⑤2年の取り組み

⑤2年間、取り組んできたこと

 

いよいよ5回目、やっと核心に迫ってきたような気がします。
これまでのお話を読んでいない方、

忘れてしまった方は
以下のURLをご覧くださいね。

①音大卒でも辛かったピアノ人生
https://minapia.com/post_lp/mari-birth1/

②ピアノは指で弾かないって???
https://minapia.com/post_lp/mari-birth2/

③ピアノ脱力って?
https://minapia.com/post_lp/mari-birth3/

④過去を捨てる
https://minapia.com/post_lp/mari-birth4/

今日は

私が2年間、みんなのピアノで何をしてきたのか???についてお話しさせて頂きます。

最後までよろしくお願い足します。

内観力を高め、自分の身体に取り組んだ1年間

最初の1年間は、
ほぼ「坐骨を真っ直ぐ立たせて座る」ことが出来るように、
日々身体をほぐしたりストレッチをしたりの日々を過ごしていました。
ほぐし?
ストレッチ???
と思う方も多いかと思いますが、
これは私(Mari )の場合であり、
他の人の場合は、
またアプローチが変わってきます。
あくまでも私の場合でお話しすると、
私は反り腰がひどく
それを矯正するためのお腹のインナーマッスルがほとんど働いていなかったせいで
「お腹を引き上げる」と言うのも結構大変でした。
「え!それだけのこと???」
と言われそうですが、

まず、私には

身体の内観力」というのがありませんでした。

 

先生方に、

◯腕を上げるとココが痛いでしょ?
◯その姿勢だと 腿の前の筋肉が張るのがわかりますか???
↑↑↑
こう言われても、全然理解できなかったのです(汗)
長年染みついた身体のクセが本当に手強くて、

なかなか自分の身体がどうなっているのか理解出来ずに、

◯痛みにも鈍感

◯筋肉の動きにも鈍感

◯腰が痛いな〜程度の認識しかありませんでした。

 

また私自身が 反り腰」でありながら
その「反り腰の状態」というのもよく分かっていませんでした。
(もちろん今は、身体センサーが鍛えられたので
ちょっとした身体の変化にも気づけるようになってきています✨)
みんなのピアノ に入るまでは、

運動もしない、自分の身体にも興味もなかったので

こんな私でも「脱力」出来るのかしら???

と思うことも結構ありました。

ピアノと身体の密接な関係

以前の私のピアノに座るスタイルは
とても椅子を高くして、上から体重をかけるようにピアノを弾いていました。
その方が速く指も動いていた(と思い込んでいた)からです。
その前傾姿勢のせいで、腕や足は固定され身動きが取れず、
わざわざ指が回らないように 自分で自分の首を絞めることをしていました。

ところが、ただ「座る」ことを極めていただけなのに

自分自身で坐骨を感じながら椅子に座るということを覚えてから(数ヶ月も経たない間に)
椅子を低くしても安定してピアノが弾けるようになりました。
(と言うより低い方が弾きやすくなったのです)
そしてあんなに苦労してたペダルが、何故だかスムーズに踏めるようになっているではありませんか!?

本当に「みんなのピアノ」での経験は、

ピアノ演奏に効果が高くて(ピアノを弾く練習じゃないのに)驚くことばかりだったのです。

身体と心の学びは一生もの

みんなのピアノ の学びの中では
これまでのピアノ人生で聞いたことがないような言葉や内容もありました。
「親指主導」と「小指主導」の内容も大変興味深く、とはいえ「 理解がなかなか進まず」苦労いたしました。
身体の仕組みを勉強するとともに、ピアノの音の鳴る仕組みも勉強することで、
いかに余分な力で鍵盤を押していたか、と言うことに気づくことが出来ました。
身体のクセと同様  脳のクセ、
考え方のクセ(これはマインドセットという勉強です)に気づきを頂き、
私の人生そのものを変えることができました。

そして今の私の課題は「脇の筋肉」で音をコントロールすること。

今、そのような内容で脱力の研究を続けています。

ピアノの勉強もそうですが、
この「ピアノ脱力」も終わりがあるのか、ないのか・・・
ピアノにおける身体の学びは、
ピアノ演奏の学びや人生の学びと同じなのかな~と最近思うようになりました。
どこまで自分が突き詰めたいのか、
それは自分次第だと思います。
次回は 『学ぶ上で欠かせないお仲間や環境』と題してお話させて頂こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
そして次回も文章の中でお会いできたら嬉しく思います。