ドレミファソ
“ドレミファ”が軽く響く脱力フォーム
ピアノを使わないピアノ上達法、
みんなのピアノ・Minnaです。
今回のテーマは、超基本の演奏方法
ドレミファソをどうやって弾くのか?についてお話ししていきたいと思います。
内容としては
ピアノの音を、ドレミファソって弾くだけではなく、
体を使って音を響かせる感覚をお伝えしていきたいと思いますので最後までよろしくお願い致します。
ドレミファソの弾き方は、私自身もそうですが、
ピアノの先生やプロの方にも、かつてこんな内容で教わったという方が多いのではないかと思います。
昔は「ハイフィンガー奏法」といって、指を上げて下ろす、上からポンポン弾く弾き方が主流でした。


ですがこのハイフィンガー奏法という弾き方は、すごく体に無理があるのです。
今は、本当に自然に体を使って ふわっと落とすという弾き方を教えてくださる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
以前、かなり前ですが、同じ内容の動画を出した時に、とても評判が良かったので、
今回もう一度お伝えしたいと思います。
初心者さんはどうしても鍵盤を「押す」という感覚になりがちなのですが、
実は、そっと指を乗せるという感覚がすごく大事なんです。
この、鍵盤に指を乗せるという感覚を味わっていただくために、
この動画を見ていただいた方限定で、
指が楽になるタッチの練習のやり方を説明したPDFを特別に作りました。
名付けて、「指が楽になるタッチ奏法PDF」です。
このPDFをプレゼントしたいと思います。
これは、日常にあるすごく身近なもので、力をかけすぎない練習ができる内容になっています。
この動画を最後まで見ていただいた方に、受け取り方をご案内しています。
ぜひ最後までご覧ください。
この動画を見ていただくことで 、
指を落としてドレミファソを弾く感覚と、
さらにプレゼントもゲットできる、こんな内容になっています。
では動画をご覧ください。
1.「指を上げて下ろす」弾き方は無駄がある
昔ピアノを習われていた方が教わった弾き方と、今主流といわれている弾き方には、かなり差があります。
昔は、私もそうだったのですが、このように上から指を振り下ろすように弾くのが 正解というか、
先生にはこんな弾き方を教わりました。



これはハイフィンガー奏法といって、上の方から指を落とす弾き方です。
実はこれにはすごく無駄があるのです 。
ハイフィンガー奏法だと、弾く時に指を上げます。
指を上げてドを弾く、上げてレを弾く、上げてミを弾く…となります。
一番わかりやすい 「レ」で説明しましょう。
弾くときに、一回「上げる」という作業が必要になって、指を下ろすのですが
この、「上げる」という時間が、すごく無駄なのです。


レとミの指で「歩く」を例にとって説明しますと
歩く時に、足を高く上げて歩く、高く上げて歩く …という人はいませんよね。

普通はこうではなく、トントントントンと足をそんなに上げないで歩きます。
でも軍隊の行進は足を高く上げます。
昔の日本は戦争していて、軍国主義の考え方をしていましたから、そんな影響もあったのかもしれません。
そのような時代にピアノを習った人たち、
その時代にピアノを習って先生になった人たちが教えたお弟子の人たちは、
その時代の先生たちのことを学んでいるので、
理にかなっていない勉強の仕方をした方が多かったみたいです。
実は私もそうで、理にかなっていない先生に習ったところもあります。
良いとか悪とかではなく、そういう時代だったので仕方ないと思っています。
昔は、徒競走とかでも、足を上げることが速く走れると言われていた時代がありました。
水泳も、たとえばクロールを私が習ったどき 、引っ掻くように手を大きく掻き回すようなフォームを教わりましたが、
それをやったら「おじいちゃんに習ったの?」と言われました(笑)
今は流れるように動かすみたいですが、昔は引っ掻くようにと教わったのです。
抵抗が強くて、とても不合理なフォームですが、
それが主流だった時代がありました。
ピアノも同じで、一回指を「上げる」という時間が無駄なんです。
この弾き方でも間違いではないですが、
このやり方で弾いていると、先に進んだ時に頭打ちになってしまうのです。
一回ごとに指を上げる弾き方では、速い曲は無理なのです。
どうせなら最初から指をただ「落とす」弾き方を覚えてしまった方がいいので、
私は自分の生徒の子供たちには、時間はかかっても、最初からこういう弾き方をマスターしてもらっています。
2,ただ「落とす」弾き方
前置きが長くなりましたが、今日はその弾き方のご紹介です。
まず「ド」からスタートです。
構えは、昔から言われていますけど、卵がここに入るくらい

この第三関節の山、子供たちは「コブ」と呼んでいますけど、

ここが家でいうと梁の役目になるんですね。
この話をするとかなり時間を要するので、今日は割愛します。
ではドからスタートします。
1の指を斜めに置きます。
イメージとしては、頭にぽとんと落ちた水滴が、つつつ…と腕を伝ってきて


手首にきて、ドの指にきて、ぽとんと鍵盤に落ちました、みたいな感じです。
水滴がぽとんと水(鍵盤)に落ちた感覚で、ただストンと指を落とすだけです。


違う角度から見てみましょう。
このように親指をただひっかけているだけで、下に押さなくてよいのです。

このように鍵盤がスカスカしているんですが、音は鳴っています。


指を地面(鍵盤の底)までドーンと着ける必要はありません。
ひっかけるだけです。

これで十分です、指をただ落とすだけです。

次にレですが
このままぐっと人差指を手前側にずらして、下げるだけです。

できるだけ鍵盤の手前側を打鍵するようにしましょう。

鍵盤はシーソーと同じ原理で動いています。

鍵盤の手前側が高くなって、奥側が低くなっています。

なので、レ~と、できるだけ鍵盤の端(手前)を弾く方が楽に弾けます。
これも指を落とすだけです。

レ・ミ・ファは同じように弾きます。



慣れないうちは「レ」一音だけで〇を描く感じです。

ミ、ファも一音ずつ〇を描いてください。


指先の斜めのところしか鍵盤に触っていないのがおわかりでしょうか。

このように弾きます。
慣れてきたら「レ、ミ、ファ」で一個の〇を描く感じで弾いてもらえばいいのですが、

まずは、手を脱力しながら回す感覚を身につけましょう。
そうすると楽に弾けます。

ドを少し内側にして、猫の目を描くイメージです。

ドに親指を落とします。

レ ➡ ミ ➡ ファ ➡ ソ



「ソ」だけ指を少し中(鍵盤の奥側)に入れます。

「ソ」も端を弾いてしまうと、グッと回れないためです。
「ソ」で少し手をひっくり返します 。


上から見てみましょう。
ド・レ・ミ・ファ




ソでひっくり返します。
ひっくり返ったのがおわかりですか?


次に反対(右手の小指側)から見てみましょう。
このように、ソでクルっと回します。



ソファミレドの方は、このように、内側の猫の目を描くイメージで弾きましょう。





猫の目のような楕円が鍵盤上描くような感じです。

ドはただポトンと落とすだけ
レミファソと楕円を描いて行って、ソでクルっと回って、
ファミレドで楕円を描いて戻ってきます。

最初のうちは、ゆっくり、この速さで弾いてみてください。
また、脱力ができているかどうか、
指を鍵盤に置いたままフラフラフラと揺らして、確認してみてください。
脱力できているか確認する方法です。
レならレに右手の指を置いたまま、自分の左手で右手をパンと弾いてみてください。
右手がストンと落ちたら脱力ができています。
もしパンとはじいても右手が動かないとしたら、力が入っています。

最初は一音に1個ずつ〇を描く感じで 、
「レ」で〇を描く
「ミ」で〇を描く
「ファ」で〇を描く
というやり方でいいと思います 。
慣れるまでは、これでまったく問題ありません。
ソファミレドはただ降りてくるだけなので、意外と簡単にできると思います。
上りの方が難しいかもしれないです 。
ド ➡ レ ➡ ミ ➡ ファ ➡ ソ
今右手がカメラから見えなくなってしまいましたが、
右手はドレミファソと上っていって
左手はドシラソファと下がる



このような、左右に〇を描く動きを徹底的に身につけると、後で応用がききます。
同じ「ド」の場所から
右手 ド ➡ レ ➡ ミ ➡ ファ➡ ソ
左手 ド ➡ シ➡ ラ ➡ ソ ➡ ファ
左右一緒でもいいです 。
こんな感じです。
この方法で練習なさってみてください。
いかがでしたか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回やってみて、指に力が入りすぎているかも?
もっと楽に音を出せる方法はないか?
と思った方は、これからお伝えするプレゼントも活用してみてくださいね。
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