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発表会、そのギリギリの時間まで、まだまだできることはたくさんあります。
曲が形だけでも出来上がってしまうともうできることはないと思ってしまいがちですが、実は演奏をよりよくできるために一番大事なのがここからの練習です。今回は、譜読みも終わり、そこそこ弾ける状態になってから、さらにできる、やらなきゃいけない練習方法についてご紹介します。
この記事は「ピアノの発表会までの練習方法と曲の仕上げ方」に関する記事の第3回目です。本当は1、2回で書きおわるはずだったのですが、書き始めてみたら思ったよりも内容が膨らんでしまい、今回で3回目になってしまいました。今回で終わるのでしょうか?自分でこうやって書きながら、終わらなかったらどうしよう?とも思ったりもしています(汗)
これまでのお話、3−1、3−2も合わせてお読みください。
先にリンクを貼り付けておきますね。↓↓↓
仕上げの段階に入ってからやるべき練習とは?
両手で演奏しながら拍子を口で言って最後まで弾く「拍子練習」をやってみましょう。
私、Minnaが必ずこの段階でやるのは「拍子練習」です。
詳しく説明すると、その曲が4分の3拍子だとしたら「123、123・・・・」と口で言いながら愛護まで演奏します。8分の6拍子だったら、「123ー223、123,223・・・」という感じですね。
これを口で言いながら最後まで演奏するのも結構大変な作業なのですが、実はこの練習をすることで、テンポの崩れを直したり、勘違いしている拍に気付けたりする場合があります。
ぜひ練習方法のひとつとして取り上げていただけたら・・・と思います。
録音して誰かに聞いてもらう or 誰かを捕まえて聴いてもらう。
聴いてもらう相手は誰でも良いです。他の人というところがポイントです。ピアノが分からないという人でも良いので協力してもらって演奏を聞いてもらいましょう。「人に聞いてもらう」練習にもなりますし、うまくすれば「分からないなりにも・・・」のアドバイスをもらえるときもあります。自分の耳じゃない耳を使ってもらって、その反応を教えてもらうのです。絶対に良いアドバイスになるはずです。また、聞いてもらうことによって自分自身が緊張もします。その緊張に慣れるステップとしても、この練習方法は有効です。
録音したものを自分の冷静な耳で聞き直す。
やっているようで意外とやっていない人が多いのが、録音練習です。これも、上記と同様、録音していることにより、緊張を重ねるという練習になります。また、録音は鏡と同じような役割を果たしますので、演奏している時には気づかなかったけれど、録音したら自分の音に気づいたという場合もたくさんあるのです。ぜひ、録音練習もおこなってくださいね。
「ま、いっか〜の罠」に用心。やりきったら後悔はしない(かも?)。
実は、私も人のことは言えたような立場ではないのですが、どんな人間でも、ついつい「ま、いっかー」の罠にハマってしまう場合ががあります。「ま、いっか、こんなもので」「ま、いっか誰も気づかないだろう」「ま、いっか1回くらい間違えても・・」etc……
この「ま、いっかー」は確かに他の人には気づかれないかもしれませんが、自分自身の心がいつまでも覚えているのす。後になってから「あの時、まいっかーで済ませちゃったんだ」という事実は決して消えません。
自分の心の中に、この程度で済ませてしまったという気持ちが必ず残ってしまうものです。
この場合は、逆に「これだけやったんだから失敗したとしても後悔ない」くらいのことをやっておけば、少なくとも「後悔する演奏」にはなりません。
ま、いっかーをやめて、ギリギリまで頑張る!そうすれば、結果などはどうでも良いと思えるようになるでしょう。自分はやれるだけのことはやったのですから・・・。
演奏中に考えることや呼吸のことまで決めておく
本番中に緊張してしまうというのは、演奏中でありながら「失敗したら嫌だな」「失敗したらどうしよう」「恥かきたくないな」などと言った雑念が頭の中をよぎってしまうから起こる現象です。
だったら、先に演奏中に考えることを決めておくのもひとつの方法です。
例えば、呼吸する場所(息を吸う場所、息を吐いていく場所など)も曲のこの辺り・・と決めておくのです。
また、「こうなったらこうしよう」という内容をできる限り予想しておいて、その方法も決めておくのです。
舞台を歩く練習、止まる練習、お辞儀をする練習、弾き終わった後にお辞儀をする練習など、演奏だけでなくその前後の動きも全て予定に入れて練習しておきましょう。
ぬいぐるみをお客様に見立てての発表会ごっこの練習
最後の仕上げは、本番シュミレーション練習です。
この場合は、当日着る衣装や靴なども身につけて、本番さながらの練習を行ってください。
発表会の会場は(先生や会場にもよるとは思いますが)、別の日程でも借りることが可能なはずです。
舞台の照明などを使わなければ、かなり安くその場所を借りることもできるはずです。
できたらホールを借りてしまって、本番さながらの練習(お辞儀の練習付き)を積んでおくと、アウェイの場所で無くなる可能性もあります。
お金と時間が許せば、そこまでの練習を行うことをお勧めいたします。
他の記事にも書きましたが、「緊張を取る、リラックスする」という結果のためには、回数を重ねるというのがとても効果的です。
発表会前には、同じ場所での演奏を実際にやっているというトレーニングもとても効果的ですので、お金と時間が許すのであれば、ぜひ取り入れていただきたいと思います。
それでも納得できない演奏になってしまったら、「悔しさ」が残る。
これまで書いてきた記事の内容をぜ〜〜んぶやって、それでも実際の演奏が終わって「納得できない演奏」になってしまったらあなた中にどんな感情が残ると思いますか?後悔?悲しさ???
私の場合だけかもしれませんが、私の場合は「悔しさ」だけが残りました。「あーー、悔しい!もう1回やりたい!もう1回やらせてーー!」という不思議な感情・・・。
これって、ここまでやったからこそ湧き上がる感情なんじゃないかと思うのです。
そりゃ、本当に満足!!!という演奏ができるのが一番良いのですが、スケートの大会などの様子を見ていてもそうですが、本番に実力を出し切るというは本当に大変なことなのです。じゃなければ「成功者ばっかり」になってしまいます(笑)
完璧に成功!!!を目指したいのはもちろんですが、「悔しさ」が残ったとしても、それはそれで成功なんじゃないかと私は思っています。あなたはどう思いますか?
今日まで3回にわたってお話ししてきた「発表会前の練習方法と曲の仕上げ方」の記事に関しては。少しでもあなたのお役に立ちましたでしょうか?
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今日もあなたがピアノで幸せになれるために応援しています。
今日も訪れていただき、ありがとうございました。
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