なのに、下の子は自分で宿題をコントロールしているのに対して、上の子は宿題をすぐに忘れてきてしまう。
この事象は何だろう??と気になっていたのですが、つい先日、あれ??と気がついたのは、
私が他の生徒に対しては「どんな書き方でも良いから自分で書いてね」と私は一切手を出さないようにしているのですが、そのお兄ちゃんの時だけは私がつい楽譜に書き込みをしていたことに気づきました。つまり、私が書き込んであげちゃうからそのお兄ちゃんが「自分から」にならなくなる!
そして、下の妹ちゃんは私は何もしない。宿題の印すらつけてあげません。→だから自分でやらなきゃいけない。→自分からやる子になる。
あ、そっか・・
そのお兄ちゃんをそうしたのは「先生である私なんだ」と気がついてしまったのです(汗、汗、汗)
そしてそのお兄ちゃんにその事実を伝えました。
生き残れる子供と生き残れない子供
そのお兄ちゃんに伝えた内容は次のような内容です。
「先生ね、今度からお兄ちゃんの楽譜に色々書くのをやめるね」と切り出して、その理由を伝えました。
その子に伝えたのは、「先生がやってあげちゃうのは簡単なんだけど、そしたらお兄ちゃんが育たないじゃない?」ということ。お兄ちゃんは「別に育たなくてもいいよ。」と言ったのですが、
例えば、この日本に水もなくなって食べ物もなくなったとしたら、自分で解決する能力がある子供は「解決する力」が付いているから、お父さんやお母さんとはぐれたとしても生き残れるんだけど、全部、人にやってもらっている子供は「解決する力が身についていないから、他の動物に食べられちゃったり、生き残れなくなったりしちゃう可能性もあるんだよ」と伝えました。
お兄ちゃんは、「え、それじゃぁ妹は生き残れるかもしれないけど、俺は死んじゃうかもね」と納得してくれました。
話はちょっと大げさだったかもしれませんが、自分で解決する能力を持っているか?人にいつもやってもらうかって極論を言ってしまえばそういうことだと思うのです。
私もつい知らず識らずのうちに、そのお兄ちゃんのペースに巻き込まれていたのかもしれません。
なので、それ以降、一切やってあげるのをやめることにしました。
その世界は自分が作り出していたのです。
この記事で、一体何が言いたいの???になるかもしれませんが、分かる人には分かる文章だと思います。
そうなんです。
自分からやってこない生徒を作ってしまっているのは、誰でもなくその先生自身が作り出している光景だということを伝えたいのです。
これだけで理解できないかもしれませんが、これは事実なのです。
なので、うちの生徒が自分からちゃんと楽譜にメモを書いたり、宿題をちゃんとノートに書き写して帰ったり、自分で宿題を決めてその宿題はちゃんとやって来る・・・そんな生徒になったのは、「私が何もしてあげなくなったから」。これが答えだと思います。
先生がちゃんとやりすぎると、生徒は何も出来ない、やってこない生徒に育つけれど、
先生がズボラで何もしないと、生徒は自分からしっかりやって来る生徒に育ちます。これは事実です。ズボラな先生(私)が証明します(笑)。
ちょっと分かり難かったかもしれませんが、今日のお話が分かる人にはわかってもらえたらいいなぁ・・と思います。(^^)
いつも、あなたがピアノで幸せになるのを応援しています。
今日も訪れていただきありがとうございました。
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