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指の使い方&第3関節が使えない理由とは?
ピアノde幸せコンサルタントのMinna です。
今回のテーマは「第3関節が使えない」についてです。
みんなのピアノでは以前より、ピアノを演奏するとき指の第3関節の使い方がとても重要になることをお話しています。
しかし、頭では理解できても、いざ演奏しようとすると使えないというお声をよく耳にします。
今回はその「使えない」という原因と解決のヒントをご紹介したいと思います。
いつもの通りこの記事の最後に、実際の生徒さんの手の形を見ながら説明している動画がありますので、そちらも参考にしていただければと思います。
◇第3関節が使える(上がっている)ってどういう事?
そもそも第3関節が使える(上がっている)とはどういう事でしょうか。
ピアノを弾くイメージで手をテーブルに乗せ、それを横から見たときに、
親指を除く各指の第3関節がそれぞれ一番高い位置にあり、一方は手首に向かって下がり、もう一方は第2関節、第1関節を通って指先に向かってなだらかなアーチを作って下がっている。
これが、第3関節が使えている(上がっている)ということです。
第3関節が山の頂上だとすると、手首と指先がそれぞれ山の麓というイメージです。
◇第3関節が使えない(上がらない)原因
第3関節を頂点としてアーチを保てないのはなぜなのでしょうか。
考えられる原因を挙げてみましょう。
- 第2関節が第3関節より上がっている(第2関節で指を支えている感じ)
- ①の影響で第一関節が落ちてしまっている(きれいなアーチを保てていない)
- 手首が第3関節よりも高くなっている
- 肘が下がっている
- 卵を持っている様なイメージで軽くアーチを作るが、それが十分保てていない
◇どうすれば使えるようになるの?
では、この原因から解決のヒントを見つけましょう。
先程挙げた原因の中で、まず着目するのは④の肘の高さです。
関節の仕組みからすると、肘が下がっていると手首が上がります。
手首が上がった状態では第3関節を上げることは出来ません。
そこで、脇に空間を持たせて肘を軽く上げてみましょう。手首を下げる事ができると思います。
そして、⑤のアーチを保ちながら第3関節を引き上げると第2関節が下がり、同時に第1関節が上がってなだらかなアーチが作れると思います。
ついつい指や手自体の問題と考えがちですが、実は脇にヒントがあったのです。
◇実験をしてみましょう
2つの違う手の形にそれぞれ上から力を加えて手が潰れるかどうか、という実験をします。
一つは、脇に空間がなく、肘が下がって第2関節が支点となっている形
もう一つは、脇に空間を持たせて肘が上がり第3関節が支点となっている形
結果は….
前者は簡単に手が潰れてしまいますが、後者は潰れません!
つまり、第3関節が使えていると、各指の重みや手の重みがしっかり鍵盤に伝わるのです。
この事からも第3関節の使い方がピアノ演奏にとても重要だということをご理解いただけると思います。
第3関節に関する記事まとめ
以下に、第3関節に関する記事をまとめました⭐️
このページのいちばん下に動画を貼り付けてあります。そちらも参考になさってくださいね。
https://minapia.com/mamushi-yubi/
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