大人になっても耳は育つ!
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これまで
第1回〜第7回まで。私(Mari )が
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脱力を習得できるようになってくるまでのお話を
お伝えさせて頂きました。
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少しでもお役に立つ内容がありましたでしょうか???
これまでのお話をまだお読みでない方、
もう1回読んでみたいと思われる方は
以下のURLからお読みいただければと思います。
①音大卒でも辛かったピアノ人生
https://minapia.com/post_lp/mari-birth1/
②ピアノは指で弾かないって???
https://minapia.com/post_lp/mari-birth2/
③ピアノ脱力って?
https://minapia.com/post_lp/mari-birth3/
④過去を捨てる
https://minapia.com/post_lp/mari-birth4/
⑤2年の取り組み
https://minapia.com/post_lp/mari-birth5/
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自分も生徒さんも進化していく!!!
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最近大人の生徒さんに
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「最近、我が家のピアノの音が、
先生のピアノの音と同じように変わってきたんですよ」
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と言われ・・・・
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え・・ ???
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どうやら、その生徒さんは
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自分が変わったのではなくて
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ピアノの状態が変わってきたと思ったらしいです(汗)
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私:
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「それってピアノが変わったんじゃなくて、
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Sさんの
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弾き方が変わったから
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音が変わったんですよ〜」
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とお伝えしたところ、
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「え!そうなんですか???
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てっきり
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自分の家のピアノが
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変わったと思ってました」
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と言う会話になりました(*^^*)
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Sさんは以前から
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ご自宅のグランドピアノの音が良い音がしない、
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と悩んでいらしたのですが、
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私がピアノ塾で脱力を学んでいたので
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私と一緒に「脱力」を一緒に勉強してきて、
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ご自分の音が変化したのに、
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「ピアノが変化した」と
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勘違いしてしまっていたようです。
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とはいえ、私が凄いな・・・と思ったのは
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この音の変化に気づいた
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と言うことです。
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Sさんは私に20年師事してくれているのですが、
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Sさんの演奏は
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本当に
ガチガチに身体も手も固めて
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弾いていて、
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正直これは
手に負えないかも・・・と、
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ずっと思ってきた生徒さんでした。
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ところが私がピアノ塾に入塾し、
同時にピアノ塾での
取り組みをレッスンで取り入れていく中で
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その硬さが抜けてきて、
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動かなかった指もスルッと動くようになり、
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今まで弾けなかったようなフレーズも
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弾けるようにまでなりました。
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そして何よりもすごいなと思ったのは、
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Sさん自身が、
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抜けた「響きのある音」が
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分かるようになってきたの
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です。
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そう、Sさんは、
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大人の人でも
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「耳が育つ」と言うことを
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立証してくれたわけです。
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私は、
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この「良い音を聴き分ける力」と言うのは
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楽器を演奏する上で
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最も大切なことではないか、と思っています。
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脱力は耳と身体の答え合わせ
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良い音というのは、
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何を「良い音」と定義するか
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にもよるのですが、
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意外とこのピアノの音の聴き分けと言うのは
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ピアノの先生でもなかなか出来ないのです。
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そして私も出来なかったひとりでした。
(お恥ずかしい・・・)
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ピアノ塾で「音の聴き分け」を
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ピアノの先生のみならず、
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趣味でピアノをされている方と一緒になって勉強致しました。
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結局、
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人の身体の中が今どうなっているかはご本人しか分かりませんが、
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それが音となって表現されたとき、
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その音が「スコン」と抜けた音だと、
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「今脱力できましたね。」
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という
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答え合わせが出来ますよね。
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私のレッスンに来られる生徒さんにはまず、
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良い音を知ってもらうことからはじめ、
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その音になるための
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姿勢・身体の使い方を勉強していきます。
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今うちのピアノの弦は切れなくなりました。
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(私一人でやってたことですが・・・)
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話がそれちゃいましたが、
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Sさんも私と一緒に脱力の勉強に取り組んでいく中で、
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「良い音の見分け方」が出来るようになったのです。
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なので、Sさんも私と同様、
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今ピアノの練習が楽しいそうです。
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何よりもご自分で
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「今抜けた音がでた!」と
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言う事が分かるようになったことが
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嬉しくて仕方がないみたいです。
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20年も習いに来てくれていて、
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その硬さをなかなかとってあげられなくて、
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当時は本当に申し訳なく思っていましたが、
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私が みんなのピアノで学んだこのスキルを使うことで、
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彼女の力みがとれたことは、
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私のさらなる自信と確信になりました。
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これまでの8通のお手紙で
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おおよその概要ではありますが
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私がこれまでみんなのピアノで学んできた内容を
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お話しさせて頂きました。
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私のつたない文章を最後までお読み頂下さり、
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本当に本当に感謝申し上げます。