ピアノの音色が変わる演奏の時の身体の使い方

演奏姿勢で「ピアノの音色(音質)」がものすごく変わる!

Minna です。

今回は、演奏の時の姿勢が変わるとピアノの音色、つまりピアノの音色の質が変わるということについてお話していきます。

いつもは、基本になる部分、骨盤のことばかりを言及してしまうのですが、今回は「肩」と「足」についてお話ししていこうと思います。

演奏する時の「座り方」や「頭の位置」、「背骨の状態」が変わることによって、音が変わる!と言われてもピン!とこない方も多いと思います。

そういう方は、ぜひ思いつく範囲で構いませんので、色々な姿勢でピアノの音を出していただいて、音がどう変わっていくのか?の事実をご自身の耳で確かめていただきたいと思います。

いつものように、同じ内容を動画でもご紹介しています。

そして、このページの最後にYouTube動画を貼り付けておきますので、ぜひお時間を見つけていただいて「その音の変化」を感じてくださいね。

あなたはどのパターン?どんな姿勢があるのか?

 

 

まずはピアノに座った段階でどのような体の形があるのかということを、何種類かご紹介したいと思います。

 

1,背中が丸くなる亀の甲羅パターン

動画で説明している最初のパターンは、背中を丸めるパターンです。

背中をわざと丸めてみます。この背中を丸めたパターンの場合は、
ピアノを弾際には、どうしても手を大きく前の方に出さなければなりません。

背中を亀の甲羅のようにまん丸の状態にした場合、もし鏡で自分の姿を真横から見た場合に「背中が甲羅みたいに出っ張ってるの見える」ようになります。

この体制の時に、実際にやってみると気付くんですが、力を鍵盤の側に倒さないと自分の身体が支えられないのです。

つまり、この状態だと自分の体重が前に行きがちだということなんです。

すでにこの段階で、前に少しのめり込んで弾いてしまっているんですね。

2,「肩が内側に巻く」パターン

2タイプ目は、肩が内側に巻くというパターンです。

肩が内側(前側)に巻いてしまうと、首が見えない状態になってきてしまいます。


そうすると、鍵盤の音を出す時に、上から鍵盤を叩くという演奏の方法になってしまいます。

なので、この奏法ですと「いちいち音がぶれる」のです。

この場合、ドミソの和音を演奏した場合でも、「ソ」が大きかったりしたのがわかると思います。

なのでこれも安定しないのです。

肩の内旋については、別の記事でもご紹介していますので、以下にリンクを貼り付けておきますので参考になさってみてくださいね。

背中を丸めず、肩を巻かない演奏とは?

 

 

では、背中を丸めずに肩を巻かない状態というのは、どう弾くのがいいのかという話になってきます。

ここだけに関して言えば、

 

★首が見えていて、

★背中が見えない、

★肩がちゃんとまっすぐになっている。

 

という状態が理想だと言えます。

 

この場合、横から鏡を見ると、「背中に甲羅のようなものは見えていない」と思います。

この姿勢を保つことができれば、

鍵盤によりかかるわけでもなく、そして上下運動することなくピアノを弾くことができます。

この姿勢を保つと、

音量を変えているわけでもないのに、

前の姿勢の時とは、全然違った音(音質・音量)のピアノ音が聞こえるのではないかと思います。

ここまでが「肩と背中」のお話でした。

続いての姿勢の話は、身体のもう少し下パーツの話に移していきたいと思います。

 

ピアノ演奏に足の位置は関係あるのか?

次にピアノ演奏の時の足の位置について考えてみたいと思います。

一番問題なのは膝の角度です。

自分の足は、膝と踵の位置が揃っていれば自分からは見えないのですが、

ただ、膝と踵の位置が揃っていないと、自分で足を見ることができてしまいます。

これもやっていただければわかるのですが、

1,わざと足(踵)部分を膝よりもずっと前に出す

2.わざと足(踵)部分を自分の方に引き寄せてみる  

3. 膝と踵の位置を揃えてみる(踵の上に膝という風にする)。

 

この1−3の実験によって、いちばん身体に負担がないのが3番だということをご理解いただけるのではないかと思います。

骨盤を自分で曲げてしまう姿勢

 

今度は、足といえば足なのですが、実際には「骨盤」に影響が出てしまう演奏をしている方がとても多いという事実についてお話ししていこうと思います。

演奏の時に、左足を引いてしまう方が多いと思います。

この姿勢は、筆者自身がピアノを習い始めた時にピアノの先生から指導された部分です。

なので無意識にしているとピアノの前に座ると「左足を引いてしまう」というのが癖になってしまうのです。

ところが、この姿勢を解剖学的に考えると「骨盤をひねってしまう」という動作になってしまいます。

この姿勢も、実際にやってみていただけるとわかりやすいと思うのですが、

左足をうしろに引いてしまうことによって、骨盤自体が若干やっぱり安定しづらくなりますね。

なので、これもまた鍵盤に寄りかからないといけなくなってしまうんですね。

なので、こちら、このように揃っている場合よりも、こっちに引いてしまってるときの方が、鍵盤に対しての圧が当たりが強くなり、痛く感じる方もいるんじゃないかと思います。

椅子の高さは、演奏にどれだけ影響があるのか?


椅子の高さについて考えていただくためには、高さが変えやすい椅子を使うとよくお分かりになると思います。

動画内で使っている椅子は、高さを自由に変えられる椅子です。

椅子が高くなると???

椅子を高くすると、膝の角度がさっきよりも広くなっているのがお分かりになると思います。

この姿勢ですと、これ、鍵盤を上から見て覗き込むような形になっています。

なので、そうするとまたこれも寄りかかりたくなるんですね。

なので、やっぱりちょっと音がガタガタします。

椅子が低くなると???

それでは続いて、もうひとつの姿勢。椅子が低い場合について考えてみたいと思います。

椅子を低くしてみます。イスがすごく下がっていると、やっぱり前にこうやって倒れてこみたくなるんですね。

これはかなり極端な例かもしれませんが、イスの位置というのも是非考えてみたいところですね。

 

 

椅子がピアノにとても近い状態だと???

今度は、ピアノと椅子の距離について考えてみたいと思います。

イスをピアノに近づけるとこれもやっぱりすごく弾きづらくて、鍵盤に寄りかかっていきたくなるんですね。

なので、とにかく鍵盤に寄りかからないところの位置という、ニュートラルの位置をやっぱり自分で探すべきかなと思います。

自分に合った椅子の位置と高さを研究しよう

膝の角度が直角であること。そして膝が揃っていること。
自分のイスの位置は、それぞれの人の骨格や体系でかなり違ってくると思います。

ぜひ演奏される皆様が、ご自身の身体とピアノとよく向き合っていただいて、研究していただけると自分の場合の椅子の位置、自分の場合のピアノとの距離が見つかると思います。

手の形、指の形の研究方法とは???

全ての姿勢が自分の良い位置というものが見つかったとして、最後に出てくるのが「手の形」になると思います。

親指だけを見ても、爪を上に向けて鍵盤を押す。もしくは上から見た時には爪は半分しか見えない状態、つまり爪の横で鍵盤を弾くなど、色々な演奏方法があると思います。

親指を上にした状態で「ドミソを弾く」(小さく前にならえと同じような状態で)と今、「ミ」がちょっと小さくて、「ソ」はゴスン大きな音が出ます。

この形にすると、やっぱりこれもガタガタするということにお気づきだと思います。

今度は、親指が2の指の下に隠れるような感じ・・・・

このように、指の形や手の形、また姿勢に関してもご自身で研究するというのがとても大事なことだと思います。

 

まずは皆さまに姿勢の種類について実感していただきたいと思います。

今回ご紹介した方法以外にも、「首の位置」、また、肘の位置を変えて聞いた場合など、本当に重さがどこにかかるか、重心がどこになるかによって音が変わってきます。

 

姿勢を変えることによって、弾けるフレーズもあれば弾けなくなるフレーズもあります。

なので、本当に全ての身体の場所をどこに持っていくのか。どこに重心を傾けて、どこに重さを持たせないのか。

そういったことを研究していくと、音も変わるし、弾ける音も弾けるフレーズも変わってくると思います。

 

今回の動画では、生のピアノではなく、シンセサイザーという電気系のピアノを使用しましたが、この電気系のピアノでも音はかなり変わります。

楽器の性能であったり、楽器がアコースティックである、電子機器であるという、そういうことに関わらずに「姿勢や身体の使い方で音が変わる」という事実を知っていただけたらと思います。

そして姿勢への探求、自分の姿勢の見直しだったりとか、自分のことを知っていく楽しさを共有できたらいいなと思います。

 

ありがとうございました。

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