ピアノレッスン、宿題は誰が決める?先生?生徒が決めちゃいけないの?

私のピアノ教室では基本的に宿題は「生徒が決める」ことにしています。もちろん、全部生徒が決めるわけではないのですが(私も口を出しますし)、それでも最終的に「今週の宿題はコレとコレとコレ」というのは生徒が決めて約束をしてもらうことにしています。

もちろん、私も最初からこのスタイルだったわけではありません。何回かのマイナーチェンジを繰り返して今の形式に至りました。今回は、なぜ生徒が決めるのか?といったことについてお話しします。

 

 

先生が宿題を決めた宿題を生徒がやってこなかったとしても、先生にそれを責める権利はない

 

このタイトル、どういうことかというと・・・

 

そのピアノ先生のところに入門(入会・その教室に入ること)した時に、「全て何が何でも先生のいう通りにします」という約束をしたのなら別ですが・・ ま、そんなことはあり得ませんね(笑)

前置きはともかくとして、「先生が決めた宿題を生徒がやってこなかったとしても、先生にそれを責める資格(権利)はない」というのはどういうことなのかということを説明します。

「その宿題」に入っているのは「先生の気持ち」だけなんですね。「生徒の気持ち」は入っていない。

これがとっても大切な要素です。

 

生徒が宿題をやってこなかった場合、先生は自分の気持ちを「生徒に受け取ってもらえない」、だからイライラするし、「なんで、私の気持ちを受け取れないの?」と怒ってしまうのです。

 

でも、生徒側からすれば、その宿題に「その生徒の気持ち」は入っていませんから「宿題に対して納得していない」のです。だからやってこない。「納得している生徒」はやってくるはずです。

 

納得していないのに、その生徒がその宿題をやってきたとしましょう。それは、その生徒が「上手になりたいからやってくる」のではなく、「先生が怒るから」もしくは「お母さんが怒るから」その宿題をやってくる・・ということになります。

こうなってくると、宿題に対する「目的」が変わってしまいます。

 

つまり、

  1. ピアノが上手になりたいから、その宿題をやってくる」のではなく、
  2. 「怒られたくないから、宿題をやってくる」になってしまうのです。

 

これじゃぁ、ピアノが楽しくなるはずはありません。

 

なぜなら、1番が「喜びの感情」が目的になっているのに対して、2番は「負の感情・怒られたくないなど」が目的になってしまうからです。

 

 

人間の行動の動機は「喜びの感情」か?「負の感情」か?のどちらかしかない。

 

 

動機ってありますよね?つまり行動を起こす「素、元」になるものです。

人間は「動機」がなければ行動は起こしません(当たり前です・笑)。その動機は「喜びの動機」か?「負の動機」かのどちらかしかありません。

例えば・・・

 

喜びの感情を得るために

 

  • ピアノが弾けたら楽しい・・という気分を得たいから「ピアノを練習する」。→喜びの感情を求めている
  • ステーキを食べたら幸せになれる・・という喜びの気分を味わいたいから「ステーキを食べに行く」→喜びの感情
  • 英語が喋れるようになる・・・きっと楽しい生活になる→英会話を習う・英語を勉強する→喜びの感情

 

負の感情のために行動する

 

  • 子供が嫌いなニンジンを食べる・・本当は食べたくないけど食べる→お母さんに怒られたくなお→負の感情に対して
  • 嫌なんだけどピアノの練習をする・・・しないとお母さんが怒るから→怒られたくない→負の感情対して
  • 毎日働きに行く(本当は働きたくない)・・・収入を得ないと生活ができない→負の感情があるから働く

 

「喜びの感情による動機」と「負の感情による動機」を両方例をあげてみたのですが、少しご理解いただけましたでしょうか?

 

そして、とても面白いことに、この「喜びの感情」と「負の感情」って置き換えることができるんです。

 

どういうことかというと・・・

 

負の感情の方で例を出した「毎日働きに行く(本当は働きたくない)・・・収入を得ないと生活ができない→負の感情があるから働く」という内容は、同じ行動でも「逆に置き換えることが可能」なんですね。

 

例えば、「毎日、楽しくて楽しくて仕方ないから・会社に行く」という人も存在するわけで、その人たちは「喜びの動機」で会社に行っているわけです。つまり、同じ「会社に行く」という行動だけれど、動機が「喜びの動機」なのか?「負の感情なのか?」が正反対だということが言えます。

 

 

ピアノの練習も「喜びの動機」に変えていかなければ続かない

 

話をピアノの練習に戻します。

 

上記の「会社に行く」という話のように、「ピアノを練習する」というひとつの行動ですが、中には「練習が楽しくて楽しくて仕方ない」とか、「練習した後に弾けるようになるのが楽しいから」とか、喜びの感情を動機として「練習する人(子供)」もいる一方で、「怒られたくないから」とか「先生が怒るから」など負の感情から「練習するという人(子供)」もいます。

 

喜びが動機になっている人(子供)は、嬉しい・楽しいが持続していますから、どんどんやりたい!になるのに対して、負の感情(辛い・悲しい・嫌)が動機になっている人(子供)は、逆にどんどんやりたくないに変わって行きます。そしてピアノが嫌いになる。OMG……….(><)

 

 

ピアノの宿題や目標は、自分で決めて自分で実行する癖をつける

 

私たちピアノの先生はYesマンを作る職業ではないと私は思っています。

 

人間誰でもそうですが自分の意思が尊重されて喜びの動機に溢れるからこそ楽しくなるし、生きていくのも嬉しくなるし、ピアノを弾いて幸せになれる!のだと、私は思います(私の勝手な意見です)。

話を最初の「ピアノの宿題」の話に戻しますね。

 

ピアノの宿題を生徒本人が決める

 

ピアノの宿題を生徒本人が決めると、その宿題にはその生徒の意思が入ります。つまり、自分で決めたのです。自分で決めたので「自分でやろう」というふうに変わってきます。

 

もし、その宿題をやってこなかったとしたら「どうしてできなかったのかな?」と考えてもらいます。もしかしたら自分が思ったよりも宿題の分量が多かったのかもしれないし、今週はたまたま用事が多くてやってこれなかったのかもしれません。その結果を踏まえて、「じゃぁ次の週の宿題はこうしよう」と自分なりに工夫して自分で決めれば良いのです。

 

宿題をやってこられる分量とか内容は「その生徒それぞれ、その個性によって」変わります。

 

多くの宿題をやってこられる生徒(子供も大人も)もいるでしょうし、ほんのすこししかやってこられない生徒もいるでしょう。それは、個性なのでその生徒の意思を尊重して決めたもらいます。

 

そうして行くうちに、最初はすごく少なくしか宿題をしてこない生徒(子供・大人とも)が、少しずつ宿題の分量を増やせるようになってきて1年、2年後にはかなりの量の宿題をこなせるようになってきたりもします。これはその生徒が自分の力で成長してきた証だと言えるでしょう。

 

この記事を読んでいらっしゃる方が、先生の立場の方なのか?生徒の立場の方なのか?私にはわかりませんが、それぞれの立場で読んでいただいて、それぞれの方に違う形で良いアドバイスになったら嬉しいです。

・・・・・・

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2 件のコメント

  • ◼️質問の内容
    ピアノレッスンの時間について
    ◼️詳細
    現在、私は月に2回レッスンを受けています。
    1回の時間は30分です。レッスンの内容は、バイエル:15分テキストの練習曲:15分。最近思う事は、いつも時間がもう少し有ればいいなと感じています。もう少し先生との会話がとれる余裕が欲しいと思います。40分にしたところで変わる事なのか?そもそも30分という時間配分について、厳しのかどの様に思いますか?よろしくお願いします。

    • 山本 様

      コメントありがとうございます。

      レッスン時間の配分は先生によるでしょうし、受ける側の生徒さんのタイプによっても変わります。
      ただ、大人の方と考えると月に2回で1レッスン30分のレッスンは、私の場合は経験がありません(お勧めしません)。
      1回30分をご希望される方はほぼ毎週いらっしゃいます。逆に月に2回程度を望まれる方は、1回のレッスン時間は最低でも45分お取りする感じになります。これも体験レッスンをしていただいた上で、ご自身が判断されます。
      生徒さんによっては、1回のレッスン時間が1時間、1時間半、2時間を希望される方もいらっしゃいます。(その代わりに回数を減らしている感じです)

      (そもそも、山本さんが目指す方向にバイエルという教材が本当に必要なのか?ということも分からないでこのお返事を差し上げています)

      >40分にしたところでレッスンが変わるのか?

      これは、先生によるでしょうし、受ける側の山本さんにもよると思います。

      先生が変わらなければ、山本さんがその時間をコントロールしなければならないと思います。
      色々考えるよりも、まずは今の気持ちを今の先生に相談してみてはいかがでしょう???
      その上で、良い方向に動くようであればそのままレッスンを継続し、
      あまり望む方向に行かないようなら、先生を変えるという選択肢もあるのかもしれません。

      お役にたてば幸いです。

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