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ピアノの指くぐりのやり方、コツとポイント(独学ピアノ応援・動画説明付き)

ピアノの指くぐりのやり方は、実はとても奥が深いテクニックです。

 

今日はリクエストにお応えして「ピアノの指くぐりのやり方、コツとポイント」と言うテーマでお届けしたいと思います。実は、「一言で指くぐり」と言ってしまうと簡単なテクニックと勘違いされてしまいがちなのですが「指くぐり」と言うのはとても奥が深くて、1回の説明だけでは説明しきれない部分もあるので、今回が「初級編」、次回、何かの折に「初中級編」と題してお届けしたいと考えています。今回は本当に入門編という内容でお送りします。いつものように説明動画もこの記事の最後の方に貼り付けておきますので、ぜひ参考になさってくださいね。

 

 

指くぐりは、前後のフレーズからいちばん良い運指を導き出しましょう。

 

まず、指くぐりの指の番号について説明しますね。ご存知の通り、指には番号が付いています。

左右ともに同じで、親指→1、人差し指→2、中指、3、薬指→4、小指→5がピアノの場合の指の番号です。今更説明の必要はないかもしれませんが、一応、左右対称の番号ということになります。

 

指くぐりの場合の指番号ですが、12121212で指を動かした場合も、これも「指くぐりの一種」であると言えます。また、123123、123123、これも指くぐりで、3の指を軸にして1の指を下からくぐらせませす。さらに、1234123というのもあります。この場合は、4の指を軸にして、1の指を下からくぐらせて演奏します。

 

この指番号というのは特に決まりはなくて、その前後のメロディや弾き方によって、どの指番号を使うのがいちばん良いのか?を自分で導き出して決めます。

初心者のうちですと、指くぐりの番号すら自分で決めるのは難しいと思いますので、楽譜に書いてある指番号を守るか?先生、もしくは弾ける人に教えてもらうと良いでしょう。

その曲が弾けるか?弾けないか?は指番号によって決まると言っても過言ではありませんので、指番号は慎重に決めてくださいね。

 

身体の動きを考えて、わからなくなったら「セーフ」の動きで!

 

実は、とんでもない指くぐりをしている人もたまに見かけます。(特にうちの生徒さん・・・汗)気持ちはわかるのですが、2の指を3の指で越す場合に、2の指の上から3の指を越してしまうなど。orz… これは身体の構造からしても異常な指の使い方なのでやめた方が良いです。

身体の構造を考えた場合、腕の動きというのは「セーフ」の回転でしか動けません(動画でも説明しています)。どういうことかというと、右手の場合は「反時計回り」でしか回転できないし、左手の場合は「時計回り」でしか回転できないのです。

試しに、え???と思う人は、右手で「時計回り」、左手で「反時計回り」の動きをやってみてください。身体が邪魔してその回転を続けることはできませんよね???ですから、セーフの動きをイメージして指くぐりのやり方を自分で研究してみてくださいね。

 

 

「指くぐりは」指で指を越すのではなく、肘を動かしたら「指が超えちゃった」というイメージで。

 

前回の動画でもご説明していますが、ピアノの鍵盤を演奏するときに「平面だけ」で演奏したくなる感覚の人がだいぶ多いようで、指くぐりも立体での演奏を心がけてみていただきたいのです。

どういうことかというと、指くぐりの時に、指で指を超えてしまおう!!!!という意識ではなく、肘を動かしたら「あら、そこに指がいた」というようなイメージで指を動かす感じです。(イメージの話なのでわかりにくかったらごめんなさい)

腕の筋肉や骨は連動しているので、無理に動かそうとするとスムーズな動きにはなりません。指だけを動かそうとするのではなく、肘や上腕部を動かすことで指が連動して動くような感覚を持つと、スムーズに指が動いてくれるようになってきます。(文章で伝えるのって難しいですね(汗)、伝わってくれますように・・・(願))

 

動画でも説明しています。

 

 

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