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ピアノの打鍵が弱い時、筋肉を鍛えるよりもコツをつかもう!
ピアノの世界で昔からなんとなく言われていることのひとつに、打鍵が弱い場合は指の筋肉が発達してないからだという説があります。
私も長年そう思い込んでいました。でも、本当にそうなのでしょうか?
今日から数回にわたってこのテーマでお話ししていきたいと思います。
小さい子でも難曲が弾ける、筋肉って本当に関係あるの?
ごくたまに、ものすごく小さい子供がかなりの難局を演奏しているのをテレビやYouTubeでみかけることがあります。
6歳や7歳の子供が、3歳からピアノをはじめたとしても僅か3年。増してや骨も安定していないクニャクニャの時期です。そんなに筋肉が発達するとは思えません。
そういう子供たちは、いったいどうやってピアノ打鍵の強弱をつけているのでしょう?
これから述べることは、私の勝手な想像も多分に含まれているのですが、私の中の事実がその考えの基になっていること最初にお伝えしておきます。
自分の身体の中に、強弱をコントロール出来るツボがある
実は人間はたいした筋肉がなくてもちゃんと「自立歩行(自分で立って歩くこと)」できます。
その証拠に、赤ちゃんは生後9カ月前後で歩き始めます。お尻が座って「お座り」が出来るのが生後半年ぐらい。その後、3〜4カ月はハイハイの時期が続きます。といことは、たったの4カ月程度で歩行するまでに至るわけです。
9、10カ月頃。最初はおぼつかない状態でつかまり立ちで立つという状態ですが、1、2、3週間と週を追うごとにしっかりと歩けるようになってくるのです。
これは筋肉が鍛えられるということも、その要因の一部ではありますが全部とは言えないと私は考えています。
本人がコツを掴む(バランスを取る)ということが、この大きな要因のひとつでもあるのです。
筋肉で頑張れちゃう人と、筋肉はなくてもバランスの良さで出来る人の違い。
この話をバレエ(踊りの)を例にしてお話ししますね。
私がバレエのレッスンを始めた頃、私とほぼ同じ時期にバレエを始めた人がいました。
ご存知の通り、バレエにはバランスを取る姿勢があり、私は両足でさえもつま先立ちでバランスを取るのがとても苦手でした。
その時に、そのもうひとりの人は、直ぐに爪先立ちでバランスをとって立てたのですが、指導者の先生がその人の立ち方は筋肉があるから立ててしまっているだけで、姿勢を見たら全然バランスが取れていないので意味がない姿勢だと言うのです。
意味、伝わるでしょうか???
別の言い方をしますね。
その人のバランス姿勢は一見ちゃんと立てているように見えるけれども、足、腰、頭の位置がちゃんとした場所にキープされておらず、たまたまその人には筋肉があるので出来てしまっているけれども、決して良い状態のバランス姿勢ではないということなのです。
ピアノも筋肉を鍛えるのではなく、自分の中でコツを掴む
ここまでお話を進めてきたので、頭の回転が早い方であればなんとなく理解してきているのではないかと思いますが、実は、ピアノもたくさんの練習をしたり筋肉を鍛えたりしなくてもコツを掴んでしまいさえすれば、簡単に音の強弱をコントロール出来るようになります。
お話がながくなってしまったので、この続きの記事で実際にどうやってコントロールするコツをつかめばよいのか?というお話をします。
強弱で悩んでらっしゃるかたがいたら、どうぞお楽しみにしていたければと思います。
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この記事が、どなたかのお役に立てたら嬉しいです。
いつも、あなたがピアノで幸せになるのを応援しています。
今日も訪れていただきありがとうございました。
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