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人に感動してもらうピアノ演奏をするには?

人に感動してもらう演奏はどうすれば良い?

 

以前、人に感動してもらう演奏をするにはどうすれば良いか?という質問をいただいたことがあります。今回は、その時にお答えした内容をご紹介していこうと思います。

 

その質問は、

2週間後に発表会を控えています。

人に感動してもらえる演奏をするにはどうすれば良いでしょうか?

 

という内容でした。

私の回答は、

 

答えはありません。

不可能です。

とお返事させていただきました。

人に感動してもらう演奏ができない理由

 

もうちょっと具体的なお話をしていきますね。

 

例えば、演奏するのがAさんだとすると、

その曲を聴いている 

Bさん、Cさん、Dさんは、それぞれにAさんの演奏に対して、いろんなことを思うのです。

 

そして、その「Bさん、Cさん、Dさん」が思うことは、こちら側(演奏者側)では決してコントロールできないという事実があります。

 

つまり、そう思っているのはBさん、Cさん、Dさんの思考であって、Aさんは「感動してーー」って念力を送ったとしたって、そりゃぁ無理っていうものですよね?

 

これも以前、同じ内容を記事として書いた記憶がありますので、「その話知ってるよー」という方はごめんなさい。

 

でも、ここからは新しいお話です。

 

問題と言って良いかどうかわかりませんが(私は「世の中には問題はない」と思っているタイプの人間なので・・・)、

 

あなたはなぜ人に感動してもらいたいのか?

 

つまり、その人は、なんで「人に感動してもらいたい」という思考を持っているのか???ってところがとても気になってしまうのです。

 

その人の中に、

・「感動してもらえない演奏はダメ」と思っている何かがあるのか?

・演奏は、感動してもえうべきという考え方を持っているのか?

・その人の「過去のどこかの時点」で、

 人に感動してもらう→良いことというインプットがされているのか?

 

その時はその人には詳しくは聞けなかったのですが、

あなたは、なんか気になりませんか??

 

 

「人にどう思われる?」が気になるのはなぜ?

 

「人にどう思われているのか?」ということを気にする人というのは、自分に自信がないんです。なんてサラッと言ってしまいましたが、私もそういう時期があったので、その気持ちはよーーく分かるのです。

 

人にどう思われているか?が気になるということは、焦点が自分じゃなくて「相手にある」ということなんです。

つまり、焦点がコロコロ変わってしまう。

私はよく「風見鶏」を例に出すのですが、風見鶏は風の方向によって向いている顔の方向が変わってしまいます。

「最初に自分がある」のではなく、「相手によって姿を変える」という性質を持っていると言えます。

この相手によって姿を変えるというのは、ある年齢(子供時代や学生時代)まではとっても良いことかもしれないのですが、大人になると(この場合の大人は20歳という意味ではなく、精神的な大人という意味です)「自分がない人」になってしまうという感じです。

 

自分がない人は、常に対象物を求めなければなりません。

そうじゃないと生存が厳しいからです。

そして、かなり疲れるんじゃないのかな???って気もします。

 

「自分を持つ」→「自分で自信をつけていく」こと

 

「自信がない」ということを掘り下げていくと、「どこか?」もしくは「何か」で「自信がなくなった」という事実がその人の過去の中にあることに気づかされます。

 

私の場合で言えば、ずっとエレクトーンを演奏していてピアノを始めたのが大人になってからなので、ピアノの先生から「あなたはずっとエレクトーンだったから、この指がこうなのよね」とか「ここが下手なのよね」という言葉をかけられていたんだといことに気づかされました。

 

決して、その時の先生が悪いということを言いたいのではなく、きっとその先生もそこまで気が回らなかったのだと思うし、それによって私が傷ついていたことに気づかなかったのだと思います。というか?そういうつもりもなかったのかと???

 

言葉の受け取り方は人それぞれですから、簡単に言っちゃば、私が勝手に傷ついていただけなんですけどね・・・(笑)

今となっては、「笑」しかありませんが・・・。

 

大人なら、自分で自分を育てられる!

 

あの時、あの人の言葉で私は傷ついたのよ!!!と声を張り上げても何も解決しません。

それに、前述しましたが、同じ言葉をかけられても傷つく人もいるでしょうし、全然傷つかない人もいるでしょうし、別の考えを持つ人もいるでしょうし、当たり前のことですが100人いれば100通りの感じ方、考え方が出てくるわけです。

なので、「私はこう思ったのよ!!」と声を大にして叫ぶ必要って本当にないのです。

自分のために何をすれば良いかと言えば、(自分の中の)そう思う心に向き合ってあげて、自分で自分を育ててあげれば良いのです。

もしかしたら、あなたは、未熟だった先生に自信をつけさせてもらえなかった生徒のひとりである可能性も高いのかもしれません。

でも、「その過去の中にずっといる必要はない」のです。

 

自分で自分を育ててあげて、自信のあるピアニスト(ピアノの生徒、ピアノ学習者)になれば良いだけのことです。^^

 

ピアノ演奏でも、ブレない自分を作るためには・・・

 

ピアノ演奏で、ブレない自分を作るために必要なことをいくつかお話ししていきますね。

 

大事なことは、

1、自分の考えを疑うこと

 

その考えは当たっているのか分かりません。できないと思い混んでいるだけで本当はできるのかも???

 

2、教えられたことが正しいと思わないこと

 

先生だって人間です。間違っている場合もあるかもしれません。

また時代によって理論が変わって来る場合も数多くあります。過去が正しいとは限りません。

 

3, 過去の経験をもう一度冷静に見つめなおしてみる

 

今のあなたと過去のあなたは同じ人間ではありません。経験も積んでいるし、考え方だって変わっているはずです。その変わったあなたが過去のあなたを検証してあげてみてください。

 

 

将来のあなたに向けて・・・

 

もしかしたら、今日も「全くわけわからない!!!」と思うことをお話ししているかもしれません。

 

なんとなくわかるけど、なんとなくわからない・・という状態かもしれません。

私はそれで良いと思っています。

 

明日かもしれないし、10日後かもしれないし、5年後?10年後かもしれないけれど、いつかこの話を理解してくださる日が来ると私は思っています。

 

ぜひ「風見鳥」ではなく、ブレない自分を持った演奏ができる人になってもらえたら・・・と願っています。

 

そして、私はいつもあなたを応援しています。

今日も最後までおつきあい頂き、ありがとうございます。

 

ピアノの幸せ配達人・Minnaがお送りいたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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